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ライティングは1日にして成らず

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こんにちは、にょびたです。

学校が夏休みに入って少し経ちました。だからか、私がよく行くスタバでも子供を見かけることが多くなった感じがします。

「夏休み」といえば、家族で小学生から中学生まで10年間ぐらい毎年行っていた「キャンプ」が、楽しい思い出として記憶に強く残っています。

父親のお盆休みの間、家族や父の友達家族と共に、海辺のキャンプ場へ4泊5日ほどキャンプへ行っていました。

今ほどアウトドアは注目されていなかったですが、都会しか知らなかった、にょびた少年にとって、海や山といった自然の中に身をおく経験は、本当に楽しみがいっぱいでした。

その時の「楽しかった」思い出だけでなく、虫や台風などの「怖かった」思い出も全て貴重な体験として記憶していますし、思い返せば少年時代のように、今でもワクワクします。


さて、

コピーライティングやセールスライティングをはじめとして、ライティングと呼ばれるもの。日本語で言えば文章術にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

もしかしたら、ライティングのテクニックだけを勉強すれば、物やサービスが飛ぶように売れる様になったり、読者を書き手の都合の良い様にコントロールできるといったイメージを持ってないでしょうか。

ここまで極端でなくとも、ライティングが何か言葉の魔法の様なものと感じてはいないでしょうか。

私も昔は「コピーライティング」と言えば「どんなテクニックがあるのか?」とライティングテクニックにばかり興味がありましたし、テクニックをマスターすれば魔法のように簡単に成約率が上がるといった感覚を、無意識に持っていたと思います。

しかし、ライティングを深く勉強すればするほど、「テクニック」よりも「自分がどのように生きるか」「自分がどの様な人物であるのか」といった人生論が大切になってくると感じています。

そこで今回は、私のライティングに関する考え方の変遷を語っていきたいと思います。その中で、あなたのライティングの参考になればと思います。

この記事を読めば、本物のライティング力を身につけるには時間がかかることがわかるだけでなく、その為に何をすべきか理解することができるでしょう。


コピーライティングを学び始めて・・・

私がコピーライティングを学んだ教材は「初めまして元研究員コピーライターの、にょびたです。」でも書いた通り、「ネットビジネス大百科」でした。

「ネットビジネス大百科」の中でも、私が強く興味を惹かれたのが「Quest Formula」や「GDTの法則」のようなライティング・テクニックでした。

もちろん、「ネットビジネス大百科」の中でコピーライティングで一番大切なのは「Reserch」だと述べられているのですが、テクニックの方がわかりやすいですし、「これをやれば効果が出るんだ!」といった感じがしていました。

しかし、この感覚が原因でちょっとした勘違いにも陥りました。

ライティングテクニックはある程度、短時間で簡単に効果が見込めるのですが、あるレベル以上の文章を書きたいと思えば、それだけでは難しいです。

例えば、セールスレターで言えば、ビックアイデアと呼ばれる文章の企画の部分であったり、文章の内容そのものだったりといった部分でレベルの高い文章とそうでない文章との差が生まれるのです。

「ネットビジネス大百科」の中で、コピーライティングの部分の講師をされていた木坂健宣さんは「化粧品」について理解を深めるのに、実際に女性用の化粧品を購入して使用してみたことがあるとのことです。

また、コピーライターに必要なのは、様々な経験をしておくことだと木坂さんはおっしゃっていました。

なので、それからというもの、使ったことのない道を歩いてみたり、行ったことのないお店に入ったり、時にはウサギ飛びで階段を登ってみたり(笑)と、今までやったことのない事を意識的にやる様にしたのです。

このエピソードから何が言いたいのかというと、

レベルの高い良い文章を書こうと思えば、木坂さんのおっしゃる通り、様々な人生経験をしておくべきだということです。

しかし、事前にどのような経験が自分の文章にとって有益で、どのような経験が無意味なのかを事前にわかる人は誰一人いません。

その為、一見無駄だと思える経験でさえも一度は経験して、その時の感情や肌で感じたことを覚えておくことが大切なのです。


テクニックばかり追いかけるとどうなるのか

ここでは、「テクニック」ばかり追いかけると、どの様なことが起こるのかという事について、考えていきたいと思います。

あまりにライティング・テクニックばかり追いかけると「策士策に溺れる」ではないですが、浅い上っ面だけの文章になっていきます。つまり、文章が上滑りして、読者の心に刺さる文章が書けなくなるのです。

もちろん、ライティング・テクニックはとても大切です。

知っているのと、知らないで闇雲に文章を書くのとでは、文章の読みやすさや、内容の伝わりやすさが格段に違ってきます。

しかしながら、自分の中で腑に落ちていない事を文章に書いたりしても、読者は何かしら違和感覚えます。

また、これは下記の記事の中で少しご紹介したことがあるのですが、文章には書き手のオーラが付着しているので、そのオーラを読者は無意識に感じ取ると言う人もいます。

どの様な捉え方にせよ、書き手の中で腑に落ちた事を、自分の言葉で書かなければ、読者の心に刺さらないのです。

その為、テクニックばかりを追いかけると、一生懸命に頑張っているはずなのに、結果がいまいち残らないといった事が起こります。

その様な時には、書いた文章が自分の中で本当に腑に落ちた内容なのか?それとも、誰かが言っていることを腑に落ちないまま書いてしまっているのか?ということを自問自答してみるのをオススメします。

少し立ち止まって意識してみれば、自ずと答えが見えてくるはずです。


「ただの知識」と「腑に落ちた知識」との違いとは

以前「インプットがゴミなら、アウトプットもゴミ」でご紹介したように、人間は脳にインプットされた情報を元に様々な事をアウトプットしています。

そこから考えれば、書き手が「腑に落ちた」内容の文章を書くには、インプットされた「ただの知識」が「腑に落ちた知識」へと、書き手の中で変化しなければいけないという事になります。

では、「ただの知識」と「腑に落ちた知識」にはどの様な違いがあるのでしょうか?

私は、その違いとは「経験」だと思います。

「本で読んだ知識」や「人から聞いた知識」というのは、そこには「経験」というものがありません。ただ知っているだけという状態です。

そこに、自らの経験が組み合わさることで、「ただの知識」が「腑に落ちた知識」と変化します。もちろん、既にその知識に関して似たような経験をしていれば、知識がインプットされた時点で腑に落ちることもあります。

すると、腑に落ちた知識には、自分の経験と組み合わさっているので、その時の感情や、五感で感じた何かが含まれているため、文章で表現した時に自分の言葉で表現できます。だからこそ、リアルな感じを表現できるのです。

他方、

「ただの知識」を使って文章で表現しても、それは「情報を並べただけのもの」でしかないので、他人の言葉を使っているだけだったり、リアルな感じが出ません。

その為、読者は書き手が自分の言葉で話したり、リアルな感じが表現できていなければ、読んでいる途中で興味を失ったり、違和感を感じたりするのです。

なので、「腑に落ちた知識」を交えて文章にしなければいけないのです。

もしあなたが、詐欺師ぐらい嘘を本当の事として伝えれるスキルがあるのなら、腑に落ちていなくてもリアルな感じで伝えることができるかもしれませんが、そのような人は極々少数しかいません。

また、詐欺師ですら嘘がバレてしまうので、一般人には到底真似できる様なスキルではないという事です。

その為、何か他人に伝えたい事があるのなら「腑に落ちた知識」をベースに文章を書く必要があるのです。


泥臭く文章を書き続ける時期が絶対に必要

先ほど「腑に落ちた知識」をベースに文章を書くためには「経験」が必要と言いましたが、「腑に落ちた知識」と学んだ「ライティング・テクニック」が適切に統合された文章を書くには、とにかく泥臭く文章を書き続ける時期が必要です。

なぜならば、「結局『質』と『量』のどちらが、文章を書くのに大切?」でも書きましたが、「質」を求めるためには「量」が必要だからです。

まだ、お読みでなければ下記のリンクから一読してもらえばと思います。

ただし、この記事でも触れていますが、記事を書くのが目的にならないように気をつける必要があります。

例えばnoteで毎日投稿するとして、力の抜けたテキトーな文章で、毎日投稿することが目的になっては本末転倒だという事です。

ライティング力をレベルアップするには、常に今持っているライティングスキルをフルに活用して文章を書き続ける必要があります。

全力で文章を書く事が毎日できないのならば、毎日投稿ではなく、二日おきや週一回の投稿にするなど、一つ一つの記事に力を込めれる頻度にするべきだと私は考えます。

その結果、やり続けている間に、少しずつライティング力が付くのだと思います。

一度自転車に乗れる様になれば、ブランクがあっても自転車に乗れるように、

一度身についたライティングスキルは文章を書くときには、いつでも活用できるので、自分が納得するライティングレベルに達するまでは、文章を書き続ける練習が必要なのです。


ライティングは1日にしてならず

以上話してきたように、ライティングというのは学んだからといって、即座に効果が出るものではありません。

もちろん、ライティングを学ぶ前に様々な人生経験をしていたり、元から才能やセンスがある人は別ですが、一般的な人は必ず壁にぶつかる時がきます。

その様な時は、ライティングをレベルアップさせるチャンスだと捉えると良いと思います。

壁にぶつかっている時には、本を読んで「知識」を蓄えたり、その「知識」を「腑に落ちた知識」にするため経験した事のない事を「経験」したり、

ライティング・テクニックを自分のものにするため、文章を書く練習をしたりと様々な事をする必要があると思います。

「ローマは一日にして成らず」という言葉がありますが、

まさに、

「ライティングは一日にして成らず」

なのです。


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