#12 やらない、という選択肢【書評】エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

◾️要約

エッセンシャル思考とは多数の瑣末なことの中から、少数の重要なことを見極め、それ以外を切捨て、真に重要なことのみを実践することである。それを仕組み化し、体現しながら生きることで人生の意味を浮かび上がらせることができる。

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◾️感想

時間は少ない。そして有限。つい無限に生きられるんじゃないかと日々に無頓着になってしまう。限られた時間の中で何をやるか。自分が何をしたいか人生の目標、選ぶ際の軸が重要。(”Life Shift”にも通ずるところ)そしてやると決めたことに対して効率の良いやり方を考える。(これは”いい努力”に通ずるところ)。緊急事態宣言下でやるべきことに制限がかかる今、改めて必要な考えかも。

◾️オススメ

生活スタイルを模索する人に。捨てるのが下手な人に。

◾️要約(詳細)

[Part1 エッセンシャル思考とは何か]

◆第1章 エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考
エッセンシャル思考とは多くのさほど重要でないことを、自分の納得する価値基準で捨てると判断し、本当に重要と思うことのみを実践することで「より少なく、しかしより良く」を体現することである

*「より少なく、しかしより良く」Less, but better ディーターラムス

◆ 第2章 選択 選ぶ力を取り戻す
何かをする際選ぶこと、選ぶことができることを思い出すことが大切

※「え、この仕事、やらないって選択肢あるんすか? 」確かにそう思ったことないかも。

◆第3章 ノイズ 大多数のものは無価値である
努力と成功は比例しない。必要な部分に重要なリソースをさくこと。これが結果を出す秘訣

※努力した者が全て報われるとは限らん。しかし、成功した者は皆努力しておる。

◆第4章 トレードオフ 何かを選ぶことは、何かを捨てること
全てを完璧にすることはできない。何に優先順位をつけるかが大切。

※あっちを立てればこっちが立たんのじゃ


[Part2 見極める技術]

◆第5章 孤独 考えるためのスペースをつくる
忙しい毎日から離れ、一人でじっくり考える時間を取ろう。

※なかなか取れません。会社はテレワーク、妻も働き、この春から小学校になった息子は学校生活をまだ知らず、2歳の娘も保育園を覚えているか状態でみんなで家にいます。どうしろと?向き先ない嘆き。

◆第6章 洞察 情報の本質をつかみとる
多くの情報の中から本質的な問題を見つけ出すことが大切。客観的に大局を見ること。

※大局観!

◆第7章 遊び 内なる子供の声を聴く
遊びは不要ではなく、ストレス解消、アイデア創出に効果がある。

※ほんと子供は欲望に純粋だから

◆第8章 睡眠 1時間の眠りが数時間分の成果を生む
眠りが多くの無駄なものの優先度を下げる作業をサポートする。

※考えてもダメなら、とにかく寝てみて翌朝考えよう。たとえそれが夢に出てきても。

◆第9章 選抜 もっとも厳しい基準で決める
絶対やりたいことだけにイエスと言っていけば他の雑多なことは簡単にノーとなる。

※何事も曖昧にせずYes/Noはっきりするのがいいかも。


[Part3 捨てる技術]

◆第10章 目標 最終形を明確にする
本質目標、刺激的で具体的な目標をかなり、ではなく、完全に明確にすることが捨てる一歩

※完全に、はここではdefinitelyかな? completely かな? 完全に、ってなんかすごさを感じてしまう。

◆第11章 拒否 断固として上手に断る
ノーというにはプレッシャーがある。そこはテクニックが役に立つ。他の人を紹介、違うタイミングを提示、黙る、など

※苦手なことにはテクニックを使おう

◆第12章 キャンセル 過去の損失を切り捨てる
埋没コスト、サンクコストがあるため、始めたものをやめるのは難しい。そんなときは今から新しく始めるなら、お金を払ってまでやるか、について考えるのがよい、また実験的にやめてみる逆プロトタイピングもオススメ。

※捨てられなーい。あんなにお金かけたのに、ってすぐ思っちゃう。過去の損失より未来を見ていこう!

◆第13章 編集 余剰を削り、本質を取り出す
捨てるだけでなく、より良いものにする編集が大事。削除、凝縮、修正、抑制がポイント。

※ここでPDCAのAの考えが入ってきます。ただやる、ただ捨てる、ではなく、目的に対してどうだったか、評価が大切。

◆第14章 線引き 境界を決めると自由になれる
なんでも引き受けるのではなく、自分の境界線を決め堂々と伝え、断ろう。

※口に出してみると、それを自分の耳で聴くことでそれ自体が洗練されていくことも


[Part4. しくみ化の技術]

◆第15章 バッファ 最悪の事態を想定する
未来は予測不可能という現実を受け止め、不測の事態が引き起こすダメージを出来るだけ緩和するためにあらかじめバッファを計画に組み込んでおく

※楽観的に計画を立て、悲観的に進める

◆第16章 削減 仕事を減らし、成果を増やす
ボトルネックを見極め、その阻害要因を排除することで成果をあげる

※性能試験(SEなので)でも大切なのはボトルネック!

◆第17章 前進 小さな一歩を積み重ねる
早く小さく始め、進捗を明らかにすると楽しくて仕事は進んでいく

※スモールスタート、Quick win!

◆第18章 習慣 本質的な行動を無意識化する
正しい習慣を1つずつ身につけていく。習慣化されると脳の負荷は少なくなり別のことが可能になる

※ルーティン化することで考える余白を。習慣化できてなくても考えない私ですが。。。

◆第19章 集中 今、何が重要かを考える
明日のことは今できない。今できるのは明日の準備。今重要なことに集中する。

※今〜を生きている〜

◆第20章 未来 エッセンシャル思考を生きる
判断などに取り入れるだけでなく、エッセンシャル思考を生きることで人生が変わる

◆最終章 エッセンシャル思考のリーダーシップ
少数のことをより良くやれ。正しい情報を正しい人に正しいタイミングで伝えろ。意思決定のスピードと質を追求しろ


◾️アクション

本質的な目標を完全に明確化する、、やれるかな?

◾️読みやすさ

読みやすく、、、はないかも。章が20+終章あってボリュームはある。

◾️ハッシュタグ


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