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認知症の勉強会に参加しました!

地域を明るくするリハビリテーション専門職の会 大和の岡原です。
当会は、市民活動団体として地域を明るくすることを目的に活動しています。

今回は、認知症の勉強会に参加したのでその報告をします。

なぜ認知症の勉強会に参加したか

そもそも、なぜ勉強会に参加したかというと1つは資格の更新のためです。
以前の記事でも書きましたが、私は登録理学療法士と認定理学療法士(介護予防)の双方を取得しています。
登録理学療法士も認定理学療法士も5年ごとの更新する必要があります。
そして更新はポイント制度です。
5年間で50ポイント貯めなければいけません。
なのでコツコツ進めることにしたので、今回勉強会に参加してポイントを申請しました。

また、私は職場でも市民活動でも認知症について講習会を行うことが多いです。
認知症ケア専門士やコグニサイズ指導者といった資格も有しています。
ただ、人間は忘れる動物です。
現状に満足せず、復習もかねて多くの勉強会の種類から「認知症」のテーマを今回選びました。

認知症について復習

勉強会の内容ですが、幅広くやっていただいたので新しい発見や復習もできました。

認知症の症状

認知症の症状はたくさんあります。
その症状の中でも大きくわけて中核症状というものと周辺症状にわけられます。
中核症状という、直前に起きたことも忘れる記憶障害や時間や場所が分からなくなる見当識障害などがあります。
一方、周辺症状、別名BPSD、認知症の行動と心理症状ともいうんですが、暴言や暴力、興奮、不眠、昼夜逆転、妄想、せん妄、徘徊などをいいます。
中核症状というのは脳の神経細胞が壊れることによって、直接起こる症状です。
完全に治すことはできないとされていますが、薬の服用や生活環境、周りの人の対応によって進行を遅らせることはできます。
一方、周辺症状というのは周囲の人との関わりのなかで起きてくる症状をいいます。
この周辺症状というのは、中核症状に付随し発生する二次的な症状です。中核症状が直接的な原因に対して、周辺症状は二次的な症状というのがポイントです。
この周辺症状はケアや対応により予防や改善可能といわれています
言い換えると、私達が悪化させていることもあります。
また、介護が大変になってしまう原因なのですが、この周辺症状の悪化であることが多いと言われています。
つまり、私たちの関わり次第で周辺症状は変化し、介護の負担も大きく変わっていくということです。

否定してはいけない

今すぐにでもできる認知症ケアの1つに「否定しない」ということがあります。
一見不可解に感じる認知症の人の行動には、必ずその人なりの理由があります。
例えば、徘徊する人の場合、家に帰ろうとしたり、会社に出勤しようとします。
まずは、どんな理由で徘徊しているのかを話をしながら探っていくことが大切です。
間違ってもその行動自体を否定してはいけません。
なぜなら、認知症の人には新しいことを覚えられないものの、その時に感じた気持ちはいつまでも覚えていると言われているからです。
特に、いやな思いをしたときには、その気持ちがいつまでも残ってしまうため、その相手に対する拒否感が強くなることがあります。

また個人的にきをつけていることがあります。
上手く指示が入らななかった場合って多くあると思います。
その時は、認知症だからでなく、自分の伝え方に問題があると考えましょう。
「ごめんなさい私の伝え方が悪かったです」や間違った動作でも、「ありがとうございます。そしたら次はこうしてみましょう」というようにしています。
そのように意識したら、以前より拒否がなくなったように実感しています。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
今後も色々なことを勉強して、アウトプットして自分のものにしていきたいです💪

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