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面接の極意をまとめてみた

こんにちは。
ヤブハニと申します。
記念すべき10個目の記事です。だからといって何か特別なわけではないです。
最近、テラフォーマーズを観ました。めちゃくちゃ面白かったんですけど、アニメ版ってあの中途な感じで終わりなんでしょうか。続き観たいです。悲しいです。

さて本日は、ヤブハニなりに考える面接の極意をまとめてみました。
中途採用を前提として書いています。しかし、新卒採用にも参考になる部分はあると思います。

以前書いた『総合商社で3年半働いた「元の中の人」が実態をまとめてみた』『自分の歩んできたキャリアと学びをまとめました』の記事が図らずも多くの方に読んでもらえました。そのため、キャリアや仕事系のジャンルで皆様の役に立てるならということでもう一つ書いてみます。そして何より将来の自分のために書き残します。


何のためにこのテーマで書くか

この記事を書く理由について簡単に触れておきます。
もちろん、冒頭に書いたように人に読んでもらえそうだから理由もあります。

それに加えて、以下の3つを伝えたいから書きます。
この3つは私が、私が面接をいくつか受ける中で感じていることです。

・面接って楽しんだよということ
・選ばれるばかりじゃなくて、候補者も選ぶ側だということ
・適切に準備をすれば、納得いく会社に内定はもらえるということ

私は、面接は本来楽しいものだと思っています。なぜなら、人間は皆自分の話を聞いてほしいからです。それを手放しに聞いてもらえて何を語ってもいい場なんてなかなか存在しないと思います。それだけ面接は希少な機会です。適切な準備をすれば、自分が好き放題話す場として面接を楽しめます。

また、面接は選ばれるものでなく、お互いに選ぶものです。新卒就職や転職はマッチングの場です。だからこそ、応募者側も会社を見極める姿勢が必要です。きちんと見極めた上で、合わなければ、こちらからお見送りするくらいの気持ちでいるべきです。

また、適切な準備をすれば内定は複数社からもらえる可能性は極めて高いと思います。今回書き残すことは、一言で言うときちんと準備しましょうということに他なりません。適切に準備ができれば、就職/転職が人生を変える戦略的な一手になります。
(※偉そうなこと言っときながら、内定を保証するものはないという点はご了承ください。少なくとも今の私はこれで上手くいっていますという内容です。)

面接の極意の概要

この記事で書く面接の極意の概要です。

【前提】
どんなに小さくても仕事で成果を出したことがある。または、自分はこれはできるというスキルがある。
(なんでもいいです。これは自分で気づける/気づけないの世界です。)

【読んで役に立つ人】
面接に苦手意識がある方(緊張する、不安、内定もらえない等)
面接に自信ある方はあまり身にならないと思います。

【きちんと実践した時に到達できると推測されるレベル】
行きたいと思う複数社からオファーがもらえる

面接の極意の内容の大枠
・企業応募前にやること・・・自分の軸の決定と受ける会社選び
・応募後から面接前までにやること・・・逆質問の用意と当たり前の質問への回答準備
・面接中のtips・・・素でいること

「お前はどうなんだ」という声が聞こえてきそうなので私自身の面接に対する自己認識を記載しておきます。
私は、仕事の中で成果を出せていると自分では認識しています。また、面接はそれなりに得意な方だと自負しています。就職や転職の際に、選べるくらいの内定はいただけています。
しかし、「面接無敗、最強!」という訳ではないです。困らないくらいには内定をいただけると理解しておいてください。

それでは、面接の極意の内容の詳細を1つずつ解説していきます。
極意として書いたことを実行すれば、面接は楽しいもので会社を選ぶ立場に自分がいると理解でき、結果もついてくると信じています。

企業応募前にやること

え、面接の話なのに、まだ企業に応募すらしてないの?と思ったかもしれません。しかし、正直、応募前で7割くらい内定もらえるかが決まると考えています。そもそも内定出なそうな会社は受けないというのが非常に肝要です。

応募前の段階では3つポイントがあります。
・退職理由を深掘りする
・会社選びの軸を定める
・軸に沿って、会社を見極め受ける会社を選ぶ

え、当たり前のことを。と思ったかもしれません。しかし、この当たり前が大切です。1つずつ解説します。

【退職理由を深掘りする】

転職を検討するということは現職を退職したい理由があるはずです。それを深掘りしましょう。自分が今どこに不満を感じていて、理想とのギャップは何なのか。それをあぶりだすためにこのステップは非常に重要です。

退職理由の深掘りをやるときのポイントとしては正直であることです。
給料を上げたいなら、給料を上げたいでいいのです。定時に帰って、家族との時間をたくさんとりたいなら、それでいいのです。そして、その正直ベースで出した内容の深掘りをきっちりやりましょう。

具体的なステップとしては以下をお勧めします。

① 思いつく退職したい理由を正直にすべて書き出す
② 似た退職理由同士をまとめる
③ 似たものをまとめた退職理由をそれぞれ「なんでだっけ」や「具体的にどういうこと?」と3回以上深掘りする
④ 深掘りの結果、まとめられそうな理由もう一度まとめる

まずはこの深掘りが本当に大切ですので、きちんとやりましょう。

余談ですが、深掘りの過程で自分が大切にしている意外な価値観に気づいて結構楽しかったりします。私は結構自分飽きっぽいなってことに気づいたりしました。

【会社選びの軸を定める】

次に会社選びの軸を定めます。これを明確に定めることに成功したら、その瞬間に転職の成功確度は上がります。なぜなら、この軸を外れる会社は受けなければいいからです。

軸を考える際は以下の4つのポイントを意識してください。

・退職理由の裏返しで考える
・なるべく具体的に考える
・色んな切り口から考える
・決めた軸の優先順位を定める

転職の会社選びの軸は、基本的には退職理由の裏返しです。例えば、退職理由が給料が低いなら、会社選びの軸は、今より給料が高いところとなります。

また、軸はなるべく具体的に考えましょう。先ほどの給料の例で言うと、今より給料が高いところではなく、「給料が700万円以上のところ」などと明確にしましょう。

加えて、転職の軸は色んな切り口から考えましょう。その方がのちの会社選びがやりやすいです。例えば、給与が低いという退職理由から、給料が高い職種を考える/給料が高い業界を考えるなどいくつかの切り口で考えることができます。
軸の切り口を上げておくので参考にしてみてください。退職理由と紐づけながら明確化していけば、自然と軸は定まっていきます。

軸の切り口の例
・人生のビジョンから考えた時にやりたいこと
・会社のビジョン
・会社のフェーズ(スタートアップ?成長企業?成熟企業?)
・どんな事業をやってる会社がいいか。
・どんな業種がいいか。(既存の積み上げか全く新しいことか)
・どんな職種がいいか。(既存の積み上げか全く新しいことか)
・渡される仕事の傾向(作業がいいか、抽象度の高い仕事がいいか)
・自分が活かしたいスキルは何か
・年収
・一緒に働くメンバーはどんな人がいいか
・一緒に働くチームはどんなちーむがいいか
・働き方系の諸制度(フレックス、育休、服装等)

最後に、軸が出そろったら優先順位をつけてください。自分が今回の転職で一番叶えたいポイントという観点から決めると決めやすいと思います。例えば、給料とやりがいという軸があったとき、給料がべらぼーに良くてやりがいゼロの会社か給料は最低限でやりがいはマックスの会社どっちがいいのか極端な例で考えることをお勧めします。

【軸に沿って、会社を見極め受ける会社を選ぶ】

軸が定まったら、あとは会社を選ぶだけです。探し方にはあまり触れません。主には、エージェントを利用する、転職媒体を利用する、業界のHPを見る、知り合いに紹介してもらう等があると思います。

会社を見極める際には、以下のポイントが重要です。

・会社選びの軸あてはまっていること
・何となくワクワクすると思ったら受けてみること
・転職エージェントに流されないこと

まずは、会社選びの軸にあてはまる会社を選定しましょう。これは説明不要ですね。

また、軸にはまっているのかよくわかないけどワクワクするという場合があると思います。そういう時は、受けましょう。そして受ける中で、本当に軸にはまっているのかを見極めることをお勧めします。ワクワクする会社は大抵会社を選ぶ軸にもはまっています。

最後に、転職エージェントには流されないようにしましょう。エージェントはとても便利なサービスです。しかし、こちらから伝えた会社選びのロジックに自分が紹介したい会社を無理やりこじつけて会社を紹介してきたりします。そうした時に、きちんと受けない旨を伝え、本当に自分が納得できる可能性がある会社だけを受けましょう。そのためにも、きちんと会社選びの軸を持っておきましょう。

ここまでの応募前の段階で冒頭に述べたように7割が決まります。なぜなら、自分がここまで準備をして納得した会社なら腹落ちした状態で面接を迎えることができるからです。あとは自分の想いを伝え、会社とのマッチングを図りにいくということを繰り返すだけです。

応募後から面接前にかけてやるべきこと

さて、応募を行ったら次は面接までに準備をします。
必要な準備は2つです。

・逆質問の用意
・定番質問への回答用意

【逆質問の用意】

逆質問は、こちらも相手側を見極めるために必須アイテムです。必ず用意しましょう。用意するステップは以下をお勧めします。

逆質問を用意するステップ
①どんな情報がわかれば、この企業に入ることを決定できるかを書き出す。

②その情報を見つけるために、公開情報を探す。公開情報の例は以下です。
 -企業のHP(特に上場企業であればIR情報。中でも決算説明資料がおすすめ)
 -企業の採用ページ
 -Openwork等の口コミで調べる(取捨選択が大切)
 -面接官や働いている人のインタビュー記事

③公開情報で解決しなかった疑問をなるべく具体的に質問化。

④出来上がった質問を確認し、この情報が全て手に入ればこの企業に入れるかという観点でダブルチェックを行う。

逆質問は本当に大切なので、1企業1時間くらいはかけて調べ、作成しましょう。

【定番質問への回答用意】

これは当たり前すぎます。しかし、きちんと想定される一般的な質問への回答は用意していきましょう。質問の回答用意の際は、自分の正直な思いの回答の用意とその回答の深掘りを大切にしてください。

正直な思いの回答の用意とは、変にきれいな回答を用意しなくてよいということです。身も蓋もないことでも正直に伝えましょう。例えば、私は一社目の総合商社を選んだ理由を「海外で働くサラリーマンが何となくかっこいい」、「給料が高い」と正直に伝えています。

また、深掘りとは抽象化と具体化です。
ここでの抽象化とは、「なぜそうだったか」や「どうしてそうしたか」のwhyを問うことです。ここでの具体化とは、再現性高く話すことです。当時の状況や思い、見たデータ、人の言葉、取った行動等なるべく鮮明にしておきましょう。

定番質問はググったり、エージェントに聞けば教えてくれます。一応、一般的なものを下記します。

定番質問
・志望動機
・転職理由(2回目以降の人は前回の理由も)
・会社選びの軸(2回目以降の人は前回の軸も)
・経歴説明
・一番の成果、失敗
・自分は何をする人か、何ができるのか
・周りにどんな人って言われるか
・最近読んだ本で印象に残ったことは
・強み、弱み

面接中に意識して実行すべきこと

最後に、面接中に実行すべきことを書きます。正直、準備をしっかりしていれば意識せずともできることだと思います。一言で言うと素でいることです。

【質問の意図がわからない時は、必ず聞きましょう】
面接官の質問が抽象な時、どういう答えをすればいいのかわからない時があります。その時は必ず、●●という意味でしょうか。と聞いてから回答しましょう。質問に対して、答えられていないことがコミュニケーションとしては最もやってはいけないことです。

【正直に話しましょう】
ここまで会社選びの軸や定番質問への準備をやってきていたらあとはそれを正直に話すだけです。嘘をついたり、着飾る必要はないです。身も蓋もないことも正直に話したほうが価値観や個性が伝わります。

【親しい人に話すように話しましょう】
固く話し過ぎると個性が伝わりません。そのため、友人や家族と話すくらいリラックスして話しましょう。もちろん、「敬語で」ですが。

【楽しみましょう】
適切な準備をして、上記が全てできたら楽しめます。
冒頭でもお伝えしたように人は皆、自分の話を聞いてほしいものです。しかし、否定されることを恐れたり、自分の話ばかりしたりすると嫌われるからなかなかできないものです。面接はそうした本能的欲求を満たせる最高の機会です。最高に楽しみましょう。

以上になります。結構長くなってしまいました。

最後に今日のアクションプランです。

来週中に次の転職先を決める

ありがとうございました!

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