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物語を語ることの重要性

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こんにちは、にょびたです。

今私が興味のある事のひとつが「宇宙」です。

Youtubeで「宇宙」に関する動画を見ては、「へぇ〜、知らなかった」とか「すごいなぁ〜」とか「それは、どうなってるの?」と言ったような感じで、娯楽として宇宙を楽しんでいます。

そして、つい先日とても興味深い「宇宙」の動画を見ました。

それは、「太陽系よりも大きなブラックホールがある」というもので、

私の想像を遥かに超える、圧倒的なスケールのブラックホールが、この宇宙には存在していることを考えると、ある種の感動を覚えますね。


さて、

あなたは小説や漫画を読んだり、映画やアニメを見たりしますでしょうか?

私はあまり漫画やアニメは見ないのですが、Amazonのプライムビデオで映画を見たり、たまにはじっくりと小説を読んだりします。

そのような小説や漫画や映画を、読んだり見たりした人の多くが「面白い」と思うわけですが、小説や漫画や映画の何が人を「面白い」と思わせるのでしょうか?

端的に言えば「物語」がその答えです。

「物語」は漫画や小説だけでなく、コピーライティングやスピーチに取り入れられていますし、そのメリットはとても大きいので、是非あなたの文章の中に「物語」を取り入れてもらいたいと思います。

では、早速「物語」について解説していくことにしましょう。

この記事を読めば、物語の重要性を理解するだけでなく、物語をどのようにあなたの文章に取り入れれば良いのかが、具体的にわかることでしょう。



「物語」を語るメリット

コピーライティングやセールスライティングの世界に留まらず、リーダーシップを勉強していてもよく「物語」を語ることの重要性が言われています。

それは「物語」を語ることはメリットしかないからです。

では、物語を語ることに、どのようなメリットがあるのかを、コピーライティングの分野に絞って話していくことにしましょう。

まず一番大きなメリットは、「文章を読んでもらえる」ことがあります。

どのような文章を書くにせよ、読んでもらえない文章は存在しないのと同じです。

しかも、「『何が』から『誰が』の時代へ」の記事内で「セールスライティング」のところでご紹介したように、人は「読まない、信じない、行動しない」という3つのNotという心理的な壁があります。

要するに、文章を書いただけでは、読んでもらえないのが現実なのです。

しかし、「物語」を語ることで、「読まない」の壁は簡単に超えることができます。

しかも「読まない」だけでなく、「信じない」の壁も超えてしまうため、セールスの分野だけでなく、様々な場面でスピーチをする時にも使われているぐらい「物語」は非常に重要視されているのです。

次のメリットとしては、「共感を呼ぶ」ことができる点です。

昨今、巷では「これからは、共感がとても大切である」といった論調を見聞きすることが多いと思います。

それは、今までの男性性の強い社会から、女性性の強い
社会へ変わっていっているからです。

そして「物語」を語ることは「共感を呼ぶ」ことができるのです。

なぜなら、人は物語を読んでいるうちに、主人公などのキャラクターに自分を重ねていくため、キャラクターの感情の描写に対して「共感」しやすいからです。

だからこそ、小説や映画や漫画・アニメというのは人を魅了しますし、感動を呼ぶこともできるのです。


学校の歴史の教科書って面白くないですよね。

私は年号と歴史の出来事を覚えるのが、本当に苦手でした。

それもそのはず、学校の歴史の教科書というのは、基本的に年号と歴史的事件を箇条書きで書いてあるのを、ただひたすら暗記するだけなので、面白みがないし、興味がわかないのです。

興味のないことを、ただ念仏のように覚えるのは苦痛でしかありません。

このように、歴史の教科書が面白くない原因のひとつは、「物語」が語られていないからだと思います。

例えば、私が学校の歴史の授業で「なぜ??」と?マークが頭にいっぱいついたのが、豊臣秀吉が行った「バテレン追放令」です。

教科書には、

「1587年 豊臣秀吉はバテレン追放令を出して、キリスト教を禁じた。」

という一文しかなく、バテレン追放令を出した背景や秀吉が何を考えていたのか、全く読み取ることができないのです。

しかも、秀吉の主君、織田信長はキリスト教を保護したのにも関わらず、逆に秀吉は日本からキリスト教を禁じた為、余計に秀吉がバテレン追放令をなぜ出したのか疑問だったのです。

この答えは大人になってから、ネットで知ったのですが、

当時の世界を見れば、スペイン王国が世界中に植民地を作っていました。日本もそのターゲットでした。

そしてスペインは、まずはターゲットとなる国にキリスト教の宣教師を送り込み、キリスト教信者を増やします。

そして、仲間意識が芽生えたところの油断を突いて、軍隊を送り込み一気に制圧するという方法をとっていました。

南米のインカ帝国やアステカ王国も、この方法で滅亡させられたのです。

そして、あの有名な宣教師フランシスコ・ザビエルは、日本を征服するため、スペインが送り込んだ急先鋒だったのです。

ザビエルはカトリックの中でもイエズス会という組織の創設メンバーの一人だったのですが、そのイエズス会は、なんと日本人の女性や子供を誘拐し、奴隷として諸外国に売っていたのです。

それを知った秀吉は激怒し、1587年にバテレン追放令を出しキリスト教を禁止することになったというわけです。

すなわち、秀吉は単なる差別意識でキリスト教を禁じたのではなく、キリスト教のイエズス会が組織的に日本人を誘拐していたので、日本人を守るためにキリスト教を禁止したのです。

このように、

ただ「1587年 豊臣秀吉はバテレン追放令を出して、キリスト教を禁じた。」と書かれるよりも、物語にした方がわかりやすいですし、興味も湧きますよね。

物語は人間の脳が理解しやすく、興味を掻き立てられるので、とてもパワフルなツールなのです。


物語には型がある

物語を語る重要性は理解できたけれども、一体何を勉強すれば良いかわからないと思います。

そのような方は、物語の「型」を勉強するのをオススメします。

物語には「型」があります。日本人に馴染み深いのは「起承転結」ですね。

子供の頃から4コマ漫画は起承転結で描かれていますし、作文を書く時にも、起承転結で書くように指導されたと思います。

コピーライティングにおいて「物語」を取り入れるというのは、この「物語の型」に沿って話を展開するという意味合いで使われています。

そして、「物語の型」というのは、古くは古代ギリシャの哲学者アリストテレスの時代にまで遡ります。アリストテレスは演劇を研究する中で、「三幕構成」というものを提唱したと言われています。

この「三幕構成」や、その発展系である「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」という物語の型は、世界中の神話に見られるので、言葉や民族や文化を超えて、人類普遍のものだと言えます。

そして、現在でも三幕構成やヒーローズ・ジャーニーは、映画で良く使用されている型で、特にハリウッド映画の多くがこの型を使っています。

ここでは三幕構成やヒーローズ・ジャーニーの詳しい話はしませんが、ネットで検索してもらえば、脚本家の必読本が出てきますし、Youtubeでも脚本家が素人にもわかりやすく解説してくれている動画もあります。

私が三幕構成を勉強する時に参考にした、Youtubeの動画のリンクを貼っておきますので、一度見ていただければと思います。


物語を語るオススメの使い所

最後に物語をどのように使えば良いか、オススメの使い所をご紹介します。

それは、

「自己紹介」

です。

自己紹介といえば、最終学歴や専門分野や実績などを、ただ羅列しただけのものをよく見ます。

しかしながら、それでは、あなたのプロフィールを情報として提示することはできても、先ほどの豊臣秀吉の例のように、読み手は興味を持って読んでくれませんし、面白いとは思いません。

それよりも、あなたの人生の一部を「物語」として描くことで、読み手は興味をそそられるのです。

なぜなら、その物語の中には、経験した出来事だけでなく、その出来事を経験した時の感情や葛藤や心の動きも表現されるからです。

すなわち、単なる情報ではなく、物語の中のあなたに読み手は人間味を感じると共に、リアルな現実感のある人間として感じることができるのです。

また、ファンタジーやSFなどのように、架空の物語を素人が描くことは難しいですが、自己紹介は紛れもなくあなたが経験したことを書き綴っていくので、リアルな感じや情熱や想いなどが感じられる文章が書きやすいのです。

そのため、自己紹介を物語として語ることを、私はオススメします。

ちなみに、私が初めてnoteに投稿した自己紹介の記事は三幕構成を使って書いていますので、読んだことがない方は一度読んでみてください。


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