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【ライラック短歌】審査員まど夏賞
記事に遊びに来てくださって
ありがとうございます😊
今回の審査も相変わらず
短歌のルールより
自分の「好き」一本。
情景が見えるもの
私の心が震えるもの。
今回は、さまざまな愛と
春の夜の美しさを詠う御歌が多かったです。
改めてこの基準でよいのか迷いましたが
鑑賞の多様性もみん俳の良いところと思い
選ばせていただきました。
それではどうぞ✨
とのむらのりこ♡ さん
そんなことよりさ、
俺がこのソフトクリームを食べるさまを見てなよ
もうこの破壊力 w
他にコメントされている人もおっしゃっていましたが
まさに「そんなこと」をやっている側は
言われたくないと思います。
視点によっては「俺を見ろよ」みたいなのにも
ブチキレるかもしれません。
当事者には苦しいですが、第3者目線から見ると
「そこばっかりじゃなくて、こっちのほうを見たら
少しは楽になるんじゃない?」と誘導して
思考のループから連れ出そうとしてくれている。
めちゃくちゃ愛を感じる御歌と思います。
ちゃんと31文字なのもカッコいい✨
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ゆーじさん
汚れなき思いを定めし若駒の
冬の名残を如何に解かせむ
自分もいい歳になってきましたので
それなりに人生の経験値が上がってきます。
いわゆる「若い人」とは年齢も離れてきますので
親心みたいな気持ちも生まれる。
若さゆえの青さも受け入れつつ
自分がしてきた苦労をしないように
道を整えてあげたり、自分が得てきたものを
継承することを考えたり。
そんな思いを感じるのです。
愛ですね。
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につきさん
春の夜の月の欠けてまた満ちる
だれかがひとつしあわせになる
月というのは満ち欠けを繰り返す
不安定なもので人の心のようだと思います。
満ち欠けの最中には心に余裕がないときもある。
そんなときでも自分の気持ちとは関係なく
誰かがしあわせになってくれているのは
喜ばしいこと。救われる御歌です。
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メメント丈さん
背を丸め頭痛薬噛む春の夜は
金継ぎのよな雷光る
目を閉じると瞼の裏に稲妻が見えます。
お薬を飲むような頭痛の時に不謹慎ですが
音で表したらこんな感じでしょうか。
絵で表現できないのも残念。
ご本人は不穏短歌とおっしゃってますが
私には美しさを感じます。
イマジネーションを掻き立ててくれる御歌でした。
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ミモザさん
藤の香が夜の空気を甘くする
吸えばわたしも甘いわたしに
朧のヴェールは藤の香とともに。
わたし自身も藤の香となって朧に融けてゆく。
現代短歌でありながら古式ゆかしい
幻想的な世界に連れてきていただきました。
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すこーやん scooyan さん
ハクモクレンたった三日の花盛り
今年も会いに夜ひた走る
夜ランのモチベーションはハクモクレンの君。
たった三日しか会えない君を目に焼き付けようと
突き動かされるように君のもとへ向かうのです。
すこーやんさんとの再会を
ハクモクレンも待ちわびていたことでしょう。
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そらさん
「来年は一緒に桜が見たい」って
思ってたからすごく嬉しい///
///がポイント。顔文字にも意味を持たせるところが
今どきな御歌と思いました。
願った通り、一緒に桜を見られた喜びがあふれています。
これから始まる二人なのでしょう。
嬉し恥ずかしですね///
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trafalgarさん
優しさや強さを着たい明日纏うは
見たことのない自分を着たい
人は毎日生まれ変われる、毎日新しい自分。
過去にこだわらず、なりたい自分になる
纏うものは自分が決める。
そんなメッセージを感じました。
カッコいい✨
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葵花さん
ていねいに春の日を生きていきたくて
心の底からさくらがきれい
忙しくしていると桜の花が
咲いていることにも気がつかず
見えていてもただ目に映るだけ。
心の底に花の姿さえ届かないものです。
心の底がさくらをきれいと感じたのは
丁寧に生きると決めたと同時に
心の曇りも晴れてより鮮やかに
見えたからではないかと思います。
葵花さんの御心が美しいと思いました🌺
![](https://assets.st-note.com/img/1683171301429-gcK3GjnUFu.png?width=800)
はるなさん
流れゆく季節のぶんだけ芽をのばし
君につまれる蕾のままで
なんかこう、大人な感じがする御歌なんですよね。
源氏物語の光源氏と若紫のような。
勝手な解釈ですみません。
とても煌めきのある美しい御歌と思いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1683186897413-HltgciZsYL.png?width=800)
あぷりこっとさん
あなたからもらった命抱きしめて
あなたのいない世界を生きる
あなたのいない世界を詠いながらも明るさを感じる御歌です。
あぷりこっとさんが生きていることがお母様の生きた証。
改めて自分自身と娘たちとの命のつながりについて考えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1683187057833-b9UO5oKmFs.png?width=800)
ricochet5さん
ほの白き千鳥ヶ淵の夜桜が
二人の胸に明かり灯せり
ほわん、とした恋心が浮かび上がってくる美しい御歌。
外の世界とお二人の内側の世界が呼応したのかもしれませんね。
とても素敵な御歌でした。
受賞された皆様、おめでとうございます!
短歌の審査員は 私を入れて5名🌺
忖度なし、かぶり上等の審査ですので
ぜひ違いを楽しんでくださいね。
こちらからは
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