筋肉をつける栄養成分
結論からいうと
1.HMBは筆頭候補になる
2.脂肪を投与するならオメガ3系PUFA(EPAやDHA)
3.ビタミンD、カルニチンは枯渇してそうなら入れるべし
となります。
プロテインをとることは前提として、それ以外の方法についてです。
1.HMBは筆頭候補になる
まずHMBとはロイシンの代謝産物で、ロイシンとは違う機序で筋合成に有利に働くと考えられている物質です。
特筆すべきは筋崩壊を抑制する作用まであるのでは・・といわれています。
サルコペニアに対する有効性も期待され、高齢者に対しHMBを投与し、筋肉量を増加させ、筋力を増強したという臨床試験も報告されています。
また集中治療領域でもHMBが筋肉量維持を含め有効であったとのことです。
最近はサプリで話題になりましたよね!
2.脂肪を投与するならオメガ3系PUFA(EPAやDHA)
多価不飽和脂肪酸(PUFA)と呼ばれる特定の脂肪酸に筋合成を促す作用があると言われています。
PUFAの中にはオメガ3系とオメガ6系があり、6系のリノール酸も抗炎症作用があると注目されています。
筋合成を促すのはオメガ3系PUFA。その中でもエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)です。
実際も高齢者でも若年者でも筋タンパク合成がオメガ3系PUFAで亢進するのが示されています。
魚によく含まれているので、缶詰や魚肉ソーセージで自分はとってます。
3.ビタミンD、カルニチンは枯渇してそうなら入れるべし
カルニチンは必須アミノ酸のリジンとメチオニンからつくられるアミノ酸です。
体内で合成できないのですが脂肪の燃焼に重要な役割を果たすアミノ酸です。
健常人で枯渇することは考えられないそうです。
しかし透析患者や急性期を脱した患者さんなどでは枯渇している可能性はあり。
そのような場合には投与も有効だそうです。
ビタミンDも同化力強化アプローチとなることが考えられています。
高齢者のビタミンB欠乏で転倒が増えるとする観察研究や、実際に高齢者にタンパク質とビタミンDを合わせて投与することで筋肉量が増えたという臨床研究があります。
ビタミンDの有効性を報告する研究は増えており、サルコペニアやフレイルに対する治療選択肢となっています。
自分は面倒なのでマルチビタミンで全体的にとっています。
最近マイプロテインのものに変えましたが、公式サイトには売っています。
ということで今回は
筋肉をつける栄養成分について
1.HMBは筆頭候補になる
2.脂肪を投与するならオメガ3系PUFA(EPAやDHA)
3.ビタミンD、カルニチンは枯渇してそうなら入れるべし
でした!
本日も引用は
でした。
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