子どもの見ている世界が見えるメガネがほしいと思った話

昨日はとても天気が良かったのだが、娘の機嫌が一日中悪かったのでランニングが出来ず、

お互いの気分転換になればと思い、息子の保育園まで約15分かけて歩いて迎えに行った。

息子が途中で「疲れた」と止まった時のことを考え、ポケットにアンパンマンのビスケット菓子を忍ばせて。

最近は走ってばかりだったが、歩くのも気持ちがいい。途中、女子高生(島にも高校があり、下校時間には学生さんがいっぱいいる)が井戸端会議をしていて、

「余裕のある人になりたいわー」と言っていたのが印象的だった。

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息子との散歩は久しぶりだった。

保育園外に散歩に行くことがあるらしく、「よく歩きますね〜」と先生から言われていたが、園の帰りに果たして歩けるか不安だった。

しかし息子は、楽しそうにしていた。

降園後、1時間以上外遊びをしているんだからそりゃ散歩なんて楽勝か。

石ころ、木の実、草花など、目についたものを片っ端から拾い、観察したりそれらで遊んだり、とにかく進まないのだが、

息子の楽しそうな様子を見ているとこちらも楽しく、目のつけどころに驚き?尊敬?の気持ちになった。

息子と私は同じ道を歩いていて、同じところに居るはずなのに、見えているものが全然違うんだろう。

身体的な視野は大人の方が広いけど、大人の「視点」って狭いんだろうな。

息子の見ている世界を私も見てみたい。

でも実際にはできないから、息子の話す言葉や表情、仕草を通して、息子の見ている世界を共有し、想像する。

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昨日の帰り道、そんなことを考えていたので、息子が色んなことをイヤイヤする世界も同じように見てみたいと思った。

毎日毎日手がかかり、朝の支度だけでもひと苦労なのだが、彼には彼の世界があるんだろうな。

子どもと付き合うには、「想像力」が大事ですよと何かで読んだ。

そうかー、子どもが見ている世界を大人が見ることはできないけれど、「想像力」というメガネをかけて、子どもの見ている世界にちょっとだけ近づけたらいいな。

そしてそのメガネは作るものじゃなくて、一人ひとりにもう備わってる、本来持ってるものなんだろうな。

私はそのメガネをピカピカに磨いて、今日も子どもたちと一緒に過ごしたい。



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