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小説「W.I.A.」 ~World was saved when an Inventor became an Adventurer~ 設定資料⑤


はじめに

みなさん、こんにちは!
八神夜宵です!

W.I.A. 設定資料⑤をお届けします。
毎度おなじみ、「需要があるかどうかは別にして」
2-4から2-7の分です!

登場人物?(端役格)

カイナ

サスカッチ・男・?(50~)・野生の生き物
三兄弟の長男。最も体が大きく、思慮深い、寡黙なリーダー。
力も強く、戦闘ではその力を使ったダイナミックな戦法を好む。
エナ以外の人間にはほとんど関心を示さない。

ニノがまだ赤ん坊だったころ、大規模な地震による岩盤の崩落で親を失い、エナが親代わりとなって育てた。幼過ぎて本当の親を覚えていない下の二人とは違い、親の記憶も持っているが、それゆえに、エナには下の兄弟にない深い感謝の気持ちを抱いている。

ジョウ

サスカッチ・男・?(50~)・野生の生き物
三兄弟の次男。機知に富み、すばしっこく、狩りが得意。
注意を逸らしたり、岩を投げたりと、戦略的な戦闘を好む。
カイナよりは社交性があるが、他人を下に見る若者気質なところもある。

ニノ

サスカッチ・女・?(50~)・野生の生き物
三兄弟の末妹。好奇心旺盛で、頭の回転が速い。
エナ以外の人間にも積極的に関り、身振り手振りを交えて意思疎通できるほどにまでなった。マールに教わった綾取りがお気に入りで、綾取り紐をネックレスのようにしている。心優しく、血が嫌い。

登場人物?(敵性格)

脅星(thereatening star)ヴァイロン

ヴァンパイアロード・男・?・『西の伯爵』
グールの軍団を率いて、西のカリランド周辺地域を侵略した。

※グール
何らかの理由により魂を穢され、死体から抜け出ることのできなくなった魂が、そのまま死体を操り、生死を問わず人肉を求めて彷徨うようになった怪物。その牙に噛まれると、些細な傷でも死に至り、やがてグールとなって蘇るため、放置すると無限に増える。
肉体そのものを動かなくなる程度まで損壊する(バラバラにする、燃やすなど)か、神官の「浄化の言葉」で魂の穢れを落とすしか退治する方法がない。

余談ではあるが、このシステムでTRPGをした際、魂の浄化をしていないグールの牙を並べて武器にした「グールメーカー」なる恐ろしい武器を作ったプレイヤーがいて、ダンジョンマスター(私)を困らせた。最終的に攻撃判定でファンブルを出した際、自分を傷つけたことにしてキャラクターをグールにしてやったのは、いい思い出。

狂星(crazy star) ニズヘイグ

ブラックドラゴン・男・?『北の黒竜』
過去に眷属であるドラゴネートやリザードマンとともに、ノストールを壊滅寸前にまで追い込んだ。アドベントしたエナにより倒され、トルナヤの地下空洞に封印されているが・・・。

※ドラゴネート
二足歩行をする小型のドラゴン。前足を手のように使うことができる反面、羽は飾り程度で、本物のドラゴンのような飛翔能力はない。
体内で生成される可燃性の液体を、自らの牙を打ち合わせて発火させながら吐き出す、「ブレス」を使える。
知性は低いことがほとんどだが、稀に知性が高く、言葉を理解し、種族独自の「竜語魔法」を使う者もいる。

凶星(malefic star)シェルファ

ウィッチクィーン・女・?・『東の魔女』
コルダー周辺で猛威を振るった伝説の魔女。

恐星(scary star) アズアゼル

デーモン・男・?・『南の教皇』
邪教衆ハーメルンによって『環誕』した、悪魔。
地上の不吉四星のリーダー的存在。地上に「異世界の神ラスファタール」を降臨させ、混沌の地を作ろうと画策している。
残忍、残虐、狡猾。慈悲の対極にある存在。

異世界の神 ラスファタール

?・?・?・?
人は、その姿を目にしただけで発狂し、死に至ると言い伝えられている。

地勢情報

トルナヤ

ノストールの北に位置する。
「霊峰」として知られる、ヴァルナネス大陸で一番標高の高い山。
緯度もかなり高いため、登頂は非常に困難。
途中の経路には大きな氷河が横たわり、その先には年中濃い霧の掛かっている地域もあり、挑戦者たちの行く手を阻む障害となっている。

スモーカーズ・ブロック

トルナヤの大氷河の向こうに広がる、濃い霧の掛かった地域。
過去に何度も探検隊が派遣されたが、その険路と、途中に現れるサスカッチを恐れ、今では近付く者はいない。

原因は、地熱で温められた湧き水から出た水蒸気が、山から吹き下ろす風で急速に冷やされるため。湧き水の池近辺は盆地になっており、周囲から一段低い標高の上、さらにその周囲に環状に山肌が広がり、壁の役目を果たしているため、霧がいつまでも流れない。そこに幾ばくかの、エナのエッセンスが加えられているのは、言うを待たない。

その地形と気象条件、さらにはサスカッチといったような条件が重なり、エナは伝説の「仙女」と呼ばれるようになった。

もっとも、不老不死で300年あまりもそこにいるわけだから、そんな環境でなくても仙女と呼ばれて不思議はない。

魔法情報(本編登場分)

操気魔術

「火球」(第二階層~)
術者の周囲に直径30cm~数mの火の球を作り出し、目標に飛ばして爆発させる、攻撃魔術。
術者の魔術階層、消費アイル(エア)、詠唱時間などにより大きさや数を変えられる。

「迅雷」(第四階層)
術者の指定する範囲に空気放電を起こし、敵を感電させる攻撃魔法。
術者の魔術階層、消費アイル(エア)、詠唱時間などにより範囲や電圧を変えられる。
瞬間的に麻痺させて行動を制限したり、相手の身体が内部から煮えるまで電圧を上げたりと、幅広い使い方ができる。

神語魔法

「守護の言葉」
対象者の周囲を防御力のあるヴェールで包み込む。
物理・魔法両面に効果あり。

「送還の言葉」
死者の魂を、それぞれが帰るべき場所へと導き送る。
これにより、死体がアンデッド化したり、魂がゴースト化したりすることを防ぐことができる。
ただし、すでに穢された魂の場合は、先に「浄化の言葉」で魂を浄化する必要がある。

「回復の言葉」
傷、病気、疲労など、肉体の損傷を軽減する。
小さな傷なら完全に治すことができるが、大きな傷はさらに上級の神語魔法を使う必要(「快癒」「治癒」「完治」など)がある。
また、病気など、根本原因の解決に至らない場合は、痛みを和らげたり、症状を緩和させるだけである。
一部のアンデッドにはダメージを与えることもできるが、そのためにはほとんど触れるまで接近する必要がある。

「瑞光の言葉」
聖なる光で周囲を照らし出す。
アンデッド、ゴーストに影響あり。

精霊魔法

シルフ(風属性・低級)
姿を現すときは、小さな少女となっていることが多い。
風を調整したり、音を届けたり、使い道は様々。

アルルはさらに、同時に複数のシルフを使い、偵察をさせたり、自身を浮かせて運ばせたりもする。

ブラナッハ(地属性・低級)
主に家を守る小人の精霊。「留守番言葉」を破ると主だって騒ぐ精霊でもある。家政学校に通った婦女子は、このブラナッハを木製の人形に宿らせ、掃除や洗濯、簡単な子守りなどもさせる方法を学ぶ。

笑いと平和の象徴でもあり、不和な家庭や不幸な家庭からはいなくなってしまうと言われている。

ナーイアス(地属性・上級)
看護の精霊。病人や怪我人の枕頭に現れ、その回復を手伝う。
家精霊の一種であり、四方を壁に囲まれた部屋でないと現れない上、病人以外の人間が同じ部屋にいることを嫌う。

対象が幼子の場合、その発育も手伝い、授乳もすると言われ、ナーイアスから授乳を受けた子供は、病気に罹りにくくなると言い伝えられている。
「ナース」の語源になったと言われる精霊でもある。

アース(地属性・低級)
地の精霊の中でも、とりわけ「土」の精霊として扱われている。
土を栄養豊富な状態にしたり、岩や砂鉄などの「不純物」を取り去るのに農夫が使役することもある。

アルルはノストール街道での泥棒捕縛にこの精霊を使った。

おわりに

設定資料も⑤まで来ました。
本編も、そろそろ決着・・・いえ、全然、決着してませんね・・・。

創作大賞応募分は、「第一部」ということになりそうです。
「ボクメガ」「わたおに」もそうですが、この「W.I.A.」も前後作のある「大長編」の一部ですので、〆切が過ぎても書き続けていこうと考えています。

そういうわけですので、お付き合いしていただける方は、引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いします。

それでは、この辺で。
じゃわっとさんばばん!


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