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ぼんやりモヤモヤと黒い花が咲く、そんな日は

 今日は何だかぼんやりする。そんな日は、なるべく外に出て歩くようにしています。なんとなく「ぼんやり」「モヤモヤ」するときは、私にとって重要な不調のサイン。これを見逃すと、本格的な不調が始まって、立ち直るのに1日以上かかってしまうのです。

自分を整える散歩

 普段、面倒くさがりな私はオシャレをあまりしません。身だしなみさえ整っていれば OK でしょっとばかりに、TPO だけ気にして、昨日着た服と同じようなものを適当に選んで、最小限のメイクをして、動いても崩れないようにキッチリと髪をまとめます。そんな感じです。

 別にオシャレが好きじゃないわけじゃありません。ただ、普段からオシャレするのはシンドいだけです。普段のオシャレじゃない私だって気に入っています。とくになりたい理想があるわけでもなく、隠したいほどのコンプレックスがあるわけでもなく、ありのままの私にこだわるでもなく。周囲と私が不快に思わなければよし、と気楽に構えるのがよいのです。

 でも、理由もなく「ぼんやり」「モヤモヤ」すると思ったときは別です。ちょっとだけオシャレをします。好きな服や色をまとって、可愛い私でお出かけします。遠出はしません。昼間なら日傘を指して、雨降りなら雨靴をはいて、ついでにお買い物する予定ならちょっと大きめのカバンを引っ掛けて、近所を練り歩きます。今日はいい天気だなぁと青空を仰いだり、雨の音好きだなぁと聞き入ったり、これは何の花だろうと道端を見入ったり、通りすがりのお店にここのデザートは美味しかったなぁと思い出したり、のんびりと歩きます。徐々に気分がスッキリしてきたら家に帰る合図です。

動けないという異常

 本来の私は、基本的にアクティブな性格をしています。止まること、留まることが苦手なので、ついつい何かやることはないかと探してしまいがちです。

 たとえば、机に座って勉強はできるけど、ただじっと座ってテレビや映画を見るのは苦手です。なんだか時間がもったいないと、そわそわしちゃいます。同じ理由で、人の話をじっと聞くのも苦手なので、メモを取りながら聞くようにしています。だから話を聞いてほしいなら私からメモを取り上げてはいけません。むしろ「メモの用意はいいか」と尋ねるくらいがベストです。

 以上、私の性格から考えると、理由もなく何も手につかないっておかしな状態なんですよね。

歩くという何もしない方法

 私は体を動かすのが好きです。同じ場所でも電車やバスだと面倒くさがるくせに、ちょっと遠くのお店にも気軽に歩いて行きます。実は電車もバスも苦手です。下手に何かすると酔っちゃうので、じっとしている以外何もできないんです。

 不思議なことに歩いていると、ぼんやりモヤモヤしていた気分がだんだんと晴れていくんですよね。たぶん、動いているのに何もできないことがいいのかなっと愚考しております。家にいると、掃除とか、片付けとか、読書とか、最近だと note も、できることがたくさんあります。一方、歩き始めたら、そういったことが一切合切できなくなっちゃいます。でも、歩いているので、私の苦手なじっとする、ということはありません。

自分を整える

 実は瞑想とか、マインドフルネスとか試したことがあるんですけどダメだったんですよね。じっとするって行為が、私には何よりもハードルが高かったんです。

 今やっていることはお経を唱えることです。昨年、お経を読むアプリを見つけちゃいまして、それから少しずつ試しています。効果とかはまだわかりません。でも、お経に集中するので、その間それ以外のことは考えないということができます。

 最近、気になっているのは書くことです。note もそのひとつですね。書くは、歩くより手軽で、形に残すことができます。たとえば、夜にムシャクシャしちゃったときなんかも、外に出て歩くなら躊躇しますが、書くのは時間を選びません。形に残せることも、ただ整えるでは終わらなせない、もう一歩踏み込んだ対応ができるかもしれません。

 ちょっとずつ、ひとつずつ。自分を整える方法を増やしていきたいです。


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