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自分のポジションタイプを知る

やくさひろです。
今年に入り、ビジネススクールの講師としてお声がけいただく機会が増えてきました。今現在、大手派遣会社の取締役の方とビジネススクール立上げについて様々打合せを行っている最中です。
自分はプレーヤー型?マネージャー型?サポーター型?どういうポジションで活躍したいのか?こういった「自分の想いや展望」を一度冷静に分析してみましょう。

会社で効率的に成果を上げるため、自分のポジションを知って仕事に生かしましょう。ポジションは、チーム内での立ち位置としての名称3通りに分かれます。

マネージャー型:トップが目指す方向性や目的に基づいて全体の個性を見極め、メンバー各人の能力や役割を把握した上で、各人に成果を出させるよう動く。

 プレーヤー型:まず第一に自分があげる成果にこだわりを持ち、物事の課題や問題点を改善していくことに力を注ぐ。

 サポーター型:ムードメーカー的な共感力を持ち、コミュニケーションに長ける。全体が気持ちよく働けるよう、チームを盛り上げる役割を担う。

 どんな組織にもこの3役が必要ですから、どのタイプが他より優れているかではなく、上記3タイプのバランスが取れているチームが理想的です。
自分のポジションのタイプを知るために、まずは以下のポジションタイプについての簡単なテストでチェックをしてみましょう。

 【ポジションタイプチェックテスト 】

 □人のよいところを探すのが得意(A)
□社交的で誰にでも愛想よく対応することができる(A)
□自分である程度裁量を持って仕事をするのが好き(A)
□同僚や上司からどう思われているかが気になる(B)
□仕事の改善点を見つけるのが得意(B)
□職場の空気に早く溶け込めるように工夫していることがある(B)
□あなたと話すと癒される、安心するなどと言われることが多い(C)
□「空気を読む」のが得意な方だと思う(C)
□悩み相談をされることが多い(C)

 (A)(B)(C)のうち、チェックが一番多かったものが、以下あなたのポジションタイプになります。
(A)が一番多かった人 → マネージャー型
(B)が一番多かった人 → プレーヤー型
(C)が一番多かった人 → サポーター型

 実は20~30代前半頃の女性には、圧倒的に「プレーヤー型」か「サポーター型」が多く、「マネージャー型」は少数と言われています。
それぞれ役職や年齢による体力差、経験値によって変化すると考えられます。3つのポジションタイプは決して明確に分かれている訳ではなく、また、普通人は自分の傾向に着目して働いてはいません。
そこを客観視できれば、自分の適性を仕事に反映していく道筋がつかめますので、まずは自分のポジションタイプを自覚することが大切です。

 当該の企業や組織が求めているポジションタイプと自分のポジションタイプとがマッチするかも重要です。求人情報にはそこまでの詳細は書かれていないことが多いので、面接時にはしっかり自分のポジションタイプについてアピールすると同時に、企業側が求めているポジションタイプをきちんと把握しておくことを忘れないようにしましょう。そうすることで、「転職したけど部署が合わない、実力を発揮する場面がない。」というような遺憾な結果に終わることを防ぎましょう。

 面接などで自分のポジションタイプをアピールする際は、性格的に根気強いとか寛容だといった特性だけを伝えるのではなく、今までの経験による具体的な事例を挙げて説明するよう心がけてください。
例えば根気強いのであれば、「論文執筆で言及された既有知識のない専門外の人物の功績までたどって書くことができる」、寛容についても、「相手が決めてかかって喧嘩腰で喋ってきても怒りが鎮まり口を閉じるまで待ってから自分の主張ができる」などです。

 「マネージャー型」であれば、「上長の意図を自分がメンバーに分かりやすく説明したことで全体のモチベーションが上がった」とか、「上長の意向が通りやすくなるようにするために、上長の意向に基づいたPPT資料を作成して、具体的なメリットを示した」といった経験をアピールできるといいでしょう。

 「プレーヤー型」は、事務職などでは難しい場合もありますが、「自分の仕事によって業務がスムーズになり、みんなから感謝された」「こんな工夫を盛り込んだら、クライアントから高い評価をいただいた」などの事例に具体的数値を添えて話せるようにしておきましょう。

 「サポーター型」は、周囲へのフォローが徹底してできる姿勢をアピールします。たとえば、上長に企画を批判されたメンバーに「批判してもっといいものを上げる期待をしてるんじゃない?」とサポートした、などの例示ができるといいでしょう。どのタイプであれ、具体例を伴い制限時間内に明確な自分をアピールします。

客観的に自分のポジションタイプを意識すれば、サポーター型の特性を生かしてチーム全体のサポートにまわろう等、その役割の中で一層充実感を持てるだけでなくゆくゆくはポジショニングを変えてキャリアアップを図ることも可能になります。そのためにも、まずは自己分析からスタートし、目指す未来を切り開いてください。我々も、企業が変容するにつれ様々に変容しつつ、企業のニーズに応えていくことが肝要です。

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