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「荒野のタグ・スリンガー」ライナーノーツ

おれだ。そんなこんなでライナーノーツだ。一話一話の解説はめんどいのでしない。今回の冒険は一段落したのでこれで完結とも言えるが、設定が無から次々生まれてくるし、なんかに利用できるかも知れない。

note海がニューメキシコの荒野と聞いたんで、おれがハッシュタグを使ってサバイブしている現状を含めてパルプにしたものだ。フジリューの読切漫画『DIGITALIAN』の西部劇版とでも思えばいい。知らなきゃリンク先を読め。ただしステータス画面も出なけりゃ電子魔法もない。おれはプログラミング言語や数式を見ると頭痛がするのでそんなもんは使えない。ハッシュタグ・スリケンや電子馬、電子スコップやwebゾンビというふうに、肉体的・視覚的・感覚的な理解ができる要素に落とし込んだ。スタンドバトルみたいになってきたが気にするな。おれはそういう文脈で万事を理解する。

この世界には「アーカイバー」という巨大組織があって、失われた古代電子文明の遺産を集めている。剣と魔法の世界でもよくあるだろう。主人公たちはそこに属し、なんとか暮らしている。明るく陽気に、心の中では案じながら。そういう話だ。

設定はトンチキだが、暮らしてるやつらは真剣だ。命のやり取りをしている冒険者なのだ。いつしぬかわからない。電子原人にスマホ・ボーラでぶん殴られたり、ツィツィ鳥の餌食になったり、電子チョヤッに刺されたりする。電子サボテンの影からいきなり電子ダニー・トレホが出現して電子ナイフを投げてくるかもしれない。地面を不用意に掘ればwebゾンビやサンドワームがわいてくる。電子ダンジョンに足を踏み入れ、ドラゴンめいたと交渉することもあるだろう。かこくな電子メキシコだ。

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※一般的なスコッパーの老人(イメージ)

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タイムリーなことに、Twitter海とトゲゲッター海では「コンテンツのゴミ捨て場」とかいうバズ・ワードが生じたらしい。オワコンをちょっと引き伸ばしただけのワードで、そのうち混沌の海へ消え去るだろう。議論に参加するのはめんどくさいのでリンクしないが、他人のコンテンツをゴミ扱いするのはどうかとは思う。おれならメキシコの荒野とかと呼ぶ。静かに何十年も続いている海もあるし、儚く消えるものもあるが、コトダマ空間には全てが記録されていて…いつか蘇る。ニンジャソウルがキンカクに蓄えられ、ディセンションしたりヒャッキ・ヤギョしたりするように。おれも古い海がすきなので、リバイバルブームは楽しい。ジョジョや鬼太郎のブームをみろ。

今は以上だ。

【続くかも知れない】


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