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学びの共有(オープン社内報)

はじめに

みなさん、お疲れ様です。先週はEOのグローバルリーダーシップカンファレンスに参加するため、1週間留守にしておりました。どうもありがとうございました。この会議は、年に一度の世界大会ということで、今回は南アフリカのケープタウンで参加してきました。おかげさまで、また一つ成長することができました。私に学びの時間を作ってくれたことに感謝いたします。ありがとうございます!

さて、今回の会議の開催地である南アフリカのケープタウンは、治安があまりよくない場所でしたが、自然のパワーと人々の素晴らしさに溢れる場所でした。そして、EOが提供した数々のコンテンツから学ぶことができましたので、その内容を共有したいと思います。

EO North ASIAリージョンチーム

アンラーニング

初日のセッションで学んだことは、アンラーニング(持てる知識・スキルのレパートリーのうち有効でなくなったものを捨て、代わりに新しい知識・スキルを取り込むこと)。現在の技術やテクノロジーを学び、過去の栄光にとらわれないことが重要ということです。

例として聞いたのが、特にAIの台頭によって、私たちが考えなければならないことがあるということです。たとえば、フェラーリを自分の足で走り抜くことは不可能です。そのため、走るという行為を忘れて、車というテクノロジーをどのように活用するかということを考える必要があります。

新しいことを行うことは非常にストレスがかかりますが、新しいことを求めなければ時代に取り残されてしまいます。新しい思考を忘れたとき、私たちの未来は閉ざされることになります。そう感じました。

未来を創るためのビジネス開発において、レガシーを忘れ(アンラーニング)、現在の技術に目を向けたサービス開発が非常に重要だと感じました。現在ビジネス開発をし続けている立場として、この視点は最も重要であり、未来創造に向けて不可欠な要素であると再認識いたしました。

AIロボットのソフィアが登壇

Ubuntu

「Ubuntu」という言葉はアフリカの言葉で、「私はあなたのためにいる 」という意味を持ちます。その言葉は、自分が成長することで周りも成長し、集団で協力することが強みとなることを示唆しています。また、あなたが危険にさらされたとき、誰があなたを助けるでしょうか?そういう存在はいますでしょうか?人だけでなく、自然も同じです。自然の中に身を置くことで、共に生きることが「本質」となり、危険な状況でもその瞬間を生きていることに感謝できます。自分の周りにある何か。これは日頃から社内でもお話していることではありますが、私たちは他者のために存在するということを忘れてはいけません。Ubuntuという言葉、素晴らしいですね。

毎日ディナーがありましたが大抵このパターンw

新しい時代の生き方

前述の通り、現代はAIやロボティクスの時代と変革してきており、パワーゲーム(お金や地位)による評価がすべてではなくなってきました。変化が伴うタイミングはストレスがかかります。さらに今の時代は、これに覆いかぶせるようにパンデミック、自然災害、戦争など、多くの困難が私たちを襲っています。

このような辛いことがあっても、メンタルヘルスをしっかりと保ち、レジリエンスを持つことが重要です。特にレジリエンスが必要な時代です。レジリエンスとは、痛みに耐えて成長することを意味し、回復力を持つことが重要ということを示唆されました。

レジリエンスは起業してから嫌というほど見せつけてきた気がしますが、今後もメンタルヘルス(身体の健康も含む)と回復力を意識して事業に取り組んでいきたいです。

レジリエンスといえばの東北メンバーと共に(逆光でみえないねw)

南アフリカ自由の日

当日まで知らなかったのですが、4月27日は、この会議の最終日であり、アパルトヘイトから解放された1994年に初めて大統領選挙が行われた日です。その日に黒人であったネルソン・マンデラが大統領に就任し、現在の時代が始まった日と言えます。記念すべき国民祝日には、2人の貴重な話を聞くことができました。

1人目はCandice Mamaさんという女性で、反政府活動をしていたお父さんを残忍に殺害されたトラウマを持つ方です。彼女は大人になってから、その犯人と面会し、そしてその出来事を許したといいます。

「許す」とは、相手に対してではなく、本質的には自分自身に対して許すことであり、過去に縛られる自分自身を解放し、自己改善をすることができるということでした。これは自分自身にしかコントロールできないことであり、難しいけれども誰にでもできることです。

2人目は、マンデラ大統領の孫娘であるPrincess Zamaswazi Dlamin-Madelaさんです。前述の女性と同じく、様々な経験を通して、自分にとって大切なことを学んできました。彼女は、ネガティブな感情は何も生まないこと、そのような環境に身を置かないことが大切であると説明しました。例えば、SNSを見ることを避けるようにしています。

マンデラ大統領の刑務所にいた時に壮絶な体験(白人からの差別・虐待)をしましたが、その体験を許す選択をし、国のために尽力したエピソードも話しました。お互いに理解しあい、平和な社会を実現するために、男女差別や教育格差をなくすことが必要と訴えます。

会社内でもそうですし、私はPTAもやっているので、社会全体が正常化するためにはこの志を忘れてはならないと思いました。この精神みんなで学べたら素敵だなと思います。

この記念日である4月27日に、南アフリカを代表する2人の貴重な話を聞けて、とても良かったです。人類が求めるのは、過去に縛られず、自分自身を乗り越えることであり、「人」として生まれたら、そのように生きるべきだと感じました。

右:マンデラ大統領の孫娘

エンカレッジ

このパートではエンカレッジ(勇気)をテーマとして複数の方が登壇されました。

テロリストに誘拐され、解放された方のお話。
彼が実践したというのは、まさにセルフコントロール。「絶対に帰る」という強い意志を持ったことでした。拘束されていてもコントロール可能だったものは、自分自身のマインドのみ。マインドをセルフコントロールし続けることに努め、それを可能とさせる精神力・体力をキープするため、狭い空間でも運動を忘れずに行うことが大切だったと語ってくれました。身体が正しく動くことでマインドも正しくなるからだそうです。極限状態でもこれらをしっかり実践していたため、今があると思うと述べていました。

サバイバル冒険家のお話。
この方は軍隊に所属していたため、フィジカルは強かったが、メンタルはそこまで強くなかったとのことです。例えば、講演会で人前で話をすることが怖かったのです。しかし、怖さに打ち勝つための勇気があったため、それを克服することができました。勇気を忘れ、恐れが勝つと、イノベーションやクリエイティビティが失われる。これは原理原則であります。ジャングルでの生活も、ビジネスも同じではないだろうか。ということを教えてもらいました。

起業家に必要な要素の一つは「勇気」であり、それを構成するのは以下の4つです。①Vulnerability(脆弱性) ②Values(価値) ③Trust(信頼) ④Resilience(回復力) この4つを紐解いて理解していくと勇気となり、自分の行動に自信を持てるようになります。

エンカレッジのセッションには、複数のスピーカーが登壇し、経験を共有し、まとめをしてくれました。もちろん、自分にも勇気はあります。だからスケール感をもって起業家をやっているのです。今回、その勇気の本質を理解することができ、また自信を持って次に進むことができそうです。

ここに立つのは勇気が必要でしたw

おわりに

EOリーダーシップチームでの戦略会議や、全世界のリーダーたちとのコネクション、大自然を体験するプログラム参加など、多くの体験をすることができました。日本から見たら、地球の反対側にある南アフリカ・ケープタウンで、人生に一度の経験をさせていただきました。この貴重な学びを活かしていくつもりです。

改めて、この素晴らしい環境に感謝します。時間をいただいた皆さんに感謝します。EOに感謝します。そしてケープタウンの皆様に感謝します。ありがとうございました。

これからも一緒に頑張っていきましょう!LOVE!わっしょい!

EO Japan のメンバーとパシャリ

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