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後期勉強会に向けて! 〜相互インタビュー・ピッチ大会の実施〜

皆様、こんにちは! 今回は、後期の勉強会担当チームを決めるために実施された相互インタビューとピッチ大会の様子を薮中塾6期運営の大木と中西からご報告いたします!

相互インタビューとピッチ大会の企画

薮中塾では、毎月数名の塾生が勉強会担当チームとして勉強会の企画を行なっており、それぞれの塾生が前期・後期で各1回ずつ勉強会担当を努めます。後期の勉強会は、薮中塾生として企画する最後の勉強会になるため、塾生1人1人がどのような議論を薮中塾でしたいのか考え、さらにお互いの考えを理解し合う中で勉強会担当チームを決めていきたいと考え、6期運営として本企画を実施しました。

塾生それぞれの実現したい勉強会テーマについての自己理解と相互理解を促進するために、対話の場としての相互インタビュー発信の場としてのピッチ大会を企画しました。相互インタビューでの対話では、それぞれが持ち寄った勉強会テーマについて問いかけ通して深め、ピッチ大会での発信では、1人1人が対話を通して明確化された自分の考えを塾生全員に向かってスピークアウトしました(図1)。

最終的にお互いがピッチ大会で発表したテーマから、自分が担当者として実現したい勉強会テーマを選ぶことで、各月の勉強会担当チームが類似した勉強会テーマを希望する塾生同士で構成されるようにチーム分けを行うことを目指しました。

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図1 勉強会担当チーム分け企画の概念図


相互インタビュー

相互インタビューでは3人〜5人の塾生同士で毎回1対1インタビュー1対3インタビューをしてもらいました。

1対1インタビューは、「相手がなぜそのテーマを選んだか」について相互に質問をぶつけ合い、それに答えていくという形式にしました。10分交代という短い時間の中でも多くの質問が交わされ、テーマの自己理解につながったと思います。

1対3インタビューは、まず1人が他の3人に対して「どのような勉強会を実現したいか」を2分間で発表した後に、3人が質問していくという形式にしました。他の3人からの鋭い質問や素朴な質問に対し、発表者が上手に説明できなかったり、時間が足りなかったりと中々大変そうでしたが、参加者全員が自分のテーマについての理解を深め、相手のテーマについても知ることができる機会になったと思います。

また、相互インタビュー終了後、当日の議事録を公開することで、お互いのテーマに興味を持った塾生同士がSlackやZoomで集まり、自発的な議論ができた様子でした。

ピッチ大会

ピッチ大会では、6期生全員が1分間で「自分の実現したい勉強会」についてピッチ形式のプレゼンを行いました。発表は時間制限以外は自由で、限られた時間の中で少しでも自分のテーマの魅力を伝えるため、発表方法や発表スライドに様々な工夫が見られました(図2-1、図2-2)。発表後はコメントをmiro(オンラインで複数人と共同作業ができるホワイトボードアプリ)上に書き込み、リアルタイムで確認できるようにしたため、大変盛り上がりました。

また、ピッチ大会当日に参加できなかった塾生や「もう一度あの人の発表を見たい!」という塾生のために、発表をmiroやYoutubeにアップロードしました。最終的にmiro上に多くの付箋が貼られました(図3)。

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図2-1 ピッチ大会での発表①

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図2-2 ピッチ大会での発表②

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図3 発表に対するコメント(miro)

後期勉強会テーマ決定!

本企画を実施後、4回(10月〜1月)の勉強会担当チームを振り分けました。各月勉強会担当の代表者から、決定した勉強会テーマを紹介してもらいます!

10月勉強会 「2030年の日本のエネルギーミックス」
グローバルシュミレーションゲームを通して、各アクターがそれぞれの利益を求めて動き、最終的に日本政府が2030年のエネルギーミックスについて答えを出す。全力で最高に楽しい勉強会を作ります。
11月勉強会 「日本の東アジア外交」
東アジア外交について日本はどのような針路を採るべきか、薮中塾長と塾生の熱い議論を行う。勉強会担当一同、塾生各々が日本外交の将来について自分なりの考えを発信出来るよう全力でサポートします!
12月勉強会 「アフリカ外交・難民問題」
現在、急速に成長しているアフリカ各国は市場としてのポテンシャルに溢れ大変注目度は高い一方で難民問題、平和構築など課題も見受けられます。他にも、ロヒンギャ難民問題や、日本の難民との関係性など私たちが考えなくてはならない国際問題があります。この2つのトピックから1つのテーマに絞っていきます!12月勉強会からの素敵なお勉強会をプレゼントします🎅
1月勉強会 「日韓関係・日台関係」
日本による統治を経験した国である韓国と台湾。議論することを通じて両国との歴史や日本にとっての戦争について認識し、現在やこれからの両国との関係性について考える機会にします。担当者全員の思いが詰まった勉強会をつくり、塾生と熱い議論ができればと思っています!

まとめ

本企画を通じて25人の塾生全員が自分が実現したい勉強会テーマを考えました。実際には勉強会テーマとして取り上げられなかったものもありますが、そういったテーマをミニ勉強会の形でみんなで議論したり、公式マガジンから記事として発信したりといったアイデアが塾生から生まれています。
この企画を1つのきっかけとして、1ヶ月間真剣に考えたそれぞれのアイデアから、勉強会以外の場でもみんなで議論する機会をつくってほしいと思います。

最後に、本企画担当者の感想を共有いたします。

このような形で勉強会担当チームを決定するのは、薮中塾では初めての試みでしたが、塾生それぞれが自分の興味・関心や抱えている問題意識を共有した上で、どのような勉強会を薮中塾で実現したいのかを共に考える機会にすることができました。真剣に、かつ、楽しんで参加してくれた塾生全員に感謝すると共に、各月の勉強会担当が充実した勉強会を創り、塾生全員で良い議論をすることを期待しています。(大木)
相互インタビューとピッチ大会、どちらも準備に結構時間がかかり大変でしたが、みんながどんな勉強会を実現したいかを、企画担当者として近くで知ることでき、終わってから「やってよかった」と思いました。また、今後の薮中塾を盛り上げていくべく、新しい試みをどんどん試していきたいです。(中西)

本記事では、相互インタビューとピッチ大会を通じて行われた勉強会担当チーム分け企画についてご報告いたしました。本企画を経て、後期にどのような勉強会が実現するのか、皆様もお楽しみに!

薮中塾グローバル寺子屋6期運営 大木・中西

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