欲しい暮らしは自分でつくる -我が家のDIY大作戦-
家の中、キッチンに友達と2人。
これと言った原因もなく、ただ何かに悶々としていたある日、衝動的に思いました。
「キッチンの壁を壊したい」
そこから、我が家のDIY計画が突然始動しました。
Before:取り壊し予定の一軒家
私が住んでいるのは、数年後に取り壊し予定の一軒家。家賃は5万円。実費負担を条件に、セルフで改修などをしてもOKな物件です。むしろ、そういうことがしたくてこの家に決めたところもあるのですが、住み始めて1年、ほとんど何も手をつけられずに過ぎてしまいました。
家具を動かしたり、ちょっと変えてみたり。
そんなこんなで自分を誤魔化しながら過ごしていましたが、ある日、何も進んでいないことが無性に嫌になりました。
そんなことを思いながらキッチンにいたら、急にキッチンの閉塞感が気になってきました。
そこでこの壁をぶっ壊すことにしました。
施工:とりあえず抜いてから考える
ちゃんと計画を持ってやってそうな言い方をしましたが、実際のところは、「壁を抜いてみたかった」が主な理由。抜いてダメだったら直せばいいや!くらいの感覚でスタートしちゃいました。
まずは壁抜き
いつもお世話になっている建築士の谷川さんに「ちょっと壁抜いてみたいんです」と丸鋸をお借りして、やってみました。
↓でお世話になった建築士さんです。
もともと、奥の部屋は仕事スペースとして使おうと計画していましたが、壁を抜いてみて、「これは向こうの部屋をダイニングにすべきだ!」と思い方向転換。詰め込んでいた家具を移動させ、繋げて使うことに。
ついでに床も抜いてみたくなった
もともと、キッチンの床がふわふわしていて気になっていました。今やらなかったらまたやらなくなるかも!と、思い切って床も剥がしちゃいました。
壁の仕上げを一気に
自分でできるところはなるべく自分で!と意地を張ってやりましたが、壁を抜いてみると、廊下との間に隙間があることに気づきました。しかも段差もあって塞ぐのはかなり大変そう。
ここは、もはやこれまでかと、谷川さんにお願いしました。
After:理想の暮らしへの第一歩
そんなこんなで、9月末から始めた壁抜きと床の張り替えは、11月に入ってようやく終了。
出来上がりはこんな感じになりました。
まだまだ完璧!とは言えませんが、暖かさも増して快適になりました。
何よりも、抜いた床の下から増築の跡を見つけたり、「こんなやり方でいいの!?」というつぎはぎの柱を発見したり、でも意外とそれがあたり前だったりと、家ってこうやってできてるんだ!という新しい学びがたくさん。やってみないと知らなかったことばかりでした。
好奇心と衝動で始めたDIY大作戦第一弾は無事終了。こんな風に一軒家を借りて、自分でやってみるなんて、東京で生活していたころは考えられませんでした。まだまだ「ああしたい!こうしたい!」がたくさんあるので、この気持ちが消えないうちに再び挑戦したいと思います。
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