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 背高泡立草 著:古川真人

 「別に良いやん、草が生えてたって。誰も使わんっちゃけん」大村奈美は、不機嫌だった。何故空き家である母の実家の納屋の草刈りをするために、これから長崎の島に行かなければならないのか。だが、彼女は道中で家族からある話を聞かされて考えを改める。それは<家>と<島>にまつわる時代を超えた壮大な物語だった。第162回芥川龍之介賞受賞作。書き下ろし短編「即日帰郷」も収録。

 背表紙引用しました。図書館で返本作業をしている時見つけた本でした。図書館で借りずに文庫本を買いました。中古だと17円くらいでしたからね。奈美の母と従姉妹と伯母、伯父で長崎にある島に行きます。そして草刈りをして新しい家の換気をして、帰って来る。1日の出来事を書いてあります。しかし、その島で起きた出来事を戦中戦後、船の難破から逃れた人々や江戸時代に鯨漁をしていた男の話まで島にまつわる記憶と家にまつわる記憶とを挟んで行ったり来たりしながら進んで行く物語でした。即日帰郷は兵隊にはなれないであろう男に召集が来て、現地で死に絶えるも即日帰郷はできず魂になって帰って来ると言うようなお話でした。

 私は書けないから、これがどれだけ素晴らしい作品なのかを吟味する視点も教養も存在しません。ただ、一読者からすると読み難くて面白みにかける本だったなと正直そう思います。作者の古川真人さんもそんなに多く本を手掛けてるわけじゃないみたいです。

 あくまで私の感想ですから気にしないで下さい。

 以上

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