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人は歳を重ねると、“自分のルーツ”を知りたくなる。

「人はね、歳をとると、自分のルーツを知りたくなるんだよ」


これは、学生のときに参加した実習で出会った1人のご高齢の女性(仮名:Aさん)から言われたことだ。

Aさんは、「なぜ今、自分が入院しているのか」、「今まで、どんな人生を歩んできたのか」など、あまりこちらからは聞けないようなことを気さくに話してくれて、僕もすごく勉強になった。


そんな会話の中で、自分自身のルーツについての話題になる。

「人はね、歳をとると、自分のルーツを知りたくなるんだよ」

ここでいうルーツとは、自分の生まれ故郷だったり、先祖のことだったり、自分が生まれるよりももっと前のことについてだったり、色々な“過去”のできごとについてを指している。


僕はそのときは、“そうなんだ”くらいにしか思わなかったのだが、最近になって自分の人生を見つめ直した際に、ふと、当時の会話を思い出し、自分のルーツについて知りたくなった。

・なぜ僕は生まれたのか

・祖父母の代よりも前の先祖は、どこで何をしていたのか

今の自分が生まれた経緯について僕自身が全くの無知であるのは、少し気持ち悪いと思ってしまった。


それに、実は母方の祖父の出身が四国であることも、ついこの前まで知らなかった。生まれてから20年余りは神奈川から出たことがなかったので、てっきり両親の家系も神奈川の人だと、勝手に思い込んでいたのだ。

無知って、本当に怖い。


そんなこともあってか、最近では自分の“ルーツ”について興味が湧いた。

“生まれた意味”を考えても答えはでないが、“生まれた経緯”であれば、探せばきっと何かのヒントが見つかるのではないだろうか。


“思い立ったが吉日”

そして、

“後悔先に立たず”


自分が聞きたいときに聞けないなんてことのないように、近々“自分”という孫の顔を見せにいこうかなと思った。

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