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カフェで圧倒的なマイノリティーになった

今夜は、昨今よくあるマジョリティーとマイノリティーの話。

どうもこんばんは。一昨日くらいにnoteを久しぶりに書いてから、ちょっとハマっているかもしれないです。長いことやっていなかったゲームにハマるあの感覚。まぁ最近時間に余裕が出ているっていうのもあるんですけどね。


昨日、とあるカフェに行きました。小説を読み進めるために。今読んでいるのは早瀬耕さんの『未必のマクベス』という小説です。近所の書店によく行くんですけど、目の付きやすいところに長いこと平積みになって置かれていてポップなども大々的に置いていたため、先月ついに買いました。ちょうどストーリーも中盤に突入しておもしろくなってきています。そのカフェというのは、パソコンで作業するというよりは小説を読むのにぴったりな雰囲気なんです。程よく薄暗くて、基本的には静かで、コーヒーやケーキが美味しくて。小説をしっかり読み進めたいときはよく行きます。今、基本的に静かと書いたのは、昨日言ったときは大学生らしき3人組が大きな声で単位ヤバイ・卒業ヤバイなどと話していたからです。たまにありますよね、静かなはずのところに行ったのに偶然そこに居合わせた人がうるさいこと。まぁそこは仕方ない。不可抗力。。。

そのカフェで珍しいと思うのは、全面喫煙可能というところです。マスターがお冷とメニューを持ってきたときに必ず「灰皿いりますか」と聞いてくるんです。ちなみに僕は吸わないので毎回断ります。ただ、当時店内には僕を除いて8人ほどいたのですが、全員たばこを吸っていました。入れ替わり立ち替わり来る他のお客さんも、灰皿をもらい、メニューを見ずに注文します。常連さんなのでしょう。たばこの臭いは気になりますが、それよりもこの店の雰囲気の中でコーヒー・レアチーズケーキと共におもしろい小説を読み進める贅沢な時間という幸福感が勝ります。結局2時間ほど滞在し、僕が店を出るころには、お客さんは誰もいなくなっていました。


マジョリティーとマイノリティーの話に入ります。僕はそのカフェ内では圧倒的なマイノリティーでした。たばこを吸う人がマジョリティー。結構行く店で、全面喫煙可能なのを知っていたので別にたばこについてとやかく言うつもりはありません。現代の街中では喫煙者は圧倒的に排除されています。(排除という言葉が適切ではない気がしますが)喫煙スペースは屋外にあることが多いし、店内でも分煙スペースは狭いことが多い。全面禁煙の店やスペースがほとんどです。もちろん喫煙者を擁護しているわけではありません。むしろ個人的には臭いで他人に影響を与えるので好みません。臭いがなければ別に構わない。ただ、その上述したカフェが喫煙者の居場所のようになっているのかなと感じました。街中では排除されつつある人たちの居場所。小説を読みながら時々周りに目をやると、たばこ1~2本とコーヒーで一服して比較的短時間で店を出ていく人が多かったです。路上でタバコを吸う人や本来禁止の場所で吸う人は、喫煙者の居場所が十分に確保されていないから吸ってしまうのだろうか。もちろん、そうじゃなく普通にルール違反している人もいるんだろうけど。
まぁなにも喫煙者に限った話ではなく、マイノリティーの居場所は意識して作る必要があるのかなと。それと何かを排除、規制する場合は、される人への配慮も十分にしないと意味ないのかなと。一時的に、圧倒的なマイノリティーになり、喫煙者の立場を疑似体験したことでそう思いました。って話。

マイノリティーになってみる、体験してみることも必要だし勉強になりますね。

さっ、ファブリーズしよ。

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