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闘魂(オープン社内報)

はじめに

ケープタウンへ出張の移動時間、
2冊本を読みました。
そのうちの1冊は故 稲森和夫さんの著書で
経営12か条 経営者として貫くべき事
という本です。
ここから感じたことをシェアしたいと思います。

目次を眺めると

まずは、目次をシェアします。

第1条 事業の目的、意義を明確にする
第2条 具体的な目標を立てる
第3条 強烈な願望を心に抱く
第4条 誰にも負けない努力をする
第5条 売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える
第6条 値決めは経営
第7条 経営は強い意志で決まる
第8条 燃える闘魂
第9条 勇気をもって事に当たる
第10条 常に独創的な仕事をする
第11条 思いやりの心で誠実に
第12条 常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で

経営12か条より抜粋

この目次を見てお気づきの人もいると思いますが、
普段から私が言っていることが殆どです。
「目的の明確化・目標の設定。
願望を抱き・日々実践。
Money is King。
勇気・創造・他者貢献・ポジティブ。」
うんうん。そりゃそうですよね。
経営の神様的存在の稲盛さんの教え。
これまであらゆる研修や仲間の経営者から
受けたインプットが、
事例を交えて綺麗にまとまっていました。
しかし、この中に見慣れない条件がありました。
それは第8条の「燃える闘魂」です。
見慣れないこの条件。
びびびっときました。
柔道をやっていた私は、
もともと格闘技好き。
子どものころからプロレスを見ていたし、
今ではRIZINとか見るのが好きです。
書籍の内容とはあんまり関係ないですがw
「闘魂」という言葉は大好きです。
ここを深堀してみたいと思います。

燃える闘魂ってなんだ?

書籍を要約するとこんな感じです。

「絶対にまけるものか!という精神」
「競合他社に負けない気持ち」
「天変地異や景況感にも負けず創意工夫し成長を目指す気持ち」
「自己保身に走らずリスクがあろうと従業員を守る責務」

稲盛さんの燃える闘魂が必要というレベル感が、
どれくらいのレベルかというと
「よし、おまえがやらないのだったら、俺は後ろから機関銃で撃ってやる。どうせ後ろに逃げてきても死ぬんだから、死ぬくらいの気迫で前へ進め!」
と闘魂を注入したそうです。

逆に、
「一生懸命頑張っているけれども、もうあかんようになったからしようがないやないか。翌月頑張ろうや、皆さん」
なんて言っても強い組織は作れない。

と言います。
おお。なかなかエクストリームだけど、
それくらい闘魂を大事にしているんだと思いました。
アントニオ猪木のビンタの経営版でしょうかw

闘魂あがってきたー!

率直な感想は2つありました。
1つ目は「闘魂あがってきたー!」という気持ちです。

まず、負けない不屈の精神。
これは本当に大事です。
最近ぬるま湯に浸かっていたかもしれません。
競合他社を意識しないように、
競合を競合と捉えず、
戦いを意識してなかったかもしれません。
ここにはカツが入りました。
きちんと競合分析を行い、
競合優位性を意識した戦略作りをすべきです。

また、天変地異や景況化に負けない精神。
私たちも直近で、
台風・コロナとありましたが、
そうですね。こういった外的環境要因に負けない気持ち。
本当に大事です。一瞬折れそうになりましたけど、
今も絶賛格闘中ですが、絶対に負けない!
今はその気持ちを持ててます。
絶対この局面を乗り切るぞ!
ビジネスの高度化を行い、
新規事業開発も行っていきます。

自己保身にはもともと走っていません!
皆を家族同様に守る所存です。賛同です。

という感じで、もともと暑めな人間ですが、
さらに「闘魂」に火がついた条件でした。

コミュニケーションを工夫しよう

2つ目はコミュニケーション方法の工夫をしよう。
そのように感じました。

確かに自分自身で目標設定したゴールに対して、
達成を簡単にあきらめる組織はダメな組織です。
なので、やれるように誘導しなければならないのは同意です。
しかし、例として出ていた「機関銃で退路を断つ」
というコミュニケーションは今の時代には合いません。
理由は、一過性の刺激的コミュニケーション
=外的コントロールだからです。
このやり方は長持ちしないと言われています。

今風の相手のやる気を引き出すためのコミュニケーションには、
内発的動機づけが重要です。
では、圧力を感じない、内発的動機づけができる
コミュニケーションをとるとしたら、
どのような発言であるべきかを
ちょっと考えてみました。

◆稲盛和夫さん原文
「よし、おまえがやらないのだったら、俺は後ろから機関銃で撃ってやる。どうせ後ろに逃げてきても死ぬんだから、死ぬくらいの気迫で前へ進め!」

◆内発的動機づけができるコミュニケーション(案)
「やれないのはわかりました。ただ、もしあなたが前へ進むという選択をするのであれば、私はあなたを全力でサポートします。」

こんな感じかなと思います。
稲盛さんも機関銃で俺が退路を断ってやる!
という表現を使っていますが、
結局そういうことを言いたかったんだとは思います。

終わりに

偉大なる経営者。
京セラ・KDDI・JALの再建を手掛け、
盛和塾を率いて日本のアントレプレナー育成に寄与してきた稲盛和夫氏。
この精神はもっと先の時代にも語り継がれると思います。
何冊か書籍を読んでいますが、
参考になることばかりです。
表現がエクストリームになっていたりもありますが、
そこは読み手が解釈を変えて時代に合わせればよい。

稲盛和夫さん。ありがとうございます。
これからも「闘魂」を大事にしてまいります。

そんなシェアでした。
1週間頑張っていきましょう!

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