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#107 介護の難しいところの話

こんにちは
ヤギです

今回は人でなし
と思われてしまうかもしれませんが、
触れるのが難しい分野のことをお話していこうと思います。

介護は終りが見えない

わたしは去年何度か介護施設に見学に行かせていただきました。
そこで話を聞いてみると、家族の協力があるひとと
ない人がきっぱり分かれるそうです。

つまり施設に預けてハイおしまい
という家族が一定数いるようです。

でも自分の生活もしつつ親の施設利用料などを
支払う体力が全員にあるかと言ったらそれはまた難しいですよね。

家族には親に元気でいてほしいという思いと
お金の問題がのしかかります。

どのくらい続くかわからない支払いのことを考えると
しんどいだろうと思います。
また、ご家族自身も60歳前後が多く病気持ちな方も多いため
施設の利用料まで払えないという方も実際にいるようです。


利用者トラブル

たまにニュースで聞く施設の人が利用者に暴行したなど
これも見学する前まではなんでこんなコトするんかな?

介護の仕事でしょ?
暴力なんてありえない
と思っていました。

しかし、見学に行くと食事を拒否など
ご飯をひっくり返したり、
おかずを手で混ぜ混ぜしたりしてるし
部屋でしょんべんする人もいるし
トイレでパンツをおろそうとしたらうんちを我慢できずに
床にぶちまけたりと…

こんなことが毎日あると思うと
数日で気がおかしくなるんじゃないかと思いました。

だから手をあげてしまうこともわからないわけではないと思いました。
※わたしは一度もないよ そういうこと

今のは職員と利用者間でのトラブルですが、
利用者同士でもあるそうで、
脳梗塞などを患い半身麻痺だけど
口は問題ない人同士で口喧嘩などがあるそうで
中には利用者からの暴言で気を病んでしまう利用者もいるようです。

老老介護

老々介護などで疲れたといい
殺害してしまう気持ちがわからないわけでもありません。

毎日介護してこころも体もボロボロになってしまいますよね。

全てに共通しますが、
介護は支える側のこころと体とお金が必要になります。
そしてそれがいつまで続くかわからないという状況です。

終りが見えたら少しは違うのでしょうけど、
それがわからない人の命の問題だから難しいんですよね。

高齢者施設について

本当に素晴らしい仕事だと思います。
わたしには絶対にできません。

現状として厳しい労働に対し見合わない低賃金による人手不足。
岸田さんが賃上げをすると言っていましたがその内容も全施設が受けられるではないようです。

特に田舎では若い人が出ていき、
施設で働く人も60代なんてのはザラだそうです。
見学先では表立って言っていないが多くの人が辞めたがっているそうです。

人手不足、低賃金、重労働この負のループから抜け出す方法って無いんかな?少しずつ考えていきます。
すべての人が幸せに働けるように

さいごに

自分がその立場になったらどうなるか?
親を施設に預け毎月利用料を払いつつ、自分の生活もしていく
これが何年、何十年と続いても平気でいられるだろうか?

支払いが厳しい家族の気持ちもわかります
利用者に手を上げたくなる気持ちもわかります
自宅での老老介護に疲れて殺害してしまう気持ちもわかります
最近ではヤングケアラーの話題も耳にすることが多くなりました。

実際に介護現場に行ったからこそわかることだったなと改めて実感しました。
どうか一線を超えないでほしいです。
そしてそういう行動がなくなるような取り組みを考えていきたいです。
みなさんと一緒に考えたいです。

わたしが施設の人をフォローしている理由でもあります。
そこから学んでいこうと思っています。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに
ではまた

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