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欲しい暮らしは自分でつくる -我が家のDIY大作戦-

家の中、キッチンに友達と2人。

これと言った原因もなく、ただ何かに悶々としていたある日、衝動的に思いました。

「キッチンの壁を壊したい」

そこから、我が家のDIY計画が突然始動しました。

Before:取り壊し予定の一軒家

私が住んでいるのは、数年後に取り壊し予定の一軒家。家賃は5万円。実費負担を条件に、セルフで改修などをしてもOKな物件です。むしろ、そういうことがしたくてこの家に決めたところもあるのですが、住み始めて1年、ほとんど何も手をつけられずに過ぎてしまいました。

もともとのキッチンはこんな感じ

家具を動かしたり、ちょっと変えてみたり。
そんなこんなで自分を誤魔化しながら過ごしていましたが、ある日、何も進んでいないことが無性に嫌になりました

そんなことを思いながらキッチンにいたら、急にキッチンの閉塞感が気になってきました。

そこでこの壁をぶっ壊すことにしました。

我が家の間取り図

施工:とりあえず抜いてから考える

ちゃんと計画を持ってやってそうな言い方をしましたが、実際のところは、「壁を抜いてみたかった」が主な理由。抜いてダメだったら直せばいいや!くらいの感覚でスタートしちゃいました。

まずは壁抜き

いつもお世話になっている建築士の谷川さんに「ちょっと壁抜いてみたいんです」と丸鋸をお借りして、やってみました。

↓でお世話になった建築士さんです。


丸鋸で切り込みを入れたところから、順番にボードを剥がします。友達も手伝ってくれました
玄関側からも壁を剥がしていきます。
仕事の合間でやっていたので、この状態で1週間ほど生活しました笑

もともと、奥の部屋は仕事スペースとして使おうと計画していましたが、壁を抜いてみて、「これは向こうの部屋をダイニングにすべきだ!」と思い方向転換。詰め込んでいた家具を移動させ、繋げて使うことに。

ついでに床も抜いてみたくなった

もともと、キッチンの床がふわふわしていて気になっていました。今やらなかったらまたやらなくなるかも!と、思い切って床も剥がしちゃいました。

壁と並行して、無計画に床まで抜いてしまいました。すごく寒かった
谷川さんに廃材をもらい、床板張り替え。
その上からさらにOSBボードを貼りました。あったかくなった!

壁の仕上げを一気に

自分でできるところはなるべく自分で!と意地を張ってやりましたが、壁を抜いてみると、廊下との間に隙間があることに気づきました。しかも段差もあって塞ぐのはかなり大変そう。

上も下もこんな風に空いているので、ほんとに寒かった。

ここは、もはやこれまでかと、谷川さんにお願いしました。

手際良く仕上げをしていく谷川さん
親友も手伝いに来てくれました

After:理想の暮らしへの第一歩

そんなこんなで、9月末から始めた壁抜きと床の張り替えは、11月に入ってようやく終了。
出来上がりはこんな感じになりました。

向かいの部屋に付いていた引き戸を玄関側に移植。これで外から見えません
レンジフードは緑に塗装。使いにくかった上の戸棚は外し、窓枠に棚を取り付け
キッチン向かいの6畳の部屋には、IKEAで99円で購入した廃材で大きなダイニングテーブルを作成

まだまだ完璧!とは言えませんが、暖かさも増して快適になりました。

何よりも、抜いた床の下から増築の跡を見つけたり、「こんなやり方でいいの!?」というつぎはぎの柱を発見したり、でも意外とそれがあたり前だったりと、家ってこうやってできてるんだ!という新しい学びがたくさん。やってみないと知らなかったことばかりでした。

好奇心と衝動で始めたDIY大作戦第一弾は無事終了。こんな風に一軒家を借りて、自分でやってみるなんて、東京で生活していたころは考えられませんでした。まだまだ「ああしたい!こうしたい!」がたくさんあるので、この気持ちが消えないうちに再び挑戦したいと思います。

Before
After

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