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得意料理とは

正直言うと、料理はそんなに好きではないし、得意でない。
なんなら「あーあーなんにも食べなくても生きていけたらいーのにー」と時々思うくらい、食べることからして面倒くさい。
だもんで、私が作るものは当然の如く上手くないし美味くないと安易に予測出来るだろう。

しかし子どもがいるからには作らざるを得ない。
毎日毎日、苦手なりにも割と一生懸命何かしら作っているつもりである。

結婚当初は1時間かかっていた味噌汁も、離婚した今ではもう10分で出来る。
(当たり前か、、というかむしろ結婚当初1時間かかってたのヤバいよね)

ココナッツミルク買ってきて本格的なグリーンカレーを作ったこともある。
(味見した時に自分がココナッツミルクの味苦手だったの思い出してショックだった)

ミネストローネも作れるようになったし(私実は火が通ったトマト苦手だけど)、ある年のクリスマスには何故か当時の相方が買ってきた七面鳥も調理し丸焼きにした(見た時どないせえっちゅーねんて思った)。


そんな私の料理を食べ続けた娘が、ついに人間7年目の夏に
「おかーさんこれ!これめっちゃ美味しいからずっと作って!お願い!」
と言ってくれるものができた。
めちゃめちゃ喜んでくれるのが嬉しくて常に切らさないように気を付けていたが、ある日ふと気付いた。
気付いてしまったのだ。

いや、これレモネード。
めちゃめちゃ褒められたのレモネードの原液て。

料理じゃないやんけ。

あれ・・・あれれ・・・・?
と思っている私に、レモネードにはしゃぎながら話しかける娘。
「おかーさん浸けるんが得意なんじゃない!?なんでも浸けたらおいしーんじゃないの!?ご飯もさ、例えば・・・・・・・・・・・んーー・・・・・・・・
つけ麺とか!

失礼か。
流石に結構傷付くわ!!
ほんでよく考えて!
つけ麺は『浸け』てないからね?

結論:今まで色々作ってきたけど、私の得意料理はどうやらレモネードだそうです。

・・・・料理・・か・・・・。精進しよ・・・。

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