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ヒトとモノの彩り発見ライター 矢島真沙子です。
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今日は高校1年生の娘が、将来の進路選びのカギとなる、理社科目選択を決めたことについて。

『好き』と『得意』が一致すればいいけど、そうじゃない場合…。
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「わたし、理系に進学しようかな」

高校生の娘が口にした一言に、衝撃を受けた。

りりり理系!?

わたしは生粋の文系人間だ。中学で「何となく数学がダメだな…」と自覚したあと、高校の数学理科を早々と投げ出した。

私立文系の大学を目指したため、受験科目でない数学理科はほとんど勉強せず、テストも赤点だらけだった。

数学と理科は自分の人生に関わることはないし、必要とも思わない。理系の人は尊敬できるけど、全く別の世界の人…というイメージを持っていた。
(ちなみに夫も文系の大学を卒業している)

そんな家系なので、娘が理系進学を希望するなんて考えもしなかった。青天の霹靂ってやつだ。彼女の成績はというと、理数系が得意というわけでもない。むしろ数学に苦戦しているくらいだ。

今年の夏休み明け、次年度の文理科目選択を迫られていた。春先は卒業後の進路なんて全く考えていなかった娘だが、彼女なりに「いろいろ」考えた結果、理系進学用の科目を選ぶと宣言したのだ。

戸惑ったわたしは
「えっ!!すごい、理系の科目にするんだ。でもさ、数学だいじょうぶ?」
と思わず口にした。

『数学、だいじょうぶ?』
とにかくわたしは、半端なく理系に対する苦手意識が強い。娘も果たして大丈夫だろうか、という思いが否めない。

すると娘がこう言った。

「うん、まあ大変だけど…。でも興味のある分野は、どうしても理系の科目が必要なんだよね。得意じゃないけど、興味が優先かなって。」

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娘は以前、漠然と「いい大学(いわゆる偏差値の高い)に行って、有名な会社に入ることが目標」なんてことを言っていた。

わたしはその時に、「そうなんだ~。でもせっかくだから好きとか興味ある分野から選んでみたら?時間を忘れて取り組むくらい楽しいことはない?怒られてもいつの間にか『やっちゃってる』ことはない?」と問いかけていたのを思い出した。

進路について言うと、高校まではある程度選べる範囲が限られている。しかし、卒業すれば全国各地と幅広く選ぶことができる。そこから自分の肌にあったフィールドを探して、好きを追求できるチャンスなのだ。「名前が有名」で選ぶのはもったいないよな…と思っている。


高いハードルがあっても、その先に自分の興味や楽しいことがあれば
決心がつく

今は数字(成績)がおぼつかなくても、人は「好きだな」「楽しそうだな」と思うものが見つかると、行動を起こす。
すると苦手が苦手じゃなくなり、ちょっと好きになり、いつの間にか大好きになったりする。

好きこそものの上手なれ

苦手、嫌いと済ませて避けて通ることもできるだろう。消去法の進路選択も悪いわけではない。しかし、『好き』の発見をすることで、自分のカラをやぶり、可能性を広げることができるのかもしれない。

娘の勇気ある選択は立派。健闘を影ながら祈ろう。

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