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忖度麻雀(140字小説)

私は3度の飯よりも、麻雀が好きだ。
「好きこそ物の上手なれ」と云う諺があるが、
私の実力は巷ではプロをも凌ぐと、言われている。
だが、そんな私でも会社の得意先が
相手となると、忖度し故意的に、まけなければならないのだ。
規定の満貫でも、私は言う

「ここは、4000点におまけさせて頂きます」と

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