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エッセイ風味

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割と読みごたえがあるかもしれない
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#日記

7月31日 海と夏とそれ以外

7月31日 海と夏とそれ以外

久しぶりに早起きをした。

今日は朝からグループ発表の打ち合わせがある。キャンパスに一時間半かけて行かねばならない。

トーストにマーガリンを塗り、固まった蜂蜜を絞り出そうとするが容器の中ででかい結晶になって出てこない。時間がなかったのでマーガリンのついたナイフで結晶を砕くという暴挙に出る。衛生上良くないなという気持ちはどうせあと数回で使い切るからいいじゃないという言い訳の前では無力だった。一人暮

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5月11日 新世界、ねこ、新世界

5月11日 新世界、ねこ、新世界

朝起きる。今日は就活の合同説明会に行く。

とうとうこの時が来てしまったか…と思う。今年M1で就活する年なのは、それはそうなのだけれど、こうして就活イベントに実際行くとなると始まった感じがさざ波みたいに押し寄せてくる。ヤダナア

そしてバイトが見つからない。ペットショップとテニススクールの事務、2つ落とされた。月の収入がないから就活なんかよりこっちのほうがよっぽど大問題だ。未来のことより明日の生活

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逆立ち

逆立ち

幼稚園の頃のことを思い出した。

あれは年中だったか、年長だったか。ある程度の文字が読めるようになった年齢。

名札や体操服のゼッケンはひらがなで書いてあるから、自分や友達の名前を読むことができた。

ある時、みんなの名前を逆から読むという遊びが流行る。
友達同士で逆さに名前を呼び合い、語感を面白がるというもの。

自分のフルネームは逆から読んでも当時の感性からしたらぜんぜん面白くなくて(今でも別

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肉圓

肉圓

この世に美味い食べ物は星の数ほど存在する。

一方で食材の新鮮さや調理に問題があって、なんか微妙だな…という料理に出くわすことも時にはある。が、稀だ。美味しいものの方が多いと思う。

特に苦手な物はないし変な郷土料理とかでも全然食べる私にとって、不味い食べ物というのは出会うことの少ないレアキャラだ。

だが、そんな自分に鮮烈な不味さを残した強者がいる。

そいつの名前は肉圓。バーワンと読む。

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