見出し画像

【序章】ヘタレの私でも働きやすい職場をギリギリまで追求することに決めた

6月末で前の職場(派遣)を退職しました。
次の仕事探しは5月中旬から開始しましたが、コロナウイルス感染拡大の影響で求人倍率が上がり、現状決まっていません。
正直、経済的な意味では8月までに始めなければ、まずい状況です。

しかしこんな状況でも敢えて条件を落とさず、自分にとって働きやすい職場だけに絞るとどうなるのか? を検証したいと思います。

理由はひとつ。ヘタレだからです。ヘタレが働きやすい環境を追求したいと思います。

弱い。弱すぎる。

先週、久しぶりに面接に行きました。
面接の内容や結果より、何よりも驚いたのは、自分の体力のなさ。たった1日電車に乗って面接に行っただけなのに、3日くらい足の裏が痛い。1週間も眠くてだるい。激弱です。なんというヘタレ具合でしょう。

でも、いいのですこれで。
そんなヘタレな自分を認め、働きやすい職場を追求してみたいと思います。

合わない靴に無理やり自分の足を合わせて、靴擦れするような働き方をする時代はもう終わった。
最初にこう思ったのは、前の前の前の職場(10回くらい転職しています)だったでしょうか。

その後、前の職場では4か月のフルリモートを経験し、自分には在宅ワークが向いていると知りました。予想どおりでした。

コロナ渦での就職難

私は技術職であることもあり、(派遣の場合)普段なら1〜2社面接を受ければ就業先はすぐに決まっていました。しかし今回はコロナの影響で求人倍率が上がり、そうはいきません。

途中から数えるのをやめましたが、既に70社はエントリーしたと思います。
これで多少なりとも、今回の就職難のやばさが伝わるでしょうか。

勿論「スキルが高ければどんな状況でも仕事は見つかる、私のスキル不足だ」という思いもあります。しかし、自分を責める暇があるなら、今自分のでき得るベストを尽くすべき。「他の候補者と比べてスキルがどうの」という話は一旦置いておきます。

テレワーク普及率と採用状況

これまでの実感ですが、私の職種においてテレワークを実施している企業は40%弱くらいでしょうか。仕事を探し始めた5月中旬に比べると増えている印象ですが、まだまだ完全出社の企業もあります。

また、企業側は売り手市場となり、1つのポジションに対して以前より多くの候補者を選考していると感じます。職種にもよると思いますが、以前は「他の派遣会社の候補者も選考しているから数日待ってください」というようなことはほぼなかったのですが、現在はほぼ毎回そのような状況です。

更には派遣会社の営業曰く、全体の中でも私の職種の求人は減っているとのこと。

私の現状

私は現在、派遣の仕事を探しながら、7月から始めたライター業と、依頼のある時にはイラストやデザインの仕事をしています。とはいえ、まだこれだけで食える状況ではありません。

自己都合退職のため、まだ失業保険は下りませんが、下手すればこのまま、失業保険が下りる時期まで仕事が決まらない可能性も見えてきました。※そんな時期まで決まらないとまずいのですが……

自己都合とはいえ、そもそもコロナの影響での社内環境悪化が要因だったことなどから、先日ダメ元でコロナ関連の給付金を申請しました(審査中)。これは自己都合なので無理だろうと思い、ごく最近まで申請するつもりはなかったものです。

今後の活動方針

応募する派遣求人の条件は、以下の3つとします。

1.週の半分以上がリモートワーク(フルリモートが望ましい)
2.単価は自分の中の最低ラインを譲らない
3.職種は自分の専門内

これは革命なのです。
お金のためにやりたくない仕事をやるのか、やりたい仕事を快適な環境でやるのか。

正直、求職中何度も「もうこの職種じゃなくてもいいから、お金のためにひとまず別の仕事をしようか」と迷いました。しかし、候補となるその「別の仕事(経験あり)」は私にはかなりストレスフル。しかも、出社必須。
当面のお金のために腰かけた仕事のストレスにやられて、フリーの仕事や勉強にまで支障が出るのでは本末転倒。だからギリギリまで、ちゃんと自分の専門の職種で就業先を探すことに決めたのです。

「私はヘタレだ」と認めた

前の前の職場で働いていた頃、私は初めて「自分はヘタレである、それでもいい」と認めました。

元々私は体力があり、タフであることを自負していました。それが自信につながっていたのです。
学生時代から、常に相手の予想を超える200%以上のものを出すために、無理はいとわなかった私。そんな私が自分の弱い部分や、キャパの狭い時もあることを認めることができたのは、とても大きなことでした。

お給料が減ってもいい。休みたい。

そこに転職する前、大病を患いました。そして人生初の入院生活で体力が落ちた状態での、異業種・異職種転職。
職業柄、弱った体で夏の暑い中、屋外をうろうろ。顧客の飛行機の都合でいつ終わるか不明な残業の毎日。

「お給料が減ってもいい。評価されなくてもいい。休みたいです。もうヘタレだと思って頂いていいので。というか、ヘタレなので。」ある日私は、斜め後ろに座っていた社長に話しかけました。

そこから私は、自分がヘタレだと認めることができ「無理をしすぎない」という当たり前のようで難しいことが、少しずつできるようになったのです。

リモートワークの方針でわかる企業の本質

画像1

字が汚い。

前職で初めて「会社勤めにおけるリモートワーク」を経験しました。私は派遣社員でしたが、就業先の企業は外資系でとても柔軟。早い段階から派遣社員を含めフルリモートが導入されました。

しかし日本には未だに、リモート可能な職種でも出社を義務づけている企業が多くあります。全社的に出社している企業もあれば、リモートワークをする社員の代わりに、派遣社員を出社させるという方法をとっている企業もあるようです。←これは完全に、意味不明です。

初期業柄リモートワークができない職種については、やむを得ないと思います。しかし、フルリモートをやってみて、多くの職種はリモートワークが成立すると感じました。そんな中で企業がどのような働き方を推進するか。

リモートワークを導入しているか否かではなく、導入していないなら、その理由。それによって企業の本質が見えてきます。

リモートか否かではない。その「理由」が本質。

「社員を信用できないから」リモートワークをさせないのか。ネットワーク上の問題か。全員にPC を支給する費用を、人命より優先しているのか。

ほんの数か月仕事探しをしただけでも、これに関して多くの企業の考え方を目の当たりにしました。
「正社員はリモートワークしているけど、派遣社員は例外」という企業では、どんなにお金に困っても働く気になれません。※幸い、私が面接を受けた中にはこのような企業はありませんでした。

勿論、現在リモートワークしていても、オフィスを断捨離した一部の企業を除く多くの企業では、コロナ収束後は徐々に出社になるだろうと思います。しかし、リモートで新しい仕事に慣れていけることや、上記のとおりの企業の体質を見分けるために、リモートワークを導入している職場にこだわることには意義があると思うのです。

これが、リモートワークができる職場を諦めず探そうと思ったもうひとつの理由です。

最終的に目指す働き方はフリーランス

仕事を辞めた直後、現在師事している師匠に出会い、すぐにライティングの仕事を始めました。(ちなみに「書くことが好き」だと初めて気付いたのは、昨年末のことです。)

過去に一度、私はイラストとデザインでフリーランスに挑戦して挫折しています。本来、数年間の会社勤めを経験してからフリーになる予定だったのに、就職に失敗してあまりに仕事が安定せず、予定外に突然フリーランスになったのが敗因でした。

私は、一度挫折したフリーランスへの道を再び歩き始めることとなりました。兼業から徐々にフリーに移行する予定です。

自由に働いて生きると決めること

もう一度言いますが、革命です。

「普通」なんてものは存在しませんが、「普通」に考えたら「ひとまずなんでもいいから生活するために仕事をやろう」と考えがちです。
そこをいかに妥協せず踏ん張って、理想の働き方を追求するか。これは人生をかけた実験だと思っています。

今までの、自分の気持ちを押し殺して無理して働くというやり方は通用しない時代に入りました。私だけではありません。宇宙の摂理です。

今回の失業には他にも様々なことが重なり、正直私はどん底です。しかしこれを、今一度好きなことを働きやすいやり方でやる挑戦をするチャンスと捉えます。

長い予告になってしまいましたが、今後、経過報告や検証結果をここで共有します。職種に関係なく、働き方に迷う人が読んで勇気が出るような結果にしたいと思います。


↓つづきはこちら
ヘタレの私でも働きやすい職場をギリギリまで追求することに決めた。(1)(2)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?