九条楓

アラサー社会人|京都大学→建設コンサル→建設コンサル|趣味は読書とポーカー|人生を楽し…

九条楓

アラサー社会人|京都大学→建設コンサル→建設コンサル|趣味は読書とポーカー|人生を楽しく豊かにする方法を模索中|Amazonアソシエイト参加中

最近の記事

自己啓発書をポジショントークエッセイとして読む

自己啓発書の類は大学時代に結構読んでいたけど、最近はめっきり読まなくなった。自己啓発書なんか読んでも人生は変わらないのだから、読むだけ時間とお金の無駄だと考えていた。 読書の傾向はその時々で変わるものであり、最近はエッセイをよく読んでいる。自分とは異なったバックグラウンドを持つ人がどのようなことを考えているのか知るのが面白い。 自己啓発書も一種のエッセイと考えることができる。いわゆる「成功者」が自分の経験を基にして、どうすれば成功できるかをアドバイスする。自己啓発書はこの

    • 〆切なんて嫌いだ!

      大学生の頃はADHDの症状がひどかったものの、社会人1〜2年目の頃は色々なライフハックを駆使して多少はマシになっていた気がする。ただ、転職してからというものの、ADHDの症状がひどくなっている気がする。仕事にも影響が出始めているので、心療内科で薬を処方してもらおうか悩んでいる。 ADHDの症状の中で一番ひどいのは、後回し癖である。〆切まで本当に手をつけない。ここ数年は症状がさらにひどくなって、〆切を過ぎてしまうこともザラだ。 大学の部活のOB会の仕事や、転職の書類など、ダ

      • 会社員に向いていない

        会社員として働いて4年目であるが、私は会社員に向いていないと常に感じる。社会不適合者が3年間も社会に適合しているフリを続けることができているのを評価してほしい。 会社員に向いていないと感じつつ、独立する勇気も戦略も無いまま会社員を続けている。仕方が無い、生活がかかっているのだから。独立しようという勇気を持てない。 まあ、会社員に向いている人なんてそうそういないのだが。会社の仕事を楽しんで取り組んでいる人なんて多くは無いだろう。まず、仕事が楽しいと言っている人が少ない。仕事

        • 都知事選挙の投票者を決めた(暫定)

          来たる7月7日、東京都知事選挙が行われる。 私は東京に住んでいるので、当然投票権を持っている。東京に住んでいる意識が薄すぎて、一瞬東京都知事選挙を他人事のように感じていたが、れっきとした当事者である。 ただ、候補者が56人と多過ぎて、流石に候補者一人ひとりの情報をじっくり確認するような時間とモチベが無い。結局、小池現知事に投票するかなあ、と思っていたところ、Xでとある候補者をオススメするポストが流れてきた。 その候補者は安野たかひろさんである。この人の存在を知り、この人

        自己啓発書をポジショントークエッセイとして読む

          『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション』の謎と不穏に満ちた世界観に浸かってきた

          映画『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション』を観た。前章と後章の両方。 この映画を観て、自分の好きな作品の特徴というものを掴んだ気がする。私は謎や考察の余地が残っている作品が好きみたいだ。考察が好きなわけではなく、考察の余地がある作品が好きなのだ。この違いは微妙だが、大きな違いだと思っている。 私がハマらなかった作品の一つに『鬼滅の刃』がある。『鬼滅の刃』は漫画とアニメを冒頭の展開だけ見た。「わかりやす過ぎる」という印象を持って、そのままフェードアウトしてしまった

          『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション』の謎と不穏に満ちた世界観に浸かってきた

          『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:』は眩し過ぎる青春アニメだった

          『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:』を観た。 『ぼっち・ざ・ろっく!』は原作の漫画を読んでいるが、アニメは未視聴である。YouTubeでアニメの切り抜きを断片的に観たことがある程度だ。 YouTubeでは主人公ぼっちが奇行に走るシーンの切り抜きばかり観ていたのでギャグの印象が強かったが、映画を観ると王道青春ストーリーであることを感じた。主人公ぼっちが色んな人と関わってく中で人間的に成長する過程が描かれている。 大学生の頃はこういった青春ストーリーが苦手だった。少し昔

          『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:』は眩し過ぎる青春アニメだった

          世のアラサーは休日に何して遊んでいるの?

          とある休日の話。大学時代の部活メンバーで集まって渋谷でランチを食べた。メンバーは4人。ランチを食べた後、1人が美容院に行って、残った3人で宮下公園に行った。マクドでテイクアウトした飲み物と共に1時間くらい話した。その後、メンバーの1人が買い物に行くと言って抜けて、美容院に行っていた人と合流した。 午後3時という中途半端な時間に渋谷に取り残された3人。別に解散すれば良いのだが、皆んな夜に予定が入っていて、予定まで暇を持て余している状態だった。「別に解散してもいいけどなあ……」

          世のアラサーは休日に何して遊んでいるの?

          『パーティーが終わって、中年が始まる』を読んだけど、やっぱり中年になりたくない

          『パーティーが終わって、中年が始まる』を読んだ。 『パーティーが終わって、中年が始まる』の著者であるphaさんは、かつて「日本一有名なニート」という肩書を持った人である。京都大学を卒業し、3年ほど社会人をやって、そのまま退職してニートとして過ごしている。 この本を手にしたのはphaさんの人生と自分に重なるところを見出したからだ。私はしがないサラリーマンであるが、フリーランスとして独立するか、起業するか、悩んでいるところである。フラフラとした生き方に片足を突っ込もうとしてい

          『パーティーが終わって、中年が始まる』を読んだけど、やっぱり中年になりたくない

          読書とメモを生活の基盤としたい

          過去記事で色々と習慣について触れていたが、その多くは廃れてしまった。例えば、歌の練習とか、ランニングとか、英語の発音アプリとか。 やはり、一日でもやらない日があると、それをキッカケにしてどんどん取り組まなくなる。習慣の秘訣は「毎日」行うことだが、それができれば苦労しない。本当は朝に早起きして習慣をこなす時間を作りたいのだが、最近は出社ギリギリまで寝ている。というかもう早起きが不可能である。 習慣に関して、最近の悩みがある。それはXをついつい長時間眺めてしまうことだ。スクリ

          読書とメモを生活の基盤としたい

          最近ハマっているもの

          最近ハマっているものを紹介する記事。それぞれを紹介するとボリュームが少ない気がしたので、まとめて紹介する。 ①絶絶絶絶対聖域 『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション』の主題歌である『絶絶絶絶対聖域』にハマっている。主題歌を聴いて速攻でハマった。最近、THE FIRST TAKEの動画が公開されたのだが、anoと幾田りらのパフォーマンスに圧倒される。まず、衣装のクオリティが高く、ビジュアルでお腹が満たされる。anoのシャウトの表情がカッコイイし、幾田りらのシャウトは

          最近ハマっているもの

          快楽的なダルさにどっぷり浸かってしまうー『スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険』を読んでー

          『スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険』を読んだ。 ここ最近の私はスマホでダラダラとYouTubeやTwitterを眺めてしまうことが多い。そのような現状に嘆いていたところで、連休中に時間ができてこの本を読んだところ、私の状況を的確に表した一文が目に止まった。 私はまさにこの「快楽的なダルさ」を求めてスマホを弄っていたのだ。復職した途端にストレスが増大してしまい、そのストレス発散の手段としてスマホに逃げていたのだ。 同じようなストレス発散でも、本や映画に向かわない

          快楽的なダルさにどっぷり浸かってしまうー『スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険』を読んでー

          コンテンツの感想をnoteに書くことで、コンテンツをより楽しめて人生が豊かになる

          世の中はコンテンツに溢れている。それはまるで濁流のように私たちに流れてくる。本、映画、映画、アニメ、ドラマ、漫画、音楽、Podcast……。私も色々な作品に興味を持つのだが、コンテンツに触れるスピードが遅くて全然追い付いていない。いわゆる「積んでいる」状態だ。 興味のあった『落下の解剖学』は結局観に行かず、『傲慢と善良』は冒頭だけ読んで長らく放置しているし、アマプラで観たすみっコぐらしの映画は途中で止まったままだ。 色々と積んでしまう要因として考えられるのは労働だろう。諸

          コンテンツの感想をnoteに書くことで、コンテンツをより楽しめて人生が豊かになる

          苦手なことが多すぎる

          苦手なことが多い人生を歩んできた。コミュ力は欠如しているし、飲み会の段取りはできないし、運動神経は悪いし、とにかく苦手なことが多すぎる。あまりにも苦手なことが多い人生を歩んできたので、自分のできないことばかりに目が行ってしまいがちで、常人に比べて自己肯定感が著しく低い。 それでも自分なりに苦手を克服しようと努力したつもりだし、実際多少はマシになったこともいくつかある。それでも、ちょっと限界が来たように感じる。苦手なことを克服することはあまりにもストレスが大きすぎる。一々自分

          苦手なことが多すぎる

          ロールモデルを探すのをやめる

          これからの進路に悩んでいる。 そもそも、自分は進路選択に四苦八苦してきた人生で、きっとこれからも四苦八苦するだろう。まず、新卒時の就活が上手くいかなかった。京都大学の肩書きを持ってすれば就活なんて楽勝だと思われるかもしれないが、現実はそう簡単に上手くいかない。確かにESはほぼ通過していたが、面接がとても苦手で落ちまくった。あまりにも落ちるものだから、一時期メンタルを病んで心療内科に通院していた。 結局、新卒で何とか就職することはできた。そんな会社も、2年で辞めてしまう。同

          ロールモデルを探すのをやめる

          『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んで、生活に読書を取り戻す方法を考える

          復職してから本を全然読めなくなった。 連休で時間ができたので、久々に本を読めた。読んだ本は上記の記事でも取り上げている『働いているとなぜ本を読めなくなるのか』である。 私は本が読めなくなった理由を「体力が足りないから」と考えていたが、本書は別の理由を提言する。キーワードは「ノイズ」である。ここで言う「ノイズ」は「歴史や他作品の文脈・想定していない展開」を指す。本というものは大抵の場合、過去の古典や他の本の内容を下敷きにして書かれている。何か目的を持って本を読む場合、目的以

          『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んで、生活に読書を取り戻す方法を考える

          無料だから、という理由で漫画を読むべからず

          GWに帰省したが、暇である。テレビ番組も面白くない。じっくり本でも読めばよかったのだが、ジャンプ+で無料で読める作品を読み漁ってしまった。 ここ近年、インターネットで無料で読める漫画が爆発的に増えたように感じる。無料開放しているのは宣伝を目的にしているのだろうが、採算が取れるのか心配になるくらい無料解放している。出版業界も必死なようだ。 ただ、休みをジャンプ+に費やすのは良くなかったな、と反省している。漫画ばかり読んでいたことを反省しているわけではない。「無料だから」とい

          無料だから、という理由で漫画を読むべからず