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忍耐力ならぬ任待力
お疲れさまです。
離職率ゼロ!部下が辞めない1on1ミーティング!
実践その③を報告させていただきます。
作業(業務)ではなく"仕事"をする
マネージャーが自分の思い通りに部下を動かそうとするほど、部下の自発的な動きや学習能力は退化していくと述べられています。
部下を退化させず、逆に成長を促す要素は様々。ただ、そのなかで断トツに効果があるのが仕事で得た実体験です。実体験に比べれば、研修などは微々たるものといわれています。だからこそ、部下に仕事を任せる=ダイレクト成長、ということです。
多くのマネジャーは、部下に「仕事」を任せず、無意識のうちに「作業」を任せてしまっています。というのも、「仕事」には、目的・準備・役割分担・相手との交渉・納期などがあるため、部下は自分で考え、工夫して「仕事」を進めていかなければいけません。
部下に任せて待つ力が要求される、ということです。
実践してみました
仕事を任せるタイミングが難しい
業務フローと役割が定まっていますので、最初からの仕事を探すのが難しいです。「いまやっている業務を"仕事"として捉えてもらう」なら、毎日のようにやっていることですし、アプローチの難易度は下がりますが…
課題解決で
わたしの経験では、"仕事"を任せるのに良いタイミングは次の2点。いずれも、部下本人が主体的に動く必要があるからです。
ミス発生時
部下からの改善提案時
例えば、クライアントに送る書類に不備があったとします(難易度低めのお題です)。なお、起きてしまったことの追及をしすぎると不幸になりますので、次からどうすべきかに焦点を当てたいものです。
不備を防ぐことの目的
不備を防ぐ準備
不備を防ぐ役割分担
関係者との相談
これらを部下に考えてもらいましょう。部下のレベルによって、考える項目をどこまで指示するかが決まります。指示している時点で作業化されているとも言えますが…もちろん、任せたあとはじっと待ちます。
そして、例でだしたミスを防ぐという"仕事"が完了した際には、部下と一緒に振り返りをしてみてください。ポイントは、部下本人が自分で考えて工夫して進めたという事実を、本人に認識させることです。
"仕事"は、一度で身に着くものではありません。何度も繰り返すうちに、いまやっている業務にも"仕事"の考え方が持ち込まれます。もちろん、ここに至るまでマネージャーは待ってください。
以上でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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