Webライターのインタビュー・取材案件は準備から執筆までの工程が異常に多い:エッセイ
以前、エッセイの書き方について解説した記事を投稿し、たくさんの方に記事をお読みいただきました。ありがとうございます!
引き続き、Webライティング大学校としても定期的にWebライティングやWebライター、noteに関する話題をテーマとしたエッセイを気軽に投稿していきたいと思い、エッセイのコーナーを立ち上げることにしました。
エッセイは、見聞きしたことや感じたことなどを「自由な態度」で書いた文章です。
記事で解説した上記の定義をもとに、今後はエッセイを書いていければと思います!
今回は、私が過去にWebライターとしてインタビュー・取材込みの記事作成に挑戦して、準備から執筆までの工程が多くて割にあわないと思ったことを書いてみます。
私は基本的に企業から発注されたテーマ、キーワードを中心とした記事を書くことが多いのですが、クラウドソーシングサイトでスカウトをされたことがきっかけで、インタビュー・取材込みの記事作成の業務を受注したことがあります。
当時、インタビュー・取材込みの記事作成は初めてだったので、相場がわかっていませんでした。通常よりも文字単価がかなり高く、引き受けて損はしないだろうと思い、契約を結んでしまったのです。
ところが、インタビュー・取材込みの記事作成は、とにかく準備から執筆までの工程が多いです。途中で引き受けたことを激しく後悔しました…。
ザっと思い返してみると、具体的な工程は下記の通りだったと記憶しています。
指定されたキーワードをもとにGoogleドキュメントで構成を作成する
専門家に質問したいことをGoogleドキュメントに記入して構成とともに提出する
発注者からのフィードバックに基づき修正して再提出する
構成と質問事項が決定したとの連絡を受けたあと、インタビューの日程を発注者を通して調整する
Web会議ツールでインタビューの前に発注者と事前打ち合わせ
Web会議ツールで専門家から記事テーマに関する事業の説明を受ける
Web会議ツールで専門家にインタビューを実施する
Web会議ツールの録画を確認しながら事前に作成した構成を微調整して提出する
構成が確定したあと記事の執筆をスタートする
発注者に初稿を提出する
フィードバックに基づき修正して再提出する
校了の報告を受けたあとクラウドソーシングサイトで納品処理をして検収をしてもらう
どうでしょうか?
準備から執筆までの工程が多いのはもちろん、報酬が発生するまで気が遠くなるような工程ではないでしょうか。
私は、インタビュー・取材が始まる前の準備段階で赤字になることに気づき始め、自分をだましながら当日に向かって準備をしていました。
しかし、インタビュー・取材後にも構成の微調整が入るなど、いつまでたっても執筆が進みません。契約前に聞いていない工程がとにかく多いのです。
インタビュー・取材後に、クラウドソーシングサイトのスレッドで、辞退の旨を書いては消してを繰り返しました。
ただ、クラウドソーシングの評価が落ちると今後の受注に支障をきたします。インタビュー・取材までして契約を辞退する勇気はありませんでした。インタビュー・取材の経験を積めることが最高の対価だと言い聞かせ、泣く泣く最後までやり遂げることを決意します。
結果として、ほかのテーマも同様のインタビュー・取材をお願いしたいと連絡を受けましたが、即答で辞退することにしました。
インタビュー・取材を専門としている方であれば、工数をしっかり見積もって損をしない案件を受注できるのでしょう。ただ、インタビュー・取材の初心者が受注するときは、本当に注意したほうがよいと思います。
もし受けるのであれば、工程ごとに必要な金額を細かく提示することが不可欠です(次回スカウトを受けることがあれば、必要な金額をありのままに提示しようと思っています)。
いずれにせよ、経験の少ないWebライターがインタビュー・取材込みの記事作成を依頼されたときは、安易に受注しないことをおすすめします…!
※Webライティング大学校はAmazonのアソシエイトとして適格販売により収入を得るプログラムに参加しています。
この記事が参加している募集
読者に価値をお届けできるよう、一つひとつの記事に思いを込めて執筆しています。記事が役に立ったという方はぜひサポートをしていただけると励みになります!