見出し画像

12月になると パート3(140字の小説)

12月は想い出の季節

降り注ぐ雪が二人の距離を縮めさせる。
君の吐く白い息は君の魂か!

僕たち、生きているんだね。
確かに此処で生きているんだね。

君は頬を赤らめ手を繋ぐ。
握る手と手が熱くなる。
歩く道には降っては消える雪。
儚い命の雪の華。

君はもう居ない。

遠い昔の想い出を呼び起こす、12月。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?