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ベタでも良かったウユニ塩湖〜南米の思い出

2年前、2019年の7月はじめは南米ボリビアのウユニ塩湖にいた。

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寒い寒い冬のウユニの街に着いた時には、疲れていたのか旅が嫌になっていてふてくされていた。

今思えばふてくされていたと笑って言えるけど、旅を辞めて帰国するか真剣に悩んだな。

期待していた旅でも楽しめないなら、今後も人生は楽しめないし南米で死んでしまおうかとすら考えていた。

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そんな暗い自分で来たからか、冬のウユニの街は寒くて荒涼としていて、路上で売られるアイスもいつも以上に冷たく感じた。

当時の暗い沈んだ自分にはちょうど良い気温だったのかもしれないけれど。

そして、ウユニ塩湖のsunrise tourに行く。
この旅の南米の目的地の一つでもあったウユニ塩湖。ツアー直前はふてくされの極みで、どーせ教科書通りの景色で、旅ブログの人みたいに「マジサイコー!!きて良かった!!!」って大声出して言わなきゃいけないんだろ?とか思ってたな。

ベタな場所に、王道の場所に行っても教科書通りの答え合わせにしかならない(正確に言えば、答え合わせにしかできない自分がいた)と思っていた。

そこで見れるのは、いけば誰でも見れる景色、お金を払えば誰でも見れる光景、自分だけの景色は見れないと思っていた。


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けどそれは、半分正解で半分間違っていた。

ベタでも王道でも良い、教科書の答え合わせでも良い。
これを見ていた瞬間は、塩湖の水の音を感じながらこの写真を撮った瞬間はこの一瞬だけだし、それは自分だけのものだ。

ベタでも王道でも良いじゃん、自分次第でオリジナルにできる。

それは自分の記憶からはなくならないし、なくなっても写真が思い出させてくれる。

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日の出の空とは反対側の、紫のグラデーションは本当に美しかった。


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「べ、別にウユニ塩湖のおかげでそう思うようになったわけじゃないからね…/////」とまでは言わないけど、ベタでも良いじゃんと言う自分とウユニ塩湖はマッチしていたんだな。

もう一度行きたいかと言われれば疑問だけど、当時の思い出を回収する為に未来の自分がいくのかもしれないな。「ウユニ塩湖行きましたーーー!!!!」とか言ってる自分王道すぎてダセェwwと思っていた当時を思い出しながらね。

ベタで良かった、王道でも良かった。


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ツアーで一緒だった人たちと、こんな”いかにも”みたいな写真もちゃんと撮ったよ!



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