オフィサー・アンド・スパイ
19世紀フランスで実際に起きた冤罪事件“ドレフュス事件”を映画化した歴史サスペンス。監督はロマン・ポランスキー。
うーん、映画館で観なくてもよかったかなぁ。
序盤に次々と人物が登場するから名前を覚えるのが大変な上に、キャストが皆同じような顔と格好をしてるから見分けつかなくて混乱した。5時半起きで友達に会いに行って喋りまくって疲れていたのも相まって前半は睡魔との戦いだった。
でも、観て良かったなと思う事もあった。
この作品はユダヤ人差別が背景にある作品で、その歴史についての理解は人並みか人並み以下なのか定かではないけど、本当に大まかな知識しかなくて。この映画を観て、もっとちゃんと知りたい、理解を深めたい欲が高まって帰りの電車はずっとネットで調べてインプットした。白い牛のバラッドを見た時も同じ事をしたのを思い出す。主人公のあの行動に至る理由とその歴史的または政治的背景には何があったのかが気になり色々調べたりした。
小中高でなんでもっとちゃんと歴史を学ばなかったのだろうと初めて後悔しているここ最近。まぁ理由は簡単で、歴史に興味がなかったからなんだけど。ダントツで一番嫌いな科目だったな〜。
映画はより理解を深める事が出来たり、知らない世界を知る事が出来たり、興味を持つきっかけになったりするところもまた素敵だなぁ。作品観終わった時と、その作品について調べた後ではまた感想が違ってきたりもする。(でも、この作品は前後で特に感想の変化はないかな…歴史を調べてインプットしている時間は楽しかった)
映画の観せ方って大事。
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