ONE PIECE×アドラー心理学④〜真の共感とはなn
共感力が高い人は女性にモテると良く言います。
リーダーにとっても共感力、大切ですよね!
ただ、この共感について、多くの人が誤解しているとアドラー心理学では言われています。
どういうことか?
例えば、女性と話をしていて、同意を求められた時、
「うん。うん。分かるよ!」
とただ同意することは、単なる同調であって、共感には当たらないというのです。
では、『真の共感』とはなんなのか??
アドラー曰く、
『他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じること』
こそが真の共感だとのことです。
われわれの多くは
『自分の目で見て、自分の耳で聞き、自分の心で感じようとしてしまう。』
これでは、真の共感とはほど遠く、ただのひとりよがりとさえ言えるかもしれません。
さて、この真の共感について、
ルフィが分かりやすく実践してるところを見つけたので、紹介させてください(^ ^)
場面は、魚人海賊団船長、アーロンとの戦いのシーン。
ちなみに、ルフィの仲間、ナミは故郷の村のみんなを守るため、その天才的な才能を買われ、10歳からずっとアーロン一味の測量士として海図を書かされていました。
しかも、自分の母親はアーロン一味に殺されています。
自分の親の仇の仲間になって、小さい頃からずっと働かされるなんて、その辛さは想像も出来ません(>_<)
ルフィとアーロンは激闘を続き、その最終局面でナミの仕事部屋、測量室にたどり着きます。
その部屋には、8年かけてナミが書いた海図や血の滲んだペン・・・。
そこでのアーロンとの印象的な会話。
『ここで海図を書くことがナミにとって1番の幸せなのさ!お前にこれ程効率よくあの女を使えるか!!?』
というアーロンの言葉に、
『つかう??お前あいつをなんだと思ってるんだ!!』
とルフィは激昂します。
それからルフィは攻撃対象をアーロンではなく、その部屋の机や海図、壁に切り替え始めます。
これは、一見かなり無駄な行為ですよね。
そんな無駄な体力を使わずに一刻も早く敵を倒すことを最優先するべきです。
なぜ、ルフィはこんな行動をとったのか??
ここで、冒頭の『真の共感』の話に戻ります。
『他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じること』
ルフィはまさに
『ナミの目で見て、ナミの耳で聞いて、ナミの心で感じる』
『真の共感』をしていたのです。
「・・・やっとあいつを助ける方法がわかった・・・!!
こんな部屋があるからいけねェんだ!!!
居たくもねェあいつの居場所なんて
おれが全部ぶっ壊してやる!!!」
↑の言葉は、全てを感じとったからこそ出てきたルフィの言葉です。
それを遠目で見ていたナミも感謝の涙を流しています。
この戦いの後もルフィは仲間からだけではなく、たくさんの人から愛されていきますが、その大きな理由のひとつがこの、
『真の共感力』
であることは間違いないです。
今日の文章を読んで、「大切なのは分かったけど、自分にはとても無理!」と思う人もいるかもしれません。
ただ、安心してください。
アドラーは
「共感とは、他者に寄り添うときの技術であり、態度だ。」
と話しています。
技術である限り、努力すれば、必ず身につけられるはずです♫
『他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じること』
是非これから実践してみてください☆
今日も読んでくれてありがとうございます!
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