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【塾生通信#6】人生を変える出会い

 こんにちは。薮中塾6期生の國弘千萌です。関西学院大学総合政策学部国際政策学科の2年生で、今は国際関係を幅広く学んでいます。自分の話をするよりも、「人の話を聞くこと」「自分とは異なる考え方や価値観を知ること」が大好きな人間です。

薮中塾との出会い

私が薮中塾に出会えたのは、偶然に偶然が重なったからこそだと強く感じています。
今年2月に参加した大学のフィールドワークプログラムで東ティモールとインドネシアに訪問しました。このプログラムで、私は薮中塾につながるきっかけとなる方に出会います。その方とは、大学の先輩。先輩はプログラムの引率の先生のお知り合いで、東ティモールのコーヒー農場を研究されており、先輩の調査研究での渡航期間とプログラムの渡航期間が偶然重なっての出会いでした。

このころ将来に悩んでいた私は、この先輩にキャリアの相談をしました。

「日本と海外との架け橋となるような外交官になりたい。でも、官庁じゃなくても、企業や市民団体でも日本と海外との橋渡しみたいな仕事はできるような。なんで自分は外交官にこだわるのかわからない。」

そこで先輩に紹介されたのが、薮中塾でした。先輩は薮中塾で代表を務めていた方とご友人で、その方を紹介していただけたのです。

 しかし、入塾の一次選考の締め切りは、私が日本に帰国する日の正午。空港に着くのが午前9時の予定だったため、どう考えても間に合わないと半ば諦めていました。でも、絶対に挑戦したい!という強い思いがあり、ホテルに戻ってから夜中まで、また日本に帰る飛行機の中で1人パソコンの光を付けながら、一次選考の書類を書きました。

 これまでの私だったら、どうせ無理だろうと諦めていたはずです。しかし、親身に相談に乗ってくださった先輩のおかげでチャレンジまで至り、結果として私は6期生として活動することができています。

(今年2月の東ティモール・インドネシア訪問にて)

なぜ私は薮中塾にこだわったのか

 私が考える薮中塾の最大の魅力は、「人の面白さ、多様性」です。一人一人が素敵な色を持っていて、それを発揮できる場が薮中塾にはあります。「多様性に富んだ仲間と幅広い分野について顔を合わせて議論し、将来の糧となるような学びを得たい」という思いを抱いていました。

 新型コロナウイルスの影響で、これまで前期の勉強会は全てオンライン開催となりました。そのためかねてから楽しみにしていた6期生のみんなと直接会っての議論はまだ一度も実現できていません。しかし、オンラインで気軽に繋がることができる分、6期生一人一人とお話することができ、想像以上の価値を得ることができたと思っています。

私の知見を広げてくれた塾生の自主性

 まず、私が入塾前に考えてたことは、

外交官は世界各国の国々で日本の一代表として、日本の利益や相手方の状況を考え、大きな決断をしなければならない立場にある。それなら、その資質の一部として、最善の決断を素早く下すことができるように、自分の信念や意見を持つことが必要。でも、私はまだ経験が浅くて、その必要な知識も考えも足りてない。だから薮中塾生になれたら、様々な人と関わって、自分の考えに固執するのではなく、その一人一人の価値観や考え方を知り世界を広げたい!

ということです。 

 この点は、大いに達成されたと思います。月1回の勉強会以外にも、塾生のイニシアティブでオンラインミニ勉強会や、オンライン懇親会などが開催されました専門性を伴った講義やフランクな会話のなかで、塾生の意見や個性を知り、自分の知見を広げることができました。

**受け取る側にたって伝えるということ

 **

あと1つ、塾生との関わりの中で感じたことは、

本当に物事を知っている人は、伝え方がうまい

ということ。物事の全体像を捉えて、自分が誰に、何を伝えたいのか、はっきりと理解しているからこそ、相手に自分の伝えたいことが間違いなく伝わっていると感じました。

 それを全面的に感じ取ったのが、5月末に行った新型コロナウイルスに関するミニ勉強会でした。大学院生や医学部生が、自分たちの専門知識を生かして、講義や議論の機会を提供してくれました。数学的、医学的な内容を、THE文系の私にも理解できるように、講義してくれたことによって、自分でもわかった!ということに驚いたと同時に、講義してくれた塾生の人達すごい!と、感動しました。

薮中塾生の一員としてのこれから

 1つの出会いによって、その人の人生が変わることはよくあることだと思っています。私がたまたま出会った大学の先輩に少しキャリアの相談をすることによって、薮中塾を知り、6期生の皆に出会い、多くのことを吸収できたように、「出会い」って本当に素敵です。

 
 ここで出会えた6期生とも、あと半年しか一緒に活動することができません。私が薮中塾生として、残りの半年間やり抜きたいことは、以下の2つです。

他の人の意見を受け入れることができる余裕柔軟性を持ちながら、これまで以上に塾生と関わり、様々なものを吸収すること。
自分が伝えたいことを他の人に正確に伝える練習をすること。

 後期では、他の人の意見に耳を傾け勉強することはもちろん、自分から何かを発信できるようになりたいです。そして、誰に何を伝えたいのか、自分が本当に伝えたいことは何なのかを明確にして、伝えられるように練習していきたいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

6期生 國弘千萌

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