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本と公園④ 〜過去の栄光語りすぎ注意〜

しっかり起きて、本をセレクト。
今日の選書は、散歩の休憩にふらっと読めるようなエッセイや雑誌、子供向けの絵本やぶんじ寮住民の知り合いが書いた本を持ってきたのがポイント。(意外といつも通り(笑))

そして普段はドキュメンタリーを作っていたりするぶんじ寮の住民が、本と公園の様子を動画にしてくれるとのことで準備の段階から撮影してもらった。密着取材みたいな感じでなんだか不思議。

公園に行って設営していると、シルバー人材の維持管理の人が来た。
いつも通り、役所の人に許可は取ったのかと聞かれる。
これまでの経緯を少しお話。
「役所と揉めないようにだけお願いしますね」と言って去っていった。
もう毎回の恒例行事。話すきっかけになって良いのだけど、スタッフ間で情報共有はされないのだろうか。あと維持管理している方々のほとんどが高圧的なところが若干気に食わない。いつか仲良くなってやる。

散歩帰りのおばあちゃんが来た。
「売ってるの?」と聞かれた。これもよく聞かれるね。
「売ってるのではなく、ただ公園に屋台と本を持って行って、通りかかった人とお話しているんです。公園がもっと面白く使えたらいいなと思ってたり」と説明。
ふきを持っていたので直売所で買ってきたのかと聞く。
すると、よくぞ聞いてくれたと言わんばかりに話し出す。あまりふきを調理したことないでしょ、、、、、と調理方法とかをベラベラ話し出す。おもしろい。

今日はこれまで通りの平日の昼間という感じ。静かだ。

散歩中のおじいさんがきた。
近くに住んでいて、週に3〜4回は散歩しているらしい。年寄りは足腰が弱ると何もできなくなるし、家族にも迷惑をかけるし、あんたたちみたいに暇しているのを見ると羨ましくなると言われた。
終始、上からな印象(笑)
サラリーマンでガッツリ仕事をしていたらしい。終始仕事論を語っていた。「富士山は3つの形がある。横から見た三角形、上から見た円形、斜めから見た三角錐。仕事も何かする時は3通りのパターンを用意しておくべきだ、、、」なんて言ってね。
そして昔はああだった、こうだったと過去の栄光を語り始める。
申し訳ないが、右耳から左耳に新幹線並みの速さで抜けていく。

近くに大学生が集まってきた。何を始めるのかと思えば、大規模なだるまさんが転んだを全力でやっている。平日昼間のこんな時間に何をしているんだろうと思いつつも、公園を広く使った遊びに好感を覚える。もっとやってしまえ。

初回に来てくれたリモートワークのおじさんがチャリでやってきた。
またまた美味しいランチを食べてきたらしい。
昭和の頃から国分寺で暮らしている。部屋はゴミ屋敷でパソコンを置くスペースもこじ開けないとないらしい(笑)
テレビを置くスペースもないからipadを立てて見ているんだとか。自分は決してそういう部屋に住みたくはないが、隠さずになんでも話しちゃう雰囲気が好きだ。
30年くらい国分寺にいるけど、このあたりの雰囲気も変わらないと言っていた。次会うときはどんなランチを食べてくるのだろう。

だるまさんが転んだの大学生たちはゼミか何かみたい。
輪になって教授の話を聞いている。さっきの雰囲気とは打って変わって真剣だ。

そして時刻はお昼過ぎ。ぶんじ寮関係の知り合いが昼ごはんを届けてくれた。
おしゃれなパンケーキだ。これは元気が出る。目玉焼きがいい感じ。
ニューヨークのモーニングみたい。(ニューヨークに行ったことはない。)

中年男性が通りかかる。
自分で本を作っているとのこと。海外のゲームをまとめた本だ。
ここにおきますか?なんで海外のゲームなんですか?とかとかお話して帰っていった。
結局、本を置くことにはならなかったけれど、また来週来るかなとのこと。

散歩中のおじいさんだ。無職だと言って笑っていた。
その時点で好きな感じ(笑)
年寄り(親)の介護をしているのでその人を施設に預けている日だけ散歩に来れるらしい。
カメラを首から下げていた。話を聞くと、綺麗な風景とかを記録に残しているらしい。元気の良い方だったし、また来てくれないかな。

以前ぶんじ寮に数ヶ月ほど住んでいた人が来てくれた。
いろいろ、こうしたらいいかもねーというアドバイスをもらう。
それからもベラベラとおしゃべり。
小さい子とお話するのがうまい印象。午後は何人か小学生たちがふらっと遊びに来たのだが、仲良くしゃべっていた。

だるまさんが転んだの学生は、授業のフィールドワークだったみたい。何人かが本と公園のところに話を聞きに来てくれた。
この辺の地図を作るための下見に来たとのこと。この本と公園もぜひ地図に載せておいてくださいと言っておいた。
だるまさんが転んだを全力でやっているのが面白かったので、まちなかのいろんなところでやればいいんじゃないですか?と伝えておいた。
歌舞伎町の広場とか皇居のところとかでだるまさんが転んだをやっていたらおもしろい。偶然通りかかった人も混ざったりして。

知り合いの子供を少しばかり預かることに。いつも会う子だからよく話す。
今日の給食はキムチチャーハンと餃子、きゅうりをごま油などで和えたもの、ワカメスープだったらしい。それで栄養バランスは大丈夫なのか。
家に木彫りの鹿を持っているんだーと話してくれた(笑)

テニスのおじさん。
何かぶつぶつ喋りながらテニスの練習。1人で打っては転がったところに歩いて行って、また反対方向に打つ。それを繰り返し。
そういえば高校の野球部の同級生も海岸でそんなことをしていたな。打っては歩き打っては歩き。修行か。

府中のほうから歩いてきたという老夫婦。国分寺に知り合いが住んでいて、その人が処分する本を受け取りに来たらしい。
いいところですねと言っていた。ぶんじ寮のことや国分寺のことを少しお話ししてお別れ。穏やかないい方々だった。

テニスのおじさんに1人の中学生が近寄った。どうやら顔見知りな様子。
テニスのコーチっぽいのかな。とても怪しい、おもしろい、不思議な関係性。練習するのかと思いきや、数回打って帰って行った。なんなんだ。

一緒にいたママさんと知り合いの中学生が来た。
どうやら下校中だ。給食のパンを食べていた。今時そんな中学生がいるのか。僕らのときはそんなことしている人はいなかったけど。自由でいいな。

国分寺関連の知り合いの女性が来た。
以前、ぶんじ寮で図書室を開いたときにも来てくれた方。落ち着いた感じで話は聞いてくれるし、してくれるし。
始めた経緯や想い、考えていることなどを色々お話しした後、余白の時間は大事だねという話になった。その方は最近やる気が出ないらしい。
昨日も都立公園でずっと横になっていたとのこと。最高の過ごし方だ。何もしないということを恐れる人もいるとは思うが、むしろ何もしないからこそ何かが生まれる余白があると思う。
何か売ったらいいんじゃない?と色々お話ししてお別れ。

最近引っ越してきたというお母さんとその子供2人がきた。関西の人っぽい。ぶんじ寮のことや最近ぶんじ寮のメンバーが始めたまち繋ぎ不動産のことなどをお話し。詳細は下のnoteを。
やはり引っ越してきたばかりだと、まちとのつながりが少ないのだろう。ただいろんなところに顔は出しているとのことなので、少しずつつながっていくはず。
子供たちはシャイな感じであまり話さなかった。仲良くなったらたくさん話してくれるようになるのかな。

夕暮れ時はほとんど人が来なかった。屋台の近くに来ないというより、そもそも公園にいない。
遠くの方で遊んでいる子供たちの声がよく聞こえる。その声がかき消されたかと思えば、空に自衛隊の戦闘機が飛んでいる。

4回やって感覚を掴んできた。どう展開していこうか考えるのにいい時間になった。少しずつ変えながら、小商いに発展させていこう。

次回は5月18日(水)寝坊しなければ昼前〜夕方まで。武蔵国分寺跡。


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