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フリーランス保護法って…。自分で自分を守れなきゃダメでしょ。。

おはようございます、ひらっちです。やばい、めちゃくちゃ忙しい…。年度末で色々とひと段落すると思いきや、新年度もスタートから怒涛の原稿ラッシュ。こちらをこなしながら農業の方では収穫作業に突入!

そんな全く余裕がない中で、地元商工業者や大学とのコラボ企画も始動…と、まさに「死にそう」を絵にかいたような状況が続いております。それでもGW期間中は少し落ち着きそうなので、何とかnoteを数本更新したいな。

仕事がめっちゃ大好きな僕には、おそらく「FIRE」の「RE(早期リタイア)」は絶対に訪れることはなさそうです(^^♪

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中。…といっても最近全然ネタを出せておらず。。。編集部の皆さん、すみません!GW中には企画を考えてお出しします<(_ _)>

■フリーランス保護法が成立したみたいですね!

あらためまして、ひらっちです。今日は「フリーランス」をテーマに書いてみようと思います。

うちの主力作物であるタマネギの収穫時期と、ライターの大型案件、さらには自宅・事務所の引っ越しなどが重なり、かつてないほど慌ただしい年度末・年度初めを過ごしている間に、世の中にはいろんな動きがあったようですね。

このGWは、そのあたりを色々と回収しながら記事をいくつかアップしたいと思っていますが、フリーライターとして注目すべきトピックの一つがこちらです。

以下、冒頭の部分を引用しますね。

組織に雇われず個人として働くフリーランスを保護する「フリーランス・事業者間取引適正化法」は28日の参院本会議で可決、成立した。業務を委託する企業側に報酬額の明示などを義務づけ、立場の弱いフリーランスが不利益を被らないようにする。来年秋までに施行される予定だ。

どうやらフリーランスを保護するための法律が可決され、企業側に色々な制約を義務づけるようです。「なぜ法律が必要なの?」という解説については、以下の記事に詳しく説明されているので、詳しく知りたい方はご一読されると理解が深まるかもしれません。

上の記事をざっくり要約すると、ここのところ、国は新しい働き方の一つとしてフリーランスの活用を推奨してきたけれど、実態を見てみると、かなり弱い立場の人たちが多く、そういう人たちをきちんと保護しましょうね、という趣旨らしいです。なるほどねぇ~。

■そもそも「保護しないといけないフリーランス」って必要ありますか?

フリーランス保護法に対する僕の所感をお伝えすると、「あれ?そもそもフリーランスって、国から保護されるような弱い存在だったっけ?」というのが正直なところです。

だって、フリーランスなんでしょ? 昔で言えば、どこにも属さない傭兵、スポーツでいうところの「助っ人外国人」みたいなもんでしょ? そもそも「弱い助っ人外国人」なんて、いらなくないですか?(笑)

「フリーランスで食えない…保護してほしいよ~」という気持ちは分かります。楽したいのが人間の性ですから。でも、相手から「ぜひ仕事をして欲しい」と言われないようなフリーランス、保護が必要になる「明らかに実力不足」の人は、そもそもフリーランスになっちゃダメでしょ。

厳しいようですが、それが現実だと思います。

別にサラリーマンに戻ってもいい。残念ながら「自分には一人でやるだけの実力も覚悟もなかった」とすっぱり諦めて、もう一度会社員に戻るのが身のためだと僕は思います。

■フリーランス保護なら、マッチング業者を何とかした方がよくない?

フリーランスを保護するのであれば、メスを入れるべきは、むしろこちらの方だと思います。上の記事から再び引用しますが、

フリーランスは本来、高い専門性を持ち、企業と対等な立場で交渉できる存在と考えられてきた。しかし、ITの発達で企業と個人とのマッチングが容易になり、近年、宅配ドライバーや料理宅配サービス「ウーバーイーツ」など雇用に似た働き方が広がってきている。

この「ITの発達で企業と個人とのマッチングが容易になり」という部分。ここがポイントです。例えば、皆さんもお馴染みのネット上で色々な仕事をあっせんする業者に対して、

「社会常識に照らし合わせて、著しく最低賃金を下回るような案件を斡旋した業者には、公正取引委員会などが立ち入り検査や勧告、命令、社名公表などを行い、従わなければ1案件ごとに50万円以下の罰金を科す。」

みたいな法律を作れば、一気にフリーランスの単価は改善すると思います。フリーランスの絶対数は減りますが、食えないフリーランスが一気に消え、健全な取引が増えるはず。ぜひ国には検討してみて欲しいですね。

だって、こういったサービスがあること自体が、最低賃金以下の労働の隠れ蓑になっている、かつ、日本人の生産性が上がらない要因の一つになっているわけですから。国には早急に対応策を講じて欲しいものです。

■まとめ

いかがでしたでしょうか? 「ひらっちさん、保護が必要なら去れって…。そんな厳しいこと言わないでよ…」という方もいるかもしれませんが、でも、フリーランスというのは、自分で食べていけて当然。というか、それができないなら、そもそもその資質がないわけだから、早めに退出した方がいいです。

自分なりの撤退時期をあらかじめ決め、ダメならスパッと会社員に戻る。そんな潔さも大事。引き際を誤ってズルズルいくと、人生において取り返しのつかない致命傷になりかねないのでくれぐれもご注意ください。

そのあたりは、この過去記事を読んでもらえると分かりやすいかもしれませんね。

とはいえ、常識的にちゃんと頑張れる方であれば、フリーランスで食べていけないなんてことにはそうならないと思いますけどね。

コロナ禍で大量にばらまかれた「ゼロゼロ融資」が「本来であれば退場しないといけないゾンビ企業を増やしている」という指摘がありますが、フリーランス保護法もこれと方向性は同じ。生き残れないフリーランスを変に延命させるのは、本人にとっても良くないことだと僕は思います。

取引相手と色々と交渉できないのであれば、それはかなりまずい。それくらいに思っておくのが正解です。

ちなみに僕、めっちゃ文句言っていますから(笑)。何なら取引先の制作会社を飛び越えて、エンドユーザーと直接ギャラ交渉したこともあります。

「あんまり無茶言うなら、ぶっちゃけギャラが安すぎるんで、辞めさせてもらっていいですか?」と直談判したところ、「お互いに効率よくやりましょう」とより良い形で仕事を進めることになりました。

商売というのは、Win-Winの関係を築くのが基本。どちらかが弱い立場にあるというのは本来の姿ではありません。両者がメリットを感じるから取引が続くのであって、強い立場を利用して圧をかけてきたり、下請け業者と良好な関係を築こうとしない企業とは、こちら側から縁を切る。それくらいの強いフリーランスを目指してくださいね。

じゃあ、強くなるにはどうしたらいいの? そんな声も聞こえてきそうですが、そのあたりは長くなるので、また別の機会に詳しく説明します。キーワードは「実力を上げる」「取引先の分散」「余裕資金の確保」あたりかな。

「GW期間中にそのあたりをアップデートしたい!」という方は、下記の過去記事なども参考にしてみるとヒントになるかもしれません。よろしければぜひ!


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