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Yahoo! JAPAN が提唱する動画広告の4原則とは

こんにちは。デザイナーの高田です。

昨今、デジタル広告の中で最も「クリエイティブの勝ち筋」の提示を求められるのが「動画」です。

Yahoo!プレミアム広告やYahoo!ディスプレイアドネットワーク商品の中で動画クリエイティブを使用できますが、その中で過去に実施された施策の効果を見たときに、クリエイティブに一定の傾向が見えてきています。

この記事では、その傾向の中で一番の基本となる「動画広告の4原則」について紹介します。

音声がなくても伝わる動画にすること

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PCの場合は95%以上(※)、スマートフォンの場合でも多くのユーザーが、端末から音声が出ないミュートの状態でYahoo! JAPANを見ています。多くのユーザーに動画の内容が伝わるよう、動画中のナレーションやセリフ部分には字幕をつけましょう。

また、特にスマートフォンは画面が小さいため、テレビや映画で見る字幕の大きさよりも大きな視認性の高いサイズで文字を表示しましょう。

※ 2019年 Yahoo! JAPAN 調べ

動画冒頭にブランド名が出ていること

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すべてのユーザーが動画広告を長時間見てくれるとは限りません。すぐスクロールアウトしてしまうユーザーにも広告への接触を記憶してもらうために、動画冒頭にブランド名を出しましょう。

更に、ブランド名は冒頭だけではなく、その後のカットにおいても画面右上などに固定表示しておくことで、ユーザーへの接触時間を長くすることができます。

最初の3〜5秒で興味をひくこと

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アウトストリーム広告は、スクロールやウインドウを閉じるなどの行動によって動画からの途中離脱が可能です。つまり、どんなに動画が長く魅力的であっても、最初の3〜5秒程度の間に興味をひく内容でなければ離脱される可能性が高くなります。

魅力的なオファーや思わず目に留まるカットはできるだけ動画の冒頭に持ってくるよう心がけましょう。

広告枠の上半分が表示されたら再生が始まることを念頭に置くこと

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Yahoo! JAPANトップページのニュースの間に配信される広告「インフィード広告」は、動画領域の50%が画面に表示されると再生が始まる仕組みです。ユーザーは通常画面を下へ下へとスクロールしていきますから、動画の上半分の領域が表示されたときに、動画の再生が始まります。つまり、冒頭カットの下半分に重要な情報があり、再生後すぐに消えてしまう場合、その情報を目にできるユーザーはかなり減ってしまいます。

よって、特に動画開始から1秒程度においては、重要な情報は上部にあるほうが望ましいです。

まとめ

今回は基本となる動画広告の4原則について書きましたが、現在Yahoo! JAPANでは各広告商品や業種など、さまざまな切り口で効果的な映像表現について研究を行っています。

このnoteでは今後、より深堀った内容の執筆も計画しています。是非ご期待ください。

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