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珈琲ノ音

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京都のカフェを巡りて、飲んだコーヒーについて言及していく予定ですが、これはあくまで速記的で、備忘録的なものです、制御不能です、個人的見解です、そのときの気分とか体調とか、もちろん…
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2024年3月の記事一覧

Okaffe ROASTING PARK

Okaffe ROASTING PARK

やや見つけにくいところにあるOkaffe KYOTOの別店、そういえば本店も見つけにくかったな、と思い出す日曜の午後、本店に行ったのはだいたい1年くらい前だが、もうずいぶん、昔のことのような気がする、

酒粕のパウンドケーキを深煎りのダンディブレンドで流しこむ昼下がり、コーヒーはとてもきれいな味わいで、甘さがよく出ていた、酒粕のケーキもうまい、そして、思ったよりでかい、酒粕のケーキといえば、福島の

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[番外編] COFFEE COUNTY

[番外編] COFFEE COUNTY

表参道で散髪、帰りに東北沢で降り、気になっていたお店でコーヒーを頂く、土壁と、煉瓦を基調にした洞窟のような店内、広めのカウンターに、厳選されたシングルオリジンのコーヒー豆が並ぶ、やはり浅煎りのラインナップが充実しているが、中煎り、深煎りもある、

中煎りのコロンビアと、カヌレを注文、小腹が空いていた、コーヒーにあうクッキー、カヌレ、プリンなど、これらのお菓子も自家製らしい、

プラムのような落ち着

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CLAMP COFFEE SARASA

CLAMP COFFEE SARASA

最近はこんな感じの、生い茂っている店にどうにも吸い込まれがちだ、吸い込まれ、コーヒーとフレンチトーストをオーダーするモーニング、入ってすぐ、音楽が流れてくる大きなスピーカーと、同じ棚に並んだ書物が目に飛び込んでくる、先払いで前の客が注文するのを待つ間、しばし眺める、文庫は少なく、単行本が多い、なのに今どき文庫のほうが手に入りやすそうな、庄司薫や川上弘美の小説が置かれていた、こだわりなのだろうか、オ

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雲仙

雲仙

念願の雲仙、もっと早く来るはずだったのに寝坊した雲仙、それは今日まで来れなかったという意味でもあるし、今日寝坊したという意味でもある、が、こうやって書くとまるで寝坊したのが僕じゃなくて雲仙の方みたいになるから不思議だ、文学の魔法、無論そんなことはないのだが、まあ日曜日だし、仕方がないことではある、

ちょっと薄暗いくらいが、雰囲気があっていい、そんな店内はBGMも微量だ、客の話し声も、自然と落ち着

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[番外編]珈琲専門店 リヴォリ

[番外編]珈琲専門店 リヴォリ

本日のコーヒー、ケニアをオーダー、柑橘系のキレのある酸味と力強いフレーバーが特徴、らしい、が、ピザトーストのような香りがする、焙煎がちょうどいいのか、心地よい飲み口、サイフォン式だからか、酸味がきれいに伸びて、余韻が長く響く味わいになっている、好きな味だ、喫煙可なので、コーヒーを味わっているときにそこだけが少し気になった、こういうときはテイクアウトにするのがいいかもしれない、

[番外編]ゼー六 本町店

[番外編]ゼー六 本町店

ゼー六、歴史を感じる店内はこじんまりとしていて満席だったが、常連と思しきおじさんが声をかけてくれ、相伴にあずからせてもらった、ありがたい、さっと席に着くなり、兄ちゃんのおごりな、と冗談を飛ばされる、大阪だ、ここのコーヒーはそれくらい安いということらしいが、メニューを見ると三百円、たしかに安い、アイスモナカとセットで注文、420円、おそらくはインドネシアやタンザニアのブレンドだろう、繊細な香りに引き

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