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簡単に投げられた言葉というナイフに傷付けられた話

言葉というものは簡単に発せられるけれども、簡単だからこそ考えて発言しないと相手を思わぬ形で傷つけてしまうこともある。もちろん本当に伝えたいことも、受け取り方次第で伝わらないこともある。  

柳瀬が身内に言われてかなり腑に落ちなかったことがあったので、今回はそのことについて少しお話をしようと思います。柳瀬が自分で思っていること、考えていること全てが間違っていないとは言わない。でも、逆に間違っているとも思っていない。だからなにかを討論するときに気を付けないといけないことは、自分の価値観を押し付けないことではないでしょうか。勝手にこうであるべきと思い込むのは自分が正しいと思っているならばそれでいいと思う。だが、それを他人に押し付けるのは違うのではないだろうか。

1. 片親だから不幸というのは勝手な決めつけである

まずはじめに、柳瀬のところは片親でした。それを踏まえた上で聞いて頂きたいです。両親が揃っていても不幸な子もいるし、片親で不幸な子もいる。でも両親がいて幸せな子もいるし、片親でも幸せな子がいる。だから必ずしも、片親だからと決めつけることはできない。これを柳瀬の親の前で言われたことも、かなりの無神経ではないかなと感じました。柳瀬は片親だったけど、一度も不幸だなんて思ったことなかったので、片親だったというだけで周囲からは可哀想と不幸と見られていたことにショックでした。  

このように思って断言するということは、不幸なんだということを聞いたのか、誰かが言っていたのか、などと聞いたところで結局は全て憶測ですよね。自分の中でこれはこうであるべきと勝手に決められた思い込みによって家族の形はこうであるべきだと勝手に世間に決められてしまっているんです。  

そんなの本人が気にしていないのに思い込みで決めつけていいわけがないので、勝手に可哀想などと思わないでほしいですね。

2. 妊娠したら必ずしも結婚しないといけないことではない

柳瀬がこれを言われてしまったのが「できちゃったらひとりで産んで育てる」的なことを言ってしまったからです。別に妊娠したから必ずしもイコール結婚での責任の取り方しか選択肢がないわけではない。柳瀬も結婚したくないわけではない。むしろ結婚したい方だと思う。  

でも、柳瀬は相手の負担になりたくないと思ってしまう性格。だからそうなってしまったら産むし、相手には一応報告はする。けど、なにかしてなんて一切言うつもりはない。責任取るつもりないのに手出すなといろんな人から言われてしまいそうだけども、なにもしなくていいと思っている。相手がしたいと思ってくれているのであれば「お願いします」となるかもしれないけど、責任という言葉で縛り付けたくないと思っています。  

こういうこと言うと、普通はとか世間一般はとか言われるので物凄く嫌なんですよね。普通ってなにって感じです。柳瀬も自分の親見てきたから、大変なことは理解している。だからこそ、覚悟もなしにこんなこと言ったわけでもない。  

そもそも責任取るために結婚ってなんかおかしくないですか。

3. 歳だからと言って諦めるのはおかしな話

女なら必ず一度は気にしてしまう年齢。ある程度の年齢になってしまうと「もう若くないから」と年齢を気にしてしまって、なにか新たにチャレンジすることも簡単にできなくなってしまう。それってすごく勿体無いし自分で選択肢をなくしてしまっていることになる。

何歳になってもやりたいことがあるのは素敵なこと。やりたいことを見つけてがんばっている人に対して「もう若くないんだから」などと言って行動を制限して止めてしまうようなことをするのは間違っている。年齢を重ねた方が選択肢が増えて、いろんなことができるので、年齢を重ねることをマイナスに捉えてしまうのはすごく勿体無い。

年齢なんてただの数字です。自分はそうだったからなんて理由で認識で他人の生き方まで簡単に評価してほしくない。年齢コンプレックスを持っている柳瀬が言っても説得力ないけれど、毎年年齢を重ねることが嫌っていうのもきっと思い込みで自分で作り上げてしまっているんだろうな。誰だっていつでも若くいたい。でも、年齢を重ねてしまうのはどうしようもない。だったら、後悔しないように思っていることを、やりたいことを全力でがんばるしかないんだよね。外野の勝手な意見なんか吹き飛ばすくらいに。

4. 女の幸せ=結婚出産という昭和思考

幸せってなんだろうって考えたときに、きっと自分の中ではこれっという回答は出て来ない。大切な人の笑顔を守りたいとか、そんな答えになってしまう。

柳瀬が最近度々言われることでいちばん納得できないことがこれ。結婚したからと言って幸せの保証なんてどこにあるのだろうって疑問。結局はパートナーに頼れるから安心って言ってるようなもの。安心したいが為に結婚出産なんておかしい。

そりゃ、だいすきな人と一緒に幸せになりたいっということで結婚してその人との子どもがほしいっていうのは理解できる。でも自分の幸せのために結婚したいなんておかしい。

いまの世の中、結婚しない人が多い。でも、昭和人間からすると女が結婚、出産しないのはどうしても納得できないみたいです。人の数だけ選択肢はあると思っているので「女はこうであるべき」「こうじゃないと幸せではない」なんて他人が口出しするのは間違いである。

5. 最後に

柳瀬が言われたことを小分けにして書いてみました。全てに共通していることは、柳瀬のことを心配してくれてたからこのような言葉が出てしまったということ。だからと言ってはいわかりました、と理解できるほど大人でもない。柳瀬はこれを祖母に言われました。はじめに言った通り、昭和人間って自分が間違っているなんて一切思わないからタチが悪い。このような考えしが出来ない人って進むべき道はひとつしかないと思っていたり、幸せにしてもらおうとクレクレになってしまっていることに気付いていない人がいる。そういう考えも選択肢のひとつだと思うから否定はしないけど、でもそれを押し付けるのはやめてほしい。

柳瀬はそんな考えが嫌いで、柳瀬の彼ことぷりんすくんに対して「幸せにして」なんて思ったことは一度もない。ぷりんすくんに対してはいつも「この笑顔を守りたい」と思って一緒にいるので、クレクレっとラクしようとする考えに物凄く嫌悪感。一緒に不幸になるので、一緒に乗り越えましょうって思う。

きっと祖母は、柳瀬が傷付いたことなんて気付いていない。早くちゃんとしろって思っているのかもしれない。勝手に思い込んで、勝手に押し付けて来て、勝手に評価されて。

こうやって人は肩身が狭くなって行くのかもしれない。

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