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先生は魔法使いではない。

お金を払えば自動的にそのスキルが身につくと思っていませんか?
塾に入れば自動的に成績が上がると思っていませんか?
強豪校に入れば技術が上がると思っていませんか?

申し訳ありませんが、そんなに世の中甘くありません。
こういう話をすると、「当たり前です」「わかってます」と
言う人が多いですが
実際、自分のことになると意外とそういう行動をとる人が多いです。

さまざま、教育場面で先生をさせてもらいますが
結論、本人がどう学び取るか?がポイントなのです。
言い方を変えると、「目的意識があるかどうか」。
もちろん、本人が学びやすいように仕組みづくりをしたり
本人に合うようにコーディネートしたりすることは
指導者側の技量です。

私は学校の先生ではないので、
親御さんや本人の意思で受講される方を相手にすることが多いのですが
どうしたらいいのかわかりませんのでよろしくお願いしますと
丸投げされることがよくあります・・・

それって、レストランで
「私お腹空いてるんですけど、何が食べたいのかわかんないんですよね〜」
って言ってるのと同じ話なんですよね・・・
だけど、こと教育になると、そういう人意外と多いんですよ。
英語だと本当多いですよ。
「これからの時代、英語くらい。。。」って言われても
それは仕事で?旅行で?どう言う場面で?何を伝えたい?
こちらが聞いても、うーん。という感じ。
それじゃ、伸びません。続きません。
お金を払ってスクールに入ったら伸びると思ったら大間違いですよ。
先生は魔法使いではありません。

常に明確な目的を持つ必要はないかもしれないですが、
せめて、これを伸ばしたい、これを直したい
こういうふうになりたい、これを身につけて欲しい
など、要望を具体的に持つべきです。
そこに合わせて組んでいくので、
自分の目的、ゴールをしっかり持ちましょう。

こういう話を色々なところでするのですが、
結構苦手な人が多い理由は、
日本では「夢を実現する」という方法を
学んだり実践したりする機会はないですよね。
教育先進国フィンランドでは
自分のアイディアを形にするための教育が
カリキュラムに入っています。

先生に頼っていればどうにかしてくれると
思わないでいただきたい・・・
魔法使いではないので、
心も読めないし、占いもできません。
教室に通う際、レッスンを受ける際は
自分がどうなりたいか、何を目指したいか
考えた上で受けていただけるとありがたいです。

私たち先生は、それを理解していただく活動を
していかないといけないなと
最近学びました。
もう一度言いますが、先生は魔法使いではありません。

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