小説家になって億を稼ぐことはできるのか?
こんばんは、ひらっちです。今日は朝から雨。できれば農作業をしたいと思っていましたが難しそうだったので、朝のうちに少しだけ原稿を書き、その後は自宅でのんびり過ごしました。たまにはこんな1日もいいもんですね。
<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
■ライターと小説家。同じ文章を書く仕事ですが、似て非なるもので・・・
あらためまして、ひらっちです。今日は「お金」「ビジネス」について書いてみようと思います。
僕は24歳でフリーライターとして独立し、その後はずっとこの仕事を続けています。平行して農業もしているので、すべての労働時間をライターに費やしているわけではないですが、それでも全体の8割くらいは「書く仕事」に使っています。
一般の方が「文章を書く仕事」と聞いて最初に思い浮かべる職業といえば、やっぱり「小説家」でしょうかね。
僕も学生時代には、小説家に憧れていました。なんだかカッコイイですもんね。ライターも、文章を書く仕事であることは間違いないですが、ライターと小説家は似て非なるもの。いや、「似ている」とも言えないぐらい異なる職業だと個人的には思っています。
というわけで、小説家のお仕事事情については全く門外漢の僕ですが、先日、本屋さんで面白そうな本を見つけたので読んでみました。
小説家の松岡圭祐さんが書かれた『小説家になって億を稼ごう』という本です。もう、タイトルがすごすぎる(笑)
■すげえ、1億円を突破した確定申告書が載ってる!
この本、「はじめに」から衝撃的な画像が出てきます。なんと、松岡さんの確定申告書が掲載されているのです!
キャプションには「筆者(松岡)が初めて年収1億円を超えた年の確定申告書」と書かれています。すごい、ホントに1億円を突破している!
松岡さんがこの本を書いたのは、「本当は小説家は儲かる」という事実をちゃんと伝えたいという想いからだそうです。「小説家は儲からない」という風説が広まると、せっかくの才能ある人々が小説家になるのを断念してしまう。それは、出版不況に拍車を掛けてしまうという危機感からのようです。
詳しくはぜひ本を読んでいただきたいですが、印税の交渉の話とか、編集者とのやり取りとか、「え?ここまで書くの?」という内容がてんこ盛り。「本を出したい」「小説を書きたい」という考えが全くない方だと役立つことは少ないかもしれませんが、それでも「小説家ってこんな仕事なんだ」と初めて知ることが多くて、読み物としてもなかなか面白いと思いますよ。
この本を読んで思うのは、「やっぱり売れている人というのは、業種に関わらず、売れるべくして売れているんだなぁ~」ということ。小説を書くという作業を、ここまでロジカルに考えて言語化できるのが、純粋に凄いなと思いました。まぐれ当たりではなく、コンスタントにヒットを出していらっしゃるわけですから、当たり前といえば当たり前なんですけどね。
■まとめ
日本人は、本当は儲かっているにも関わらず「儲かっていないですよ・・・」と謙遜するのが「美徳」だとされがちです。この本を読んで感じるのは、同じ出版業界にいる者として、松岡さんのように「ちゃんと稼いでいるよ!」と言うことって、本当に大事だなということ。
もちろん「ちゃんと稼ぐこと」が大前提ですが、僕もこうした姿勢は見習いたいものです。若い人たちに「自分も目指したい!」と思ってもらうことって、どの業界においても大事なことですからね。
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