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『Fujifilm X-T5』 10年後も横で相棒でいてくれる予感のするカメラ。

こんにちは。ゆせです。
今日は、今まで書いたことなんてないけれど、カメラに関する記事を書いてみようかなと思います!

今回、取り上げるのはFujifilmのX-T5というカメラ。つい先日、家に届いたばかりのピカピカのカメラのお話です。

#00 僕が富士フイルムに出会った時。

僕が富士フイルムのカメラに出会ったのは、7年前。近くのヤマダ電機。
年末年始に、富士フイルムのミラーレスカメラが29800円の在庫処分で売られていて、お母さんに本気でおねだりして買っていただきました。

その後、一時期はメインとして外れたものの、4年前にX-T2を購入してから富士フイルムのカメラをメインで使っています。

高校2年生の時に撮った写真。X-T2のEVFに感動したのを覚えてる。

コロナ禍に入り、国民に10万円の給付金が出たタイミングで、(多分使い方間違えてるけど)、X-T3にメインを乗り換えました。そして昨年、ラブグラフという会社で働き始めてから、お仕事用にX-H2というカメラを追加購入し使用していましたが、今回、このX-T5にX-H2を売って乗り換えましたというお話。

X-T5ってどんなカメラ?

『Photography First』
この5代目となるX-T5は、Xシリーズの原点である「小型・軽量・高画質」に拘り、写真を最優先に設計された製品です。

fujifilm X-T5 商品紹介ページより

このX-T5というカメラは、『原点回帰』をテーマに、小型・軽量・高画質にこだわったモデルで、写真と動画のハイブリットカメラが増えてきている中、「写真」を撮ることを最優先に考えられたカメラということです。

その他、スペックについて細かいことは割愛させていただきます。

X-T5の好きなところ7点!

#01 Tシリーズ伝統のデザイン

X-T5の好きなところ一つ目は、なんといってもデザイン。これが理由で、X-H2から乗り換えたと言っても過言ではないくらい大きな要素。
シャッタースピード、ISO、フォーカスモード、連写設定など、全てが物理ダイヤルで確認できるこのデザインが、本当に大好きで、X-T2、T3と使い続けています。

このね、ダイヤルを無駄にカチカチ回したくなるデザインが、男心をくすぐるんですよね。楽しい。

#02 小型軽量になったこと

「小さくて軽い」ってやっぱり正義だと思うんですよね。値段的には、他社さんのフルサイズモデルを買うこともできる中で、FujifilmのAPS-Cシステムを使う理由は、システムを大幅に小型化できることかなと思ったりしてます。出張撮影のフォトグラファーとして、お仕事で使うだけでなく、日本国内外問わず、たくさん旅に持ち出す予定なので、「軽さ」は個人的に外せない要素です。
どんなにいいカメラを持っていても、重くて持ち出さなければなんの意味もないですよね。

#03 第五世代のセンサーとエンジンによるAFと写り。

X-T5が届いてまだ使えていなく、同じセンサーとエンジンを積んだX-H2での使用感ですが、『これ、やばいです。』。
X-M1から富士フイルムを使ってる自分にとって感動レベルというか、もう、なんの不満もなく使える。むしろ普通に走ってくる子供とかに余裕でピントを追いかけてくれるようになりました。

そして写りの方は、画素数が4000万画素を超えてきて、写りがめっちゃ良くなりました。気のせいかもしれないけれど、ダイナミックレンジもかなり良くなっているイメージ。トリミングしても解像してるし、第二世代のレンズたちと組み合わせると、もうどこまでも写ってて気持ちいいレベル。

X-H2での作例

#04  防塵防滴であること。

防塵防滴は、防水ではないですが、多少の雨などの中では使うことができます。僕は、本当に雨男で、すぐ雨を降らせちゃうのですが、雨の中で写真を撮りたい時に助かります。雨の日には雨の日なりの写真が撮れるので、それもまた素敵ですよね。

#05 三軸チルト液晶

X-T2、T3はカメラの液晶画面が「三軸チルト」と呼ばれる横でも縦でもチルトできる仕様でした。しかし、X-T4からは動画ユーザーを意識してかバリアングル液晶に変わってしまい残念に思っていました。先日まで使用していたX-H2もバリアングル液晶で、自撮りとかもできて便利だなと思う反面、縦位置で使用するときに使いづらかったり、光軸とズレるのが使いづらかったり、僕にとってはチルト液晶が合っているのだと感じています。これに限ってはユーザーの好みなのであくまでも僕の意見です。

縦でも液晶がチルトするのいいよね。

#06 ノスタルジックネガが使えるということ。

富士フイルムのカメラにはフィルムシュミレーションという写真の色味を調整する機能みたいなのがあるのですが、第五世代から「ノスタルジックネガ」というフィルムシュミレーションが追加されました。

ノスタルジックネガ
1970年代、カラー表現の可能性を世界に提起し、芸術として定着させた「アメリカンニューカラー」の代表作を想起させる色再現を特徴とします。独特の諧調表現がハイライト部を柔らかくアンバーに描写する一方で、シャドウ部はディテールを残したままノリの良い色味を実現し、叙情的に切り取ることが出来ます。

GFX100S 商品紹介ページより

個人的に、この「ノスタルジックネガ」がどハマりしちゃって、X-H2を使用してから最近はメインで使用しているフィルムシュミレーションになります。「RAWで撮影してレタッチするなら関係ないじゃん」なんて思っていたのですが、LIghtroom上でフィルムシュミレーションを適用することができるので、ベースでノスタルジックネガを使用することができてとても嬉しいです。

青の表現がすごく好き。
わざわざ知床まで行ったのにこんな写真ばっかり撮っていた。

#07 シャッター音

X-T5の好きなところが多すぎてキリがないので、このくらいにしておきます。X-T5のシャッター音ですよね。X-T3までは、結構シャッター音が大きくて、手に伝わる振動がありました。これはこれで写真を撮っているという感覚ですごく良かったのですが、X-T5はすごく優しくなりました。

シャッター音って、大きい方がいい時と、ならない方がいい時があって、電子シャッターだけで撮影することも多々あったのですが、X-T5のシャッター音なら、メカニカルシャッターでも撮影ができそうだと感じています。
そして、なんと、メカニカルシャッターを使用しているときに、同時に電子音でシャッター音が出るようになったんですよね。これが本当に好き。
写真を撮っているんだということがしっかり伝わるし、撮っていて本当に楽しいカメラだなと感じます。

X-T5のちょっと気になるところ2点!

#01 データサイズが重すぎる。

4000万画素になった恩恵もある一方で、データが重くなってSSDとHDDの容量を圧迫するというデメリット。いや、デメリットではないんですけどね、4000万画素に助けられる時もあるから。本当に大好きなカメラだからこそ、たくさん写真を撮ると、後々が大変ということですね。

#02 作りが少しチープになった?

X-H2と比べて安っぽく感じてしまうのは、H2がフラッグシップカメラなのでわかるのですが、今までのTシリーズと比べても個人的には気になるところです。底面のプラスチック感とか…。でも、これは、これだけの性能のカメラをこれだけ小さいボディに詰め込んで軽くするためだと思えば、納得できます。軽さは正義。

10年後も横で相棒でいてくれる予感のするカメラ。

ということで、ここまでX-T5というカメラに対する愛をたくさん語ってきました。気になるところを2点挙げましたが、どちらも大きな問題ではなく、使い方の問題かなと思います。これだけの小さなカメラとは思えないほどの性能をもつX-T5。このカメラを持ったファーストインプレッションとしては、「10年後も横で相棒でいてくれる予感のするカメラ」。
こんなにも使っていて、触っていてワクワクするカメラは久しぶりです。
仕事でもプライベートでも大切に使用していこうと思います。

X-T5は、人気機種で、2023年5月現在、在庫なしの店舗が非常に多く、納期までしばらく待つような状況が続いています。中古相場も新品とほぼ変わらない値段で流通しており、気軽に買えるカメラであるとは言い難いかもしれません。ただ、本当に使いやすい最高のカメラの一つであると言えるでしょう。

ということで、こんなにも長い『X-T5』への愛を語るファーストインプレッションを読んでいただきありがとうございました。


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