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ファンタジー小説「W.I.A.」 ~World was saved when an Inventor became an Adventurer~ 設定資料


はじめに

創作大賞応募用の長編小説、3作品目となります。
脱稿は6月下旬、最大文字数(14万文字)となる予定です。

「名前なげーな!」
「本文前に設定かよ!」

と、お思いのあなた!
昨今、ライトノベル界隈は「長いタイトル」多いんで、マネしてみました!
(念のため、「W.I.A.」と略して表現できるようにもしてます!)

前設定なのは、小説を選ぶ前に私が必ず見る、「表紙裏あらすじ」と「登場人物」(ハヤカワミステリとか、扶桑社文庫の冒険物によくあるやつ)をイメージして、より多くの方に目にしていただきたいから。

投稿方法も変えます。
私、長編物は「一発投稿」が原則だと思ってたんです。で、「ボクメガ」も「わたおに」も、一発投稿にしたんですが、長編小説に応募されてる方って、大抵が「連載形式」にしてるんですよね。

あれだと、画面一杯その方の作品のみ!みたいなことにもなる上、日々更新すれば常にトップに何番目かの作品が出るようになるんです。

その方が、絶対目につくじゃん!
一回あたりも2000文字くらいで、読まれやすいじゃん!

でも、審査の時は一個ずつ開いて読むのかなぁ?
それも大変だよなぁー。
私が読む側だったら、まとめて一気に読みたいけどー。
あとでまとめるのかしら?

それに、途中で整合性欠くようなことになったら、どうするんだろう?
私みたいにほぼプロットなしで、思いつくまま気の向くまま書くタイプには向かないかもなぁ。

とか思いつつ、何事も挑戦だと思うので、この方式採用!
とりあえず、やってみることにしました!

まあこの子は、中学の時から何度も、何作品も書いてるんで、大丈夫かな・・・。

大丈夫だといいな・・・。

世界

王道ファンタジーのそれと思っていただいて結構です。
「指輪物語」「ロードス島戦記」「ドラゴンランスシリーズ」のような。
D&DやソードワールドRPGの雰囲気を出せたら、最高だな、と思います。

ヴァルナネス大陸

舞台は、「ヴァルナネス」と呼ばれる大陸です。
中央に見える「王都ハイペル」が、「大暗黒戦争」に勝利を納め、中央集権体制を引いて約300年の時が流れています。

その下に見える星型の跡が「大地孔」と呼ばれ、「大暗黒戦争」の時代に最終決戦の場になった、大穴です。

「大暗黒戦争」は、別世界から現れた「魔王ラスファタール」とその軍勢がヴァルナネスに侵攻してきた際、人間族、エルフ族、ドワーフ族を中心にヴァルナネスの生きとし生ける全ての者が力を結集し、最終的に「大地孔」にラスファタールを追い落として封印した、と言い伝えられています。

それから300年が経過した今でも、「大地孔」及び大地孔から続く地面のひび割れから、「闇の者たち」と呼ばれるトロル、オーク、ゴブリンなどが姿を現し、駐留ハイペル軍が都度これを駆逐してはいますが、その監視の目をすり抜けた「闇の者たち」が大陸各地に蠢いているという状態です。

「大地孔」の東側にある森林地帯がエルフの里、北の一番高く見える山がドワーフの国、その手前がノストールです。

トンカはハイペルの西、「ハイペル周辺集落」の一つの町です。アルウェンは西の端、南の海にも近い集落となります。エーテルはこの地図には記載がない、東の海の果てです。

魔法

精霊魔法

ヴァルナネスでは、科学技術よりも魔法技術が進歩しています。
自然に存在する各元素(地水火風など)ごとに精霊が存在し、初歩的な精霊魔法はハイペルでは生活の基本となっていて、ある程度の教育を受けている人間は「種族語」の他に「精霊語」を扱えます。

精霊魔法は、すなわち「精霊に語り掛け、その力を借りる」、というものですが、扱う側の精霊語のレベル、精霊との親密度、交渉技術や交渉材料によって効果はまちまちとなります。

エルフのみが使用できる「上位精霊魔法」「複合精霊魔法」もあります。

操気魔術

精霊の力の元ともなっていて、目には見えませんが、ヴァルナネス全土を守護している、と言われている「アイル」すなわち「気」を効率的に取り出し、様々な力を発揮する「魔術」も積極的に研究されており、それらの体系が「呪文」として扱われています。

魔術にはそれぞれ流派があり、体現できる効果の得手不得手があったり、触媒として使用する物(杖や宝石など)が異なったりしており、流派ごとに切磋琢磨している状態です。

習得に時間が掛かり、「ハイペル魔術庁」がマスターレベルと認めれば、多くの人の尊敬と莫大な富を勝ち取ることができます。それらの人物は、「塔持ち」と呼ばれ、その塔で自分の流派を生み出すことも認められています。

そのため、「ハイペル魔術学校」には毎年入学志願者が多数訪れますが、競争率は100倍とも言われ、さらにそこから卒業までたどり着ける人間は10人に1人、と言われているほどの難関です。

「魔法」ではなく「魔術」と呼ばれるのは、印を結んだり、陣を構築したり特定の術式を必要とする場合があるためです。

神語魔法

特定の神と「盟約」を結び、与えられた「言葉」で神の力を顕現させる魔法です。ヴァルナネスでは「聖四柱」と呼ばれる4人の神が多く信仰されております。

神語魔法の習得を目指す者は、幼少の頃より神殿や寺院(神により異なる)において禁欲的な修行に励み、精神と肉体を鍛えます。それによってのみ、神との盟約を結ぶ資格が得られるのです。

それでも盟約が成るかどうかは、神次第。何十年修行に励んでも、ダメなものはダメ。逆に幼いうちに盟約を結べる場合もあります。

聖四柱
法神「メルス」
ヴァルナネスにおいて、もっとも信仰を集める神です。世の摂理と法を司ります。ハイペルの国教です。

豊穣神「マールダ」
農業と牧畜の女神。死と再生、成長も司ります。富の象徴神として、商人にも敬われています。

戦神「ゴール」
兵士や一部のドワーフ族を中心に信仰されている戦いの神。火や金属の神でもあります。

衆神「ボーディ」
全ての衆生を救う神、として広く民衆に愛されています。他の神と違い、教義が比較的緩やかで、他の神と併せて信仰することが認められていることで信仰を集めています。商業や工業など、生活に密着した事柄を守護する神として、一般人を中心に祀られています。

邪教衆
魔王ラスファタール、邪竜ベルフレイ、悪魔メイルフィクなど、「悪の存在」を神として崇める集団の総称。

特にラスファタールを崇める種族は、「魔王復活」を目標とし、その勢力は侮れない、とされている。

ハイペル軍が別動隊を組織して壊滅に当たっているが、深く潜伏しており、なかなか尻尾を掴ませない。

種族

人間

ヴァルナネス全土に広く分布。総人口の7割が人間。
適応力に優れ、好奇心が旺盛。

エルフ

アーモンド形の目と、尖った耳を持つ妖精族の末裔。
精霊力と弓の扱いに長ける。人間の10倍は長寿。

ドワーフ

頑健な肉体に頑固気質、平時は優秀な職人、戦時は勇猛な戦士。
人間の2倍の寿命を持つ。

スマッシェル

外見は人間の子供に見えるが、手と足が大きい。特徴的な長い鼻を持っている。非常にすばしっこく、跳躍力がずば抜けている。


暗黒族

ゴブリン、ホブゴブリン(大型ゴブリン)、オーク、トロル、グールなど、「大暗黒戦争」時に、ラスファタール側に与した種族を言う。

交通手段

徒歩
普通はこれ。

馬、馬車
貴族、兵士、その他身分の高い者が使用。
馬車は富裕商人が輸送手段として使うこともある。

飛竜
前足が翼の龍族の亜種。ハイペル軍が軍事利用するのみ。


大航海時代辺りを準拠。大型はガレー船や帆船から、小舟まで。

エルフの宙船
精霊力を使用して飛行する船だが、大暗黒戦争以降、使用されていない。
理由は精霊を極限(死ぬまで)まで使役する必要があるため。

通貨

単位は「デル(銅貨)」「デテイク(銀貨)」「トンデイク(金貨)」
1トンデイクは100デテイク、1デテイクは100デル
1デルが1000円くらい。

ハイペルでは、1デルでまともな食事が酒付きで楽しめる。
一般的な冒険者の宿では、夜朝食付きで4デルくらい。

一般民衆用に、デルの下の単位「デ(紙貨)」もあるが、この物語ではあまり登場しないと思う。ちなみに1デルは100デ(1デ10円くらい)。

ハイペルの労働事情

一般民衆(農業、工業、商業)・・・50デル~2デテイク/月
公務員(文官)・・・2~3デテイク/月
一般兵士(武官)・・・3~4デテイク/月
魔術学校教師・・・5~7デテイク/月
騎士・・・7~10デテイク/月

ハイペル以外の町について

ハイペルのレベルを100とした場合。
(人口120,000人、近隣集落数70)

トンカ・・・20(町)
アルウェン・・・5(村)
ノストール・・・50(市)
エーテル・・・1(集落)

その他、今作品で登場しない町や村については次回。

あとがき

以上が概ねの設定となります。
後日、登場人物についてもまとめていきたいな、と考えてます。

さてさて、どうなりますことやら・・・。

本文については、基本「1日1投稿」を目指しておりますので、日々の楽しみして頂けたら、これに勝る幸せはございません。

最後まで読んでいいただき、ありがとうございます!
本編も、よろしく御贔屓に!


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