キングダムは面白いのに、歴史の教科書はなんで面白くないのか?あなたのその企画に「主人公」はいるか?
今日は先日 Twitter で、いすみ市に住んでいる磯木さんに主人公の大切さについて気付かせてもらったので note する。主人公を考えると、企画やアイデアが、ワクワクして成功に近づくのではないかという話。
きっかけは、磯木さんの Tweet だった。確かに自治体が考えるアイデアは、仕組み自体は悪くないのに盛り上がっていない事が多いと感じる。(※ 木更津市のこの取組み自体のことではなく、一般的に)
そのときの磯木さんのやり取りで、なるほどなぁと感じた。
なぜ行政がやる事業はワクワクしないのかという一つの答えが
主人公がつくれないから、ワクワクしない。
というものだ。
歴史の教科書は主人公がいなくてみんなフラットに扱うから面白くないんだけど、同じ話を漫画とかドラマで主人公を据えると急にわくわくする話になるようなもので。
確かに、僕は高校生の時、歴史の授業がめちゃめちゃ嫌いだった。
でも、キングダムはめちゃめちゃ面白い。
キングダムは確かに脚色されているし、事実と違う部分もあるだろう。だけど、それでも面白いし、出てくる人物について自らググったりもしてしまう。
「学ぶとはこういうことではないのか?」と高校の時の先生に言いたくなるが、一旦ここではおいておく。
だが、キングダムは面白いのに、なぜ歴史の授業はつまらないかというと、教科書がストーリーではなく、しかも主人公がいないから面白くなかったのだ。
漫画でもドラマでも主人公がいるので、ある視点から物事をみることで、感情を移入させたり、感情とともに物事を感じ捉えることができる。だからこそ、次の展開が気になり、ワクワクするのだ。
あなたのその企画に「主人公」はいるか
同様にして、アイデアでも、企画でも、すべてのことにおいて、何かが起きようとしている時に、自分の視点(もしくは、誰かの視点)から想像ができて初めてワクワクするのではないか。
よくビジネスの世界で、企画やマーケティング時にペルソナを考えようといったことが多いが、ペルソナよりも主人公という言葉が適切だ。
主人公は、ストーリーがなければ、主人公ではないからだ。主人公は感情をもっている。
すでに一定の規模を超えたときには、抽象化させた外側の性質であるペルソナも大切な場合もあるが、スタートするときはやはり企画の主人公をつくるべきなのだ。感情がなければ、ワクワクせずに維持ができない。
逆に主人公さえいれば、その人が良いなら良い、駄目なら駄目、すべてのワクワクするかという視点で全て考えることもできる。
そして、その主人公がどうしたら応援されるか?どうしたらカッコよく見えるか?と、ファンをつくっていくことで、自分もその主人公になってみたいと、次々に広がっていくのでないか。
WEBの世界でも、新たなサービスをつくるときは、まずたったひとりの熱烈なユーザーをつくれと言われたりする。
さらには、サービスを使う利用シーンやストーリーを考えようとか、UXを常に意識しよう、など言われる。
実はまさにこれは、「主人公をつくる」というそのものではないだろうか。
これから、主人公という言葉を意識して、これからの企画考えたいみたい。
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