![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72077139/rectangle_large_type_2_8845118e77e1942cd52cc08128718f7c.png?width=1200)
転々暮らし 2/12 sat 目を離させない「奇妙さ」
昨日に引き続き、こちらの公演をお手伝いしている。
◇◇公演情報◇◇
— Monochrome Circus (@MonochromeCircu) December 17, 2021
Monochrome Circus/Kyoto-Osaka-Toulouse
オンライン・オフラインクリエーション
『3 Layers』
2022年2月11日(金)~13日(日)
THEATRE E9 KYOTO
大阪、京都、トゥールーズという3つの都市をつなぎ、’06年、’19~’22年、’20年という3つの時層をダンスで切り取るトリプルビル公演。 pic.twitter.com/PQYuFfCJVw
トリプルビル、とは要するに3本立てのこと。
1作品目の『京都自粛生活日記 Don’t Worry!!!』は実に、演劇をやっている人間としても嫉妬してしまうような作品だ。出演するのは、主催のMonochrome Circus のお二人。女性の森さんがずっと、おそらく自身が書かれていたのであろう2020年4月以降の日記を諳んじていく。いくつかの部分は芝居がかっているものの、大半は淡々と「読んでいる」感じに話していく。
#3Layers 無事初日を終えました。
— Monochrome Circus (@MonochromeCircu) February 11, 2022
大変な情勢の中、初回からたくさんのご来場ありがとうございます。
明日以降の回はまだ前売予約が可能です。
是非、ご検討ください!
🎫カンフェティhttps://t.co/XmCi0rqfgy
🎫THEATRE E9 KYOTO窓口https://t.co/8lotz9Hvkx pic.twitter.com/t7VtpLhCmS
上の写真のように、相方である坂本さんの上に乗って。
コンタクトインプロビゼーションという、複数人の接触(コンタクト)を起点としたダンス形態を京都に初めてくらいの段階(30年以上前)に持ち込み、探求されてきたお二人ならではの作品だとも思う。あるときは寝っ転がって、あるときは立って、またあるときは座っている坂本さん。森さんは、あるときは足の上に。あるときは肩に。あるときは胸(肋骨)の上にいて、喋る。
別に大げさな身振り手振りや、素早い動きがあるわけではない。しかし、目を離せない。面白い。飽きない。
おそらく、ずっと「人の上にいる」という奇妙な状況が続くから、見ていられるのだと思う。それは演劇の一人芝居などでよくある、一人で叫んでいたり、大声を出しているような、「ともすれば現実にもいる危ない人」的なレベルとは違う「奇妙さ」だ。だからこそ、どうなるのか?どうするつもりなのか?少しばかりの不安感、予測のつかなさを観客に保たせ続けることができるのだと思う。
3回拝見してようやく至った考察だ。今回の作品を手伝って、総てのステージを見られて、本当に良かったと思う。明日、あと1ステージ見られる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?