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言葉だけでは響かない 岩瀬コラム15

指摘しているのに相手に響かない


みなさんは、周りの人が自分の思い通りに動いてくれず、要求や指摘をすることはありますか?


私が関わるサッカーやフットサルのようなチームスポーツでは頻繁にそのような状況があります。




確かに、自分の意思を伝えることはとても大切なことです。


しかし、意思を伝えていても、相手と衝突してしまったり、伝えているのに相手に響かなかったという経験はありませんか?




意思を伝える目的は、同じイメージを共有し結果に繋げることなのに、相手に響いていなければ意味がありません。


チームスポーツでは、このようなコミュニケーションのエラーが勝敗を分けることも多いです。




では、どうしたら自分の要求や指摘が相手に響くのでしょうか?


もし、自分の要求や指摘が相手に響いていないと感じる方は、今回のコラムを1つの視点として自分自身と向き合ってみてください。




コミュニケーションは言葉だけではない



コミュニケーションには大きく2つあります。

・バーバルコミュニケーション
→会話や文字など言語を用いたコミュニケーション

・ノンバーバルコミュニケーション
→表情や声の大きさ、視線、身振り手振り、姿勢などによるコミュニケーション





自分の要求や指摘をする時、その人へのリスペクトのない言い方などは論外ですが、コミュニケーションは話し方だけではありません。


心理学者のアルバート・メラビアン提唱する「メラビアンの法則」はご存知でしょうか?


これによると、話し手の印象を決めるのは、ノンバーバルの部分が93%と言われています。






私は、このノンバーバルの部分でも特に「姿勢」が大事だと考えています。


さらに姿勢には、①話している時の「姿勢」だけでなく、②普段の取り組む「姿勢」があります。

特に「②取り組む姿勢」がとても重要で、


例えば、

チーム活動に非協力的、試合以外の練習でサボることが多い、真剣に取り組んでいない


など、

このような「姿勢」で普段取り組んでいる人に要求や指摘をされたら、あなたはすんなりと受け入れることができるでしょうか?




おそらく多くの方が反発したくなると思います。


普段、自分勝手に動いている人が、自分の思い通りに動けと要求するのは、どこかの王様でもない限り通用しません。


自分自身も周りの人のために貢献しようという「姿勢」を見せていくことが大切です。




少し極端な例を挙げましたが、自分の要求や指摘が相手に響かない場合は、普段の「姿勢」によってコミュニケーションのエラーが起きている可能性があります。


それに気づかず、変化のない相手にイラついたり、「あいつはダメだ」など見限るような対応をしてしまっていませんか?





・相手を変えるのではなく自分が変わる



要求や指摘をする時、相手に「こうして欲しい」という思いがあってすると思います。


しかし、相手を変えようと思えば思うほど、変わらない相手にイライラしてしまうことがあります。


さらに関係が悪化してしまうと、その人のことを理解しようとすらしなくなります。


そもそも、変わるか変わらないかはその人次第です。


変えようと思って変えられるものではありません。





しかし、自分自身は自分次第でどうとでも変わることができます。


自分の要求や指摘が相手に響かないのなら、なぜ響かせられないのかを整理して、自分自身の行動を変化させてみてはいかがでしょうか?


あなたが変わり、成長していく「姿勢」が、あなたの周りの人にも伝わるはずです。


そうすることで、結果的に相手の反応が変わるということは私自身も何度か経験したことがあります。




変えられるものと変えられないものを整理して、自分自身が変化し、成長していきましょう。


お読みいただきありがとうございました。



岩瀬勝覚
理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー



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