#17 採っていただけないでしょうか【書評】採用基準

◾️要約

マッキンゼーで何より求められるのはリーダーシップ。頭が良いだけで自分から動けない人はコンサルタントに求められる活動ができない。リーダーシップは一部の人だけでなく、すべての人に求められるものである。正しく理解し、上達させることで人生のハンドルを握り、自らキャリアを築いていける。



◾️感想

なんか書評書くだけでも、身構えちゃうマッキンゼーの方の本。
甘ったれた考えは吹き飛ばしてもらおう。
激流に入ったら(出るときには疲れ果て、または役ただずとなり)終わり、ということではなく、真に人生を豊かに、自らハンドルを握って回していくことの醍醐味というか、その激流で戦って見なよ、これを味わって見なよ、挑戦して見なよ、という激励の本だと思う。

◾️オススメ

環境を変えたい人に。迷ってる間に世界はどんどん変わってくよ、こっちの激流に入ってみなよ。と言われているような。

◾️要約(詳細)

◆第1章 誤解される採用基準
 頭の良い人を求めていると誤解されるが採用基準としているのはリーダーシップ。日本ではその必要性が正しく認識されていない。

※好奇心とそれを調べたり試したりする行動力と、いろいろなことがあってもへこたれない考え方。それを兼ね備えている人、これがリーダーシップに繋がっていくんだな。

◆第2章 採用したいのは将来のリーダー
 チームは全員がリーダーシップを発揮すべき。その方が圧倒的に生産性が高くなる。将来のグローバルリーダーを輩出することは営利企業として極めて重要な戦略である。

※一騎当千。少数精鋭。かかってこいや。圧倒的な強さがあるイメージっす。雑魚キャラいない感。そうか、みんなリーダーシップがあるからか。

◆第3章 さまざまな概念と混同されるリーダーシップ
 楽しけばよい、にリーダーシップは不要であり、物事を滞りなく進めるのはリーダーでなく雑用係である。このように様々な概念と混同されがちだが、リーダーシップとは成果に対してコミットし、なんとしても成果をだすために動くことである。それはメンバー全員が必要なものである。

※成果に対してコミット。ライザップではない。サポートする会社側がコミットするのではなく”自ら”なんとしても成果を出す、これが肝心。

◆第4章 リーダーがなすべき四つのタスク
 1:目標を掲げる
 2:先頭を走る
 3:決める
 4:伝える
 がリーダーがなすべきこと。これ以外はどれだけ頑張ってもリーダーの役割を果たしているとは言えない。

※これはリーダーの役割、リーダーシップは全員が発揮するもの。

◆第5章 マッキンゼー流リーダーシップの学び方
 バリューを出すために、どういう結論を出すかを徹底的に考え、現場で実践し、学んでいく。

※実践あるのみ!

◆第6章 リーダー不足に関する認識不足
 カリスマリーダーがいないのではなく、大多数の普通の人が発揮するリーダーシップの総量が足りていないことこそ問題である。

※総量が不足。非常に新鮮な視点。そうか、だからか。「自分はやりたくないけど誰かには是非やって欲しいはリーダーシップの対極にある考え方」とありましたがそういった考えになること多いもんな。

◆第7章 すべての人に求められるリーダーシップ
 誰にでもリーダーシップは求められる。行動したほうが効率よく解決できる場面はたくさんある。失敗してもいいので、その経験を積みリーダーシップスキルを日頃から成長させることがすべての人に求められている。

※まずは仕事場で発揮しよう。ってまずはどこどこで、って考えている時点で違うのかな。自然と発揮できるようになるのか。いやまず悟空だって常にスーパーサイヤ人になれたわけじゃないし、一番いいと思ってそうしたわけで、、、って、もういいや。

◆終章 リーダーシップで人生のコントロールを握る
 自分のキャリアは自分でつくる、そのためにリーダーシップが必要。キャリアを築くにはリーダーシップは不可欠。

※全ては自分次第。行動すれば未来が変わる。エールでひさし君も言ってた。

◾️アクション

誰かには是非やって欲しいを自分でやってみる。
それは辛いことだ、(自分がやらなくて)誰かやるはずで、自分に負荷は増えるわけだから。
けど自分で、やることで得るものがあるはず。

◾️読みやすさ

★★

◾️ハッシュタグ

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#伊賀泰代



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