マガジンのカバー画像

類は友を呼んでいる

6
私の親戚、友人、知り合いなどなど周りの人をちょこっと紹介するところ
運営しているクリエイター

記事一覧

わたしなようでわたしじゃない彼女

わたしなようでわたしじゃない彼女

誕生日が10日違い。性格もなんとなく似てる。
だけど、わたしなようでわたしじゃないの。

初めて会った彼女はとってもとっても小さくて、コロコロのちっぽを千切れんばかりに振っていた。

車の中でも彼女は落ち着きなく歩き、自分より随分と高いはずのクレートから脱走しようと試みたり、怖がることなく一緒にいる人たちに撫でくりまわされていた。

「何だかユウカに似てるのよ。」

と言われて“わたしってこんなに

もっとみる
今でもハッピーセットな彼

今でもハッピーセットな彼

当時いた3人組のことを
周りはハッピーセットと呼んだ
そんなハッピーセットの中のポテトな彼の話

大学一年の終わり頃、私と同じ学科の人たちは、私達を見て「いつも一緒にいて、ハッピーセットじゃん」と言っていた。どうしてその3人で行動しだしたのかよくわからない。いつから仲が良いかとか、そんなこともよく理解してない。気づけば3人で一緒にいたのだ。

そんな中、ポテトの彼とはサークルの会長副会長を共にした

もっとみる
戻れない過去に浸る日だってあっていい。

戻れない過去に浸る日だってあっていい。

22歳の私には中学の思い出が
程よく古くて心地いい

中学の生徒会メンバーとボーリングに行くことになった。1人1人と飛び抜けて仲がいいかと言われればそうでもないような気がする。だけど私たちは常に生徒会室にいた。そういう仲だ。

集合場所に一番乗りだった私は、「ついた」と3人に連絡した。その5分後には懐かしい面影を持つ人たちが歩いてきた。お互い顔を合わせると手を振りあって「よぉ〜」と、再会にふさわし

もっとみる
愛しさと切なさと心強さをもつ彼女

愛しさと切なさと心強さをもつ彼女

2年前の夏に運命的な出会いをした。
そんな素敵な彼女のお話をしようか。

とあるボランティアで出会った同い年の彼女は、本当に同い年かと疑うくらいしっかりしていた。そのボランティアに携わるのが初めてだった私は、右も左も分からなかったが、同い年の彼女に常に助けられていた。

そのボランティアが終わる頃、「私、ユウカと一緒にこのボランティアできてよかった!たくさん助けてもらえたし…」と声をかけてくれた。

もっとみる
ツーカーの仲な彼女

ツーカーの仲な彼女

きっかけは"メロンパンをオーブンで焼いて
食べると美味しい"という話題だった

中学の間、学年上位の成績を誇り、成績表はオール5、運動もできて、生徒会の保健委員長、周りからの信頼も厚く、紛れもなく自慢の友人だ。(この後からは彼女と書く)

彼女とは当時、クラスも違った。私の記憶が正しければ、会話したことなんかなかったと思う。たまたま2人とも生徒会選挙に出ることになり、たまたまその日2人で作文指導を

もっとみる
何年たっても変わらない彼女

何年たっても変わらない彼女

10年目の付き合いのくせに、私の名前を漢字で書けず、誕生日すら覚えていない中学以来の友人(この後から彼女と書く)がわざわざウチに遊びにきた。

LINEで予定を立てている時から彼女は持前のマイペースを発揮して、「〇〇に行きたい、でもこっちも行ってみたい、さのゆとなら〇〇にも行きたいし…」と二泊三日では到底無理だろうという量の観光地を上げてきた。彼女がワクワクしているのは文面から伺えた。し、ほぼ月一

もっとみる