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Yahoo! JAPANで動画広告を配信する時に使える! ユーザーにアクションさせるためのお手軽改善テクニック

こんにちは。デザイナーの平野です。
広告動画を配信先ごとに作り分けたいが、どうして良いか分からず、悩んだ経験はないでしょうか?

広告動画(テレビCMなども含む)を制作し、配信してみたのはいいが、ユーザーがなかなかアクションしてくれない。
改善するために配信先の特性に合わせて動画をカスタマイズしようとしたが、動画を作り直す予算もなければ時間もなく、自社内でどうにか改善したいがやり方が分からない。
そんな課題を持つ方にぜひ読んでいただきたいです。
比較的手間もかからず、高度な動画編集スキルもいらない、ちょっとした最適化でユーザーのアクションが期待できるアウトストリーム用の動画改善テクニックをお伝えします。
Yahoo! JAPANで動画配信をする時に使っていただけるテクニックですが、似たような配信先であれば他媒体でも効果が期待できるかもしれません。

■まずは元となる動画を準備しましょう!
まずは元となる動画を用意します。
もうすでに配信したことのある動画で構いません。もし配信したことのない動画でしたら、初回はそのまま配信してみて、改善後とどのくらい効果に違いがあったかを確認してみるのも良いと思います。
テレビCM動画やサイネージ動画を利用する場合は、こちらの記事を参考にして改変しておくとさらに効果が期待できるでしょう。

■Video For Actionに基づいた動画改善テクニック
Yahoo! JAPANでは「Video For Action」という動画広告の活用方法を推奨しています。これは簡単に言ってみれば、広告において「Action」=「ユーザーにどう行動させたいか」という観点を重要視していく活用法です。
Video for Actionについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
広告を作る際、商品のメリットやお得訴求に意識が向くものの、ユーザーをどう誘導するかという点は意外と見落とされがちではないでしょうか。
今回はこの考え方に沿って、「何となく」で作られていた動画広告を「意図してアクションに導く」ものへと改善していきましょう。


テクニック1
【ユーザーへの行動喚起を含んだラストカットを長く表示することで、アクションを促そう!】
図1前半ではベースとなる動画を流し、ラストカットで「今すぐ応募!」「会員登録はこちら」などといったユーザーへの行動喚起を含んだカットを長く表示する事でアクションを促すテクニックです。
クリックを促す場合はボタンなどを目立つ位置に表示し、検索を促す場合は検索窓に文字が入力されるような表示を推奨します。ボタン表現においては、YouTubeのようなインストリーム広告では仕様によっては利用できない場合もありますが、動画自体をタップ可能なUIのアウトストリーム系の広告には有効な手段です。
動画広告を配信する出面によって動画再生終了後の表示は様々ですが、ラストカットを長く表示することによって、最終的にユーザーにどのような行動をしてほしいかを確実に伝えることができます。

▼サンプルはこちら(サンプルですのでクリックはできません)


テクニック2
【動画領域の一部にプロモーションメッセージを固定し、常にアクションを促そう!】
図2

動画内に静止画部分を作り、重要な情報を配置することによって、再生中は常にユーザーアクションを促すテクニックです。静止画部分に配置するのは、企業ロゴ、CTAボタンや文言、キャッチコピーなどを推奨します。CTAボタンだけではなく、企業ロゴやキャッチコピーも配置することによって、ユーザーにクリック後どんなページに遷移するかを伝えることができます(こちらも広告動画をタップできない仕様の場合には、ボタン表現は推奨いたしません)。
どのタイミングから動画を見始めても、「何の広告であるか」「何をしたらよいか」が分かるので、ユーザーが迷うことがなく、狙ったアクションを起こしてもらいやすいと思います。

▼サンプルはこちら(サンプルですのでクリックはできません)


テクニック3
【動画の前後に新規カットを追加し、端的な情報伝達とアクションを促そう!】
図3

動画の前後に説明カットを配置することによって、動画中で見過ごしがちな情報をしっかりと伝え、アクションを促すテクニックです。
冒頭のカットは短尺(2〜4秒)にし、「〇〇なあなたに!」や「○名様に当たる!」といった呼びかけや具体的な数字を使ったコピーなどで興味を引くようなカットを配置します。冒頭で興味を引くことで、少しでも長く目にとめてもらい試聴時間を長くすることができますし、何の動画かを認知してもらうことができます。結果、購買意欲などを高めることが期待できるでしょう。
最後のカットは長尺(6秒〜)にし、クリックや検索を促すようなカットを配置することによってアクションを促します。こうすることによってただ動画を流すよりも、見過ごされがちな情報をしっかり伝えることができ、ユーザーに行動を促しやすくなると期待できます。

▼サンプルはこちら(サンプルですのでクリックはできません)


テクニックは以上になります。
これらの改善テクニックは、Yahoo! JAPANで仮説を立てて効果検証を行なっており、効果が良くなっているものもあります。手間をかけずに簡単にできる最適化なので、ぜひ試してみてくださいね。

いかがでしたでしょうか?
これからもアドクリエイティブメモでは、みなさまのお役に立つようなtipsを発信していきますのでぜひチェックしてみてください

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