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WAVES/ウェイブス

ザA24な作品。美術面でそれが惜しみなく発揮されていた。
光の演出、カメラワーク、アスペクト比の変化、音楽の使い方、どれも独特でおしゃれ。それでいて、この表現でなかったらつまらないものになっていただろうなぁと想像できてしまうくらいしっくりくる作りになっていた。

撮影監督のドリュー・ダニエルズはユーフォリアでも撮影監督を担当しているとの事。やっぱりそうかと大いに納得。監督のトレイ・エドワード・シュルツのとタッグはこれが3作目との事で、『本作のビジュアルの構想について脚本初期の段階から入念に打ち合わせ、登場人物たちの心情を映像の変化で表現することに心血を注いだ』と語っているだけあって、観ている間常に目と耳が忙しくしていた気がする。あちこちで表現がされているもんだから、きちんと拾わなきゃと少し構えて観てしまってたかも。

アレクサ・デミー、この手の役で彼女の上に出る者はいるのだろうか…どの作品もハマり役すぎる。喧嘩、パーティー、男と言ったら彼女しかいない!笑
今回、演出や脚本よりもエミリー役のテイラー・ラッセルの美しさと演技に釘付けになった。出演作を調べてみたら、今年秋に『Bones and All』が米国公開予定らしい。ティモシーシャラメ主演、カニバリズムが題材の恋愛映画という私の大好物が詰まった作品のようなのでめちゃくちゃ楽しみ。こっちで観れるのはいつになるかなぁ。

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