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池上曽根史跡公園(大阪和泉市)ふるさと納税でローストビーフ


東洋の魔女たちの働く工場があった大阪泉州。和泉市と泉大津市にまたがる池上曽根遺跡は、前回の大阪万博(1971年)のための発掘調査で大規模なことが確認されるまでは、知る人ぞ知る地味なものだったとか。そして、残念ですが、万博の時代は開発が中心で史跡整備は後回しだったそうです。

1990年代になって、ようやく史跡公園整備のための再調査が行われると、大型掘立柱建物の発見や新しい技術による調査結果が発表されて、もう一度注目を浴び、近畿地方の弥生時代研究に欠かすことのできない遺跡と認められるようになったそうです。

ただ、どの自治体も史跡整備に十分なお金をかけられるところはないので、「遺跡の活用」とかいろいろ知り合いは大変そうでした。歴史好きの感覚からすれば、遺跡は遺跡というだけで価値があるし、よくぞ残っていてくれました、発見して維持してくれているみなさんありがとうございます、といった感覚ですが、それはあまり一般的ではないようです。

大阪の高校生のバンド大会(今はやっていない)

以前、遺跡を復元した公園で開催の大阪の高校生のバンド大会に誘ってもらったときには、いまどきの高校生たちの歌と演奏のうまさ、そして会場外れのテントで売られる自治体編纂の『和泉市史』、ボランティア(?)がやってくれる「勾玉をつくろう」教室などなど多彩すぎて、いろんな意味で驚きました。

隣接する大阪府立弥生文化博物館も大きくて、内容もりだくさんで、信州出身の私は「さすが近畿。遺跡や発掘品がやまのようにあるんだなあと関心したのを覚えています。

カットして付属のタレをかけたローストビーフ。

この夏、多忙すぎて体調を崩して、ひたすら牛肉しか食べられない状態になったとき、その和泉市の知り合いがローストビーフを差し入れしてくれました。一体なぜ、和泉市でローストビーフ? 泉州唯一の海なし市だから? 山がちで牧場でもあるの? と思いきや、堺市の食肉会社の工場が和泉市にあるとのこと。ふるさと納税の返礼品だそうです。

冷凍&真空パック状態のローストビーフ

牛肉があまり好きでなかった私。ローストビーフはもちろん食べたことありますし、大昔には鎌倉の有名らしいローストビーフのお店につれていってもらったこともあります。でも、当時は正直、それほどおいしいと思えませんでした。

しんどすぎて牛肉を毎日でも食べたい状態だった今回でも、ローストビーフのイメージはイマイチ。とりあえず、気持ちはありがたく受け取って、お礼のために味見をした私。驚きました。超絶おいしい。

ギリギリ、解凍できてるか、できてないかの状態で、薄めに切って食べると、信じられないおいしさ。さっぱりして、歯ごたえがあって、タレも私好み。ちょうど、実家のほうのふるさと納税の返礼品地ビールもあったので、あっとまに食べてしまいました。

信州野沢温泉のふるさと納税返礼品

久しぶりに、また弥生文化博物館に行きたくなりましたが、リニューアルオープンの来年までがまんがつらい。牛肉食べて、大人しく待ちましょう。

和泉市のホームページからもふるさと納税のページに飛べますが、池上曽根遺跡のページからだと、市役所ではなく、遺跡事業のクラウドファンディングにふるさと納税できるそうなので、歴史好きはこちらからふるさと納税するのが吉。

以下のマンガには、池上曽根遺跡がまんま使われていて、知り合いが喜んでいましたっけ。


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